このブログが更新される頃には、そこそこ時間が空いたと思いますが、Consolationは4回戦で敗退しました。

 

1~6戦まで全て先手番が勝っており、後手であること以外に明確な敗因が思いつかなかったのですが、そんなことを言っていること自体が実力不足に違いないので(次の対戦予定もなく時間があるので)、振り返ってよく考えながらブログに書き残すことにします。

ということで、はっきりと結論・出口が見えないまま文章を書き始めており、いつも以上にだらだらとした長文が続くんじゃないかと思いますが、役に立ちそうなところだけ適当に読み飛ばしてください。

  • 1戦目

※植民地-屋敷場

先手 初手:望楼-(せっかちな)鉱山の村

 

呪いを廃棄する手段がほぼない(望楼リアクション、農地獲得時のみ)。

すなわち、呪いをたくさん受け取った方が負ける。

 

ということで、序盤は呪いをめぐる駆け引きが最優先。

望楼-望楼スタートも考えたけど、相手の1Tが銀貨だった(2巡目にトリックスターをプレイされることはない)ので、2Tせっかちな鉱山の村を購入して2巡目のトリックスター購入を確定させる。3Tは運よく、鉱山の村を廃棄しなくても5金出せた(銅5屋1)。

 

他方、相手の2Tは戦闘計画。トリックスターの購入を見据えているのかもしれないけど、初手が銀貨+キャントリップだと、5金出す(トリックスター購入)競争に出遅れるんじゃないですかね。(と思ったけど、4Tで5金出された。)

そして、相手は望楼よりも先に牧羊犬を先に集め出す。アクションも増えるし(鉱山の村)、呪いを廃棄するよりもドローに転嫁しようという考えのようだ。

 

しかし、上述のとおり今回は、獲得してしまった呪いはほぼ間違いなくゲーム終了までデッキを邪魔し続ける。それを避けるためには、呪いを受け取った時の望楼リアクションしか対策はない。望楼に全力を出して、それから牧羊犬を獲得すればよい。

(ちなみに、牧羊犬リアクションでリシャッフルが入らなければ、引いてきた望楼でリアクションできる。逆に言えば、リシャッフルが入りそうならリアクションの順番に要注意。)

 

特に序盤は、相手がトリックスターをプレイする可能性があるか、自分が望楼を手札に引く可能性があるか、という観点からデッキを管理する(例えば、6Tは「銅3屋1望1」の手札で、望楼をプレイせず3金で望楼を購入→デッキトップへ。)。

この作戦がうまくいき、呪い獲得枚数は自分1枚VS相手4枚(5枚廃棄された)で分かれて、圧倒的優位に立つ。

 

その後、相手は射手や将軍によるアタックを入れるが、射手は望楼に対しては効果がいまひとつ(望楼は捨てられることにならないし、ダブっているアクションを捨てられても痛くない。)。将軍に対しても、望楼は何枚もプレイする必要ないし、鉱山の村は廃棄してしまえば(プレイされている枚数に含まれないので)3枚目以降もプレイできる

そもそも購入権が増えないので、デッキを引き切る必要もなし。鉱山の村を使いながら白金貨を獲得して、望楼リアクションでデッキトップへ。更にトリックスターで使いまわし。

植民地を先行したら、追い付かれないように道路網を購入しておき、一定の点数を確保しながら安定して逃げ切り。

 

  • 2戦目

※属州-避難所場

 

後手 初手:屋敷(納屋廃棄)-旗手

 

2-5スタートだったけれども、最初に思いつく「パス-辺境伯」は自信が無かった。

3Tで辺境伯を引ければよいけど、4Tで辺境伯を使うとリシャッフル入っちゃうし、確実に5金が出るわけでもない。

むしろ早めに、唯一の圧縮手段である仲買人を買った方が得策、展開次第では銀行家連盟も視野に入れればいいんじゃないか(旗手とか、獲得時効果が終わった後の散兵を廃棄すれば、好意はそれなりに溜まりそう)。

なので、2Tは仲買人を買うつもりで納屋を屋敷にする(1コスト上げる)。他方で、相手の初手は銀貨-旗手。

 

