めざせ!ジャンク王  ・・・ってか

Mini KVM Switch。HOにて1050円。本体のみで付属品なし。


最初、ジャンク箱の中からこいつを手にしたとき、この物体が一体何なのか実はよく分からなかったんですねぇ。
銀色の筺体にはPS/2のマウスコネクタとキーボードコネクタ、そしてミニD-sub15ピンコネクタ。そしてそこから生えた2対のケーブル。


家へ帰って調べてみたら、KVMとはKeyboard/Video/Mouseのこと。一組のキーボード・マウス・ディスプレイから、複数のコンピュータを切り替えて使用することができる接続機器。一般にCPU切替器とかPC切替器とか呼ばれているものですね。


おぉ、ということは何、これは前々から欲しいと思っていたブツではありませんかラブラブ!

ウチにはデスクトップパソコンが2台あるのですがモニターが1台しかないので、これまではモニターのケーブルをいちいちつなぎ変えて使っていたのでしたあせる

これがあればそんな面倒な下準備からは開放されそうです。
よろしいじゃないですか。


ヨシヨシと決意を固め、翌日、HOへ出直し順調にGetグッド!ヤッタゼ


しかし、やっとこ欲しいアイテムを手には入れてみたものの、これ、どうやって使うんだろはてなマーク

PCを切り替えるスイッチらしきものが本体に見当たらないし、メーカー名の表示もないのでこれを使うにはドライバが必要なのか、必要だとしたらどこで配布しているか、全く不明な状態。

本体にはMade in Chinaとありましたが、いろいろ調べてみたところ、どうもこれはConnectlandというフランスのメーカーが出した製品らしいです
Connectlandの製品は日本ではマウスなら売っているようですが、その場合でも日本語の取扱説明書は無く、英語とフランス語のみだそうで。
そしてKVMのほうは日本ではもう売ってないみたい。
うーむ、やっかいだなぁむっ


で、さらに深く調べてみて、ついに使い方を記したサイトを海外に発見ビックリマーク


http://www.overclockers.com.au/article.php?id=313274


ふぅ、良かった~ これが見つけられなければあやうくお蔵入りにしてしまうところでした。

よく