PENTAX Optio WPi。職場のカメラなのですが、壊れてしまいました
症状は、電源を入れてもピピピピッと言って、まもなくして電源か切れてしまい、撮影ができません。再生ボタンを押しながらのスイッチオンで再生モードで起動した場合は正常です。
再生モードが正常ってことは、これはきっと撮影においての何かが悪いに違いありません。
ううむ、何かなぁ エラーメッセージが全く出ないのでイマイチ原因不明なのですが、こういう場合は大抵はレンズに何らかの問題があるのではないかと考えました。
というわけで、早速にドライバーを握りしめ、分解に着手。
(この機種のカバーをはずすところまでについては過去のこちらの記事 を参照。)
それにしても、この機種はネジが恐ろしく固いですねぇ
前回もそうでしたけど、今回もナメてしまいました
摩擦増強剤を使ってもダメなところまでヤッてしまったので、仕方がなくそのネジは電動ドリルで破壊。あぁ・・
で、ネジを破壊したところで、試行錯誤のなか、本体を分解してレンズユニットを取り出し、さらにレンズの分解まで進んだところでようやく故障原因へ到達。
ややっ、部品が折れてる
これはレンズの中玉の部分なのですが、一見正常のように見えて実は白い部品の足が折れています。
こんな感じ。
落としたとは聞いていないので、おそらく劣化で折れてしまったのでしょう。ですが、この白い奴は極小部品。小さすぎて修復はちょっと無理。
合成ボンド、エポキシボンド、瞬間接着剤、プラリペア、すべて試しましたが接着面が点に近いのでまともにくっつきません。ダメだこりゃ、別のカメラから部品取りして持ってこなきゃ無理だわ
そこで、この部品の修復は諦め、オクで部品取り用のもう1台を探すことに。
そうして苦節2ヶ月、ついに出ました!
液晶割れの本体、バッテリー2個、充電器セットで860円(送料込み実質1250円)。
こいつは液晶が死んでいますが他は正常のようです。WPiってタマ数がないせいか相場的には常に高めなんですけど、バッテリー付きでこの安さは滅多にないですね。思いがけずラッキーですヨシヨシ
ちょっと分解してみたらオクで手に入れたほうのWPiはネジが何故かユルユル。何でかなぁ。分解歴があるのだろうか。ま、部品が生きていれば文句はないからまあいいか。
というわけで、元のほうは本体カバーと液晶を生かし、残りはネジを含めてオクのほうから頂いて、両方のいいとこ取りでさっさとニコイチして、完成
撮影と再生は当然のことながら正常です。
でもまぁ、今回の故障はエラーメッセージが何もないなかでの作業だったから、勘で原因を探るしかなく、やっと探し当てたと思ったら今度は修復不能だったりして、いたずらに時間ばかりかかっちゃってちょっとツラかったかな。
本当は細かい分解過程までレポートしたかったんですけど、あまりに日が経ちすぎて、どう分解したのかすっかり忘れてしまっていました
おかげで元のWPiを再組み立てしてみたのですが、部品は余るわ、ネジは余るわ、もう散々
写真撮影とメモは一応取ってはいたんですけどね、ちょっと大雑把過ぎました。こまめなメモは大事だなと改めて実感してしまいました
一応、解説なしなのでほとんど役に立たないかもしれませんが、撮影した写真だけは念のためアップロードしておきます
※今回投資額:1250円
※難易度レベル:低(レンズまでの分解は高)
※注意:感電の危険がありますので良い子は絶対にマネしないでください