相手が旗を買ったのに対抗して、やっぱり2Tは辺境伯だったんでしょうか。多分、正解はそうなんでしょうね。

しかし私は、辺境伯を買っても引いてくる自信が無かった(もはや理屈ではなく直感)。

それに、相手も2枚目の旗手は買いたくないでしょう、と、2Tは仲買人を買わずに旗手購入に変更。

 

こんな序盤でしたが、振り返って考えると、初手(2-5)の正着は「技術者-銀貨」でしたね。「技術者-技術者」でもよかったかもしれない。

技術者を集めながら吟遊詩人も集めて、5金出たら辺境伯か策士も入れて、ビッグターンで技術者を一気に廃棄して凱旋でVP大量獲得、これが最善策だったと思います。旗手とか散兵とか、そんな小手先のつばぜり合いに気を使っている場合ではなかった。

 

実際の進行に戻ると、私の3Tは(旗の効果でリシャッフルが入るのを見越して)金貨を購入して金量補充。やっぱり、ここも辺境伯の方が良かった。

相手の2巡目3‐4Tは、どちらも5金出て辺境伯を購入。そうなると、アクションを増やす吟遊詩人の取り合いになると見て、4Tの購入は技術者。

5Tに散兵を購入して、その後も散兵アタックができるときは散兵を購入しながら、吟遊詩人を優先的に集める。おかげで、仲買人を買うタイミングを逃していますね(一応、10Tに買ってはいる。)

 

このように中盤も安定せず、結局吟遊詩人をガメることもできず(相手に4枚取られた)、引き切りが安定している相手に比べて敗色濃厚。

属州の獲得では追いつけないとみて、凱旋での屋敷獲得を絡めた3山逃げ切りを目指して最後の抵抗に移行。技術者廃棄→凱旋で少しずつVPを稼ごうとしたけれど、相手はほぼ引き切って(辺境伯で購入権も増えて)からの凱旋購入ができるので、すぐに追いつかれしまう。

 

最初から方針が見えず、最後まで良いところがなく敗北。

 

  • 3戦目

 

※属州-屋敷場

 

先手 初手:漁師-狂信者

 

今回も廃棄がないので、農民を成長させるよりも廃墟を押し付ける方が優先。

せっかくの2-5なので、1Tは農民ではなく漁師を購入。

 

2巡目は狂信者を集めたいので、3Tで港町を購入。4Tは狂信者でリシャッフルが入ったので、農民を購入したのは5T。

それでも狂信者のドローでデッキが回るので、7Tに兵士、9Tに脱走兵、10T門下生、12T教師へのトラベル成功。

 

廃墟を撒き終わった後も、教師で+1金トークンを載せて安定した金量を確保。

序盤の引きの良さと廃墟枚数で大きく引き離したので、逆転の機会を与えず安定して逃げ切り。

 

 

  • 4戦目

※属州-屋敷場

 

後手 初手:銀貨-回避×2

 

今回も廃棄が少ない(取り壊しのみ)なので、呪いを撒きあう勝負と見た。

3Tで確実に5金以上出してリシャッフルをしたいので、2T4金は回避を2回購入して、3Tの手札を銀1銅4に確定。

 

相手も似たような考えのようだが、銀貨-回避+法貨の初手。呪いを撒かれたらコンボが続くような展開にはならないだろうし、山札1枚分損するんじゃないの、と思ったのに、結果論としてはこの法貨があったせいで負けた、みたいです(たまたまそうなっただけだと思っているんだが、相手にはそんな未来が見えていたのだろうか)。

 

3Tでトリックスター購入、4Tでは引けなかったけど5金出たのでトリックスター購入。

5Tでトリックスターをプレイしながら、埋葬でトリックスターをデッキ底(次ターン手札)へ。

 

これだけ呪いを撒きを最優先にさせたのに、相手の引きも良く、王家のガレー船とトリックスターが揃ったせいもあって呪い撒きは4vs6で押し負ける。やっぱりアタックは先手の方が有利だ。

 

