めざせ!ジャンク王  ・・・ってか


LUMIX DMC-FX9。手ブレ補正付きの600万画素機です。カメラのキタムラで驚きの200円。
動くかどうかは分からないけど、200円はオトクだなぁニコニコ、と喜んで、get。

家へ連れ帰り、借り物のバッテリーを入れてみると、・・・あわわわ、電源がOFFになっているのにいきなりレンズが飛び出してきたぞあせる
なんかひとりでに電源がついたり消えたりして、そのたびにレンズが出たり入ったりで、好き勝手に踊っています。

ははん、これは例のあれだな。FX7~FX9のシリーズって、この手の故障が良くあるみたいですね。

何も触っていないのにひとりでに電源が入るというのは、これはきっとの仕業に違いありません、、、いや間違えた、電源スイッチの不良に違いありません。そしてこの霊障を直すには下ヨシ子師の祈祷を、、、違った、この症状を直すには分解して確認してみる必要がありそうです。あせる

で、冗談はこれくらいにして早速に作業開始。


FX9の分解は意外に簡単です。見えるネジを全部はずして、まず両サイドのカバーを取ります。

次に隙間にマイナスドライバーを突っ込んで裏蓋を慎重に外します。このとき、裏蓋に液晶がくっついており、それが本体基板と2本のフレキで接続されていますから注意します。

めざせ!ジャンク王  ・・・ってか

表蓋を外すには、レンズのリングを左へ回して外すとネジが3本見えてきますから、これを取れば外れます。

めざせ!ジャンク王  ・・・ってか

最後に、スイッチがついている上部のカバーを外します。これはダイヤルボタン付近で本体基板へ接続されているのですが、マイナスドライバーで慎重にこじあければ、フラッシュやコンデンサごとごそっと取れます。

さて、この部品の基板上にあるネジ1本を外せば、電源スイッチが見えてきます。

めざせ!ジャンク王  ・・・ってか
めざせ!ジャンク王  ・・・ってか


これが電源用のスライドスイッチです。おそらくここが汚れているのが不良原因でしょう。

めざせ!ジャンク王  ・・・ってか

そこで、こいつの登場。コンタクトスプレーです。

めざせ!ジャンク王  ・・・ってか

コンタクトスプレー(接点復活剤)はこれまでにもいろいろな局面でお世話になりましたが、今回もこれでうまくいくかな。
スイッチへシュッとひと吹きして、スイッチをカシャカシャと何回か動かします。
で、あとはティッシュできれいに拭いて、おしまい。あとは逆の手順で元どおりの再組み立てへ。

結果はOKですビックリマークこれだけで直っちゃいましたにひひ

このカメラ一応手ブレ補正あるし、普段使い用に使用決定かなべーっだ!
あっけない楽な修理でしたけど、ま、ジャンク修理はこうありたいですね。
さぁて自分用のバッテリーでも注文しよっと。

ところで、価格.com見たんですけど、このスイッチ不良の件で、ユーザーの中にはリコールだのとゴネて騒いで無償修理を要求する人がいるみたいですね。でもそれはちょっとやりすぎなんじゃない?
だいたいがメーカーの保証って1年のお約束でしょう?1年間品質保証すればメーカーとして義務は果たしたはずなのに、それを承知で何年も経ってタダで直せと迫るのはいかがなものでしょうか?
原因を知れば別に何てことはない、ただの汚れなのです。パナもここにスライドスイッチを採用したのが運の尽きってところか。
ま、それ自体は別に悪い選択ではないからリコール級の設計ミスとは言えないと私は思うんですけどね。

あーメーカーがかわいそう汗

せめて神聖かまってちゃんの夕方のピアノでも聴いて憂さを晴らしてくださいべーっだ!









※今回投資額:200円
※難易度レベル:中
※注意:感電の危険がありますので良い子は絶対にマネしないでください