ELECOM ワイヤレストラックボール M-XT1DR。フリマにて1500円。
2014年頃に販売されていた機種で、当時は4000~5000円くらいで売られていたみたいですね。スイッチがいろいろあってなかなか高機能です。
出品者の説明によるとジャンクの理由は「ホイールが動作せずスクロールがうまくできない」とのこと。
ふむ。しかしこの手の修理は前にも経験があります。
ちょうど赤目はスティックPC用にワイヤレスなトラックボールが欲しいなあと思っていたところ。外観の使用感がなく、しかも安く出ていたので、これはオトクだと喜んで、即決でGet![]()
届いてから実際に症状を確認してみると、確かに、ホイールを回しても画面が少しグラッと揺れるだけで全然使い物になりません![]()
さて、状況はわかったから、それでは早速修理にかかろう。
まずは裏蓋を外すところからですね。
試しに底面のゴムを丁寧にはがしてみるとネジが見えてきたので、これを外してみます。

ゴムの裏にあるネジは、プラスが1つ、T型(六芒星型)が5つです。
T型のトルクスネジを外すには専用の工具が必要です。ちなみにサイズはT6でした。
しかしこの機種の注意点は、それだけでは裏蓋は外れないということです。
ラベルの裏に隠された7番目のネジがあるのです。
このように、ゴムの裏にあるネジを全部取っても裏蓋が取れないときは、無理に蓋を剥ぎ取ろうとせず、隠しネジの存在を疑うのが良いでしょう。
こいつの場合は、ラベルの「MADE IN CHINA」と書いてある部分のすぐ上にありました。これは、ラベルを爪で擦りながら探索すれば円形のくぼみが浮き上がってくるので割合容易に発見できます。

さて、これが内部の様子。裏蓋の基板とボールが収納される部品はケーブルでつながっているので、切らないように注意しながら開きます。

で、ホイールはこんな感じ。軸のセンサーがある部分に繊維っぽいゴミがたまっていたので、まずはこれをブラシで取り除きます。

きれいにしました。
そして、次はこいつの登場。コンタクトスプレー(接点復活剤)です。
これをホイールの軸のセンサー部分に噴射して電気的な接点を復活させます。
まあ修理といってもシュッとやるだけです。光学センサーの場合はこれではダメですが、この機種のようにホイールの回転を電気的に読み取るタイプのものはコンタクトスプレーはかなり有効です。
あとは元通りに組み直し、作業完了。
修理後の状態はというと、すこぶる快調です。ブラウザも表計算も、ホイールを回すと画面が上下にぬるぬるとスクロールできます。
完全復活ですね![]()
最後に、M-XT1DRの使用感について。
普段から赤目はトラックボール使いでマウスは疲れるから嫌いなんですが、このM-XT1DRは便利なボタンがいろいろあって、そういう点はいいですね。
ただ、日頃愛用しているロジクールのM570と比較すると、ボールの操作に関してはマウスカーソルの追従がたまに遅れ気味になるときがあるのと、ボールの操球感がイマイチ安っぽい感じです。
マウスカーソルの追従が遅れるのは裏面のスイッチを操作して動作モードをハイスピードにすれば解決できますが、安っぽさの改善はちょっと難しいですね。
多分これはボールを支える支持球の質の差でしょう。
ま、「操作感が安っぽい」というだけで、機能的に不満はないし、何より多機能トラックボールがこの価格で手に入れることができたのですから別にいいです。
それにしてもロジクールの操球感の快適さはさすがです。これを買ったことで逆にロジクールへの愛着が増す結果となってしまいました![]()
※今回投資額:1500円
※難易度レベル:低