ここからは、購入権が(イベント購入以外では)増えないので、属州を取ったもの勝ち。2VP負けている分、属州か公領を1枚多く買わないといけない(後手で1ターン少ないのに)。

埋葬でデッキ底に金、金、銀、トリックスターを揃えて確実に属州を買うという小技を駆使。また、どうせデッキが何度も回らないので、金貨ではなくて略奪品で十分、と、5金しか出なかったターンは略奪を購入する。(これで相手の8金も潰せた。)

 

この当たりで逃げ切れたかな、と思ったあたりからなかなか金量が集まらなくなり、更に相手も同じことを考えていたのか真似されたのか、相手からも略奪をプレイされて属州獲得を阻まれる。呪いの差の分だけリシャッフル(埋葬の積み込み)も遅れ、相手に追いつかれていつの間にか負け。

 

ちなみに「法貨があったせいで負けた」という出来事ですが、属州1枚に届いた方が勝ちというにらみ合いになった最終版、相手はトリックスター(法貨呼び出し)トリックスターをプレイし、(公領を獲得した上で)金貨・銀貨を次のターンに送り、埋葬で略奪品をデッキボトムに置いて8金を確定した、という詰み筋をくらいました。

この法貨がなくても、ジリ貧だったような気はしますが。

 

  • 5戦目

 

※属州-屋敷場

 

先手 初手:置き去り-隊商の護衛

 

ビッグブリッジを組めと言われているサプライ。しかも先手。さすがにここは勝たせてもらいます。

まずは圧縮・ドローをしないと始まらないので置き去り購入。

相手は初手3金で銀貨を買っていましたが、5金を出して拷問人購入を優先したのでしょうか。

しかし、呪いが手札に入っても置き去りで廃棄できるし、拷問人ロックを食らったとしてもセイレーンで手札8枚から始められるので、拷問人を買う必要は全くない(ドローとしても、地図作りの方がリアクションも含めて使い勝手がよい)。

 

なので、私の初手はセイレーン又は置き去りによる廃棄素材としての隊商の護衛。

3Tで「隊・屋・銅3」の手札から無事にセイレーン獲得。

この動きを踏まえてかは分かりませんが、相手の3T、5Tの5金は、橋の下のトロルでした。

 

その後、コンクラーベ、橋の下のトロル、2枚目のセイレーン(2枚目の隊商の護衛を購入して廃棄)とパーツを集め、順調にビッグブリッジ構築に向かう。強いていれば、持続カードが多いので、コンクラーベでアクションが少し増えにくい。山村を入れるのが少し遅かったので、少し手札をプレイしきれないターンもありました。もう少し早く構築できたかも。

 

カエルの習性も使いながら、橋の下のトロルをまとめてプレイし、14Tで属州2枚を買った上で地図作りを集めて逆転の可能性を阻止。少なくなった3山を枯らして逃げ切り。

 

  • 6戦目

 

※属州-屋敷場(家宝:革袋)

 

後手 初手:銀貨-実験

 

購入権があまり増えない(革袋と市場跡地のみ)ので、属州購入のスピード勝負と見た。

死の荷車もrice brokerもあるので、廃墟が邪魔にならない、むしろ廃墟でもいいからアクションカードをください。

Gatherで実験+死の荷車+rice broker獲得も見えるので、無理やりでも7金、あわよくば8金(王子)を出したい。

 

相手の初手も同じ銀貨-実験。しかし、相手の3T5金は拡大。拡大で屋敷を実験にして、とにかく実験を集める方針のよう。

私は3T5金でrice broker。4T革袋あり6金は、rice brokerで銅貨が減っても7金確保できるので、実験を2回購入(4枚獲得)。そのおかげで予定どおり5TでGatherの購入に成功。もうこれで買ったつもり満々でした。

 

6Tは相手も8金出たけど、Gatherではなく王子を購入。私も死の荷車で8金を出すが、まずは属州ではなく王子を購入。

8Tで王子をプレイして死の荷車を脇に置く。廃墟を補充し続ければ、毎ターンアクション1枚くらいは引くだろうし、いざとなったら死の荷車を廃棄すればいいんでしょう。

 

しかし気付いていなかった、現在の王子では、プレイしたカード(死の荷車)自体を廃棄することはできない。すっかり忘れててました。

 

他方で、相手はしっかりと王子で実験を脇に置く。2枚目の王子も同じ。その間に死の荷車・廃墟も買いつくされ、いつのまにか毎ターン手札「9枚3アクション」から始まるビッグターンになっていた。

とはいえ、金量が出ても逆転できないでしょう、と逃げ切りモードでいた私を尻目に、革袋と市場跡地をプレイされた上で、属州3枚獲得により逆転される。誰だよ、購入権が増えないからコンボしなくていいって言ったやつは(自分)。

 

王子でチョンボをかましましたが、それがなくても逃げ切れなかった展開だと思います。革袋1枚(なんなら市場跡地1枚)でも、購入権があるのとないのは全く違う展開になるんですね。

  • 7戦目

 

※属州-屋敷場

 

先手 初手:道具-銀貨

 

言い訳でしかありませんが、寝不足もあり急遽決まった7連戦ということもあり、この頃には思考力がかなり低下していました。

 

そんな自覚もあったので、まともにコンボを組んでも勝つ自信がないし、このサプライから効果的な戦略を何も思いつけませんでした。

手札枚数を増やす手段が岩屋と道具しかないし、道具で手札を脇に置いたら岩屋との相性はよくないんじゃないの?じゃあ、村系がいっぱいあってもコンボにはならないんじゃないの?と。

 

それならば、先手を取ったことだし、いわゆるトリプルギアで12T属州4枚くらいを確実に獲得して、それで負けたら仕方がない、と運を天に任せることにしました。

ちなみに、いわゆるトリプルギアだと初手は道具-道具とすべきですが、配達もあるので上振れも期待して道具-銀貨にしました。3T5金は、配達+道具としたので、結果的にはほぼトリプルギアに近いですが。)

私のデッキ回しは多少まごついたものの12Tで属3公1でしたが、相手に属4+3山枯らされて負けました(12Tで属州を買えたとしても、3山枯らす余力で公領なり屋敷なり買われていたでしょう。)。

私の展開はトリプルギア以上でも以下でもないので、相手の動きを見ていきます。

 

まず、初手は道具-配達+岩屋。

3Tで岩屋をプレイしつつ、2枚目の岩屋を購入。

4Tで織工を購入し、5Tで山賊の宿営地でアクション・金量を増やす。

 

この辺りまでは私も想定していましたが、ここからの展開は全く思いついていませんでした。

 

アクションが増えた後は、道具をプレイして手札を増やしてもカードを脇に置かない(!)

不要なカードは道具ではなくて、岩屋で脇に置く(道具では要らないカードが次の手札に加わるのに、岩屋だと脇に置いたカード以外のカードが手札に入る。あれ、岩屋の方が安いのに優秀じゃないか?)。

そして、村落や物置を(岩屋で捨て札にした織工で)獲得して購入権が増えたら、購入フェーズの獲得カードは、配達でまとめて次のターンの手札に加える。(この動きも十分理解していませんでした。イベント突貫だと、アクションを購入するごとに突貫を買わないと即プレイできないので、この辺りとごっちゃになってました。)

 

概ねこのような展開で、強力なドローカードが無くても十分なコンボ構築をしており、11Tでは24金3buy(+織工でカード獲得)を達成していました。

やっぱり2人戦はコンボを組まないと勝てないというか、トリプルギア程度の速度では実戦じゃ通用しなくなったってことでしょうか。

 

 

 

 

さて、冒頭で敗因が思いつかないとかのたまっていましたが、やっぱり振り返ると反省点ばかりというか、圧倒的に経験不足だということを実感しました。

そんなことも一因となり、日本ドミニオンリーグの来月から始まるSeason27からエントリーしようと思っています。

今回のように全ての対戦を振り返ることはしないつもりですが、思いついた小ネタがあれば更新するかもしれません。

 

今後マッチングする機会がありましたら、対戦よろしくお願いします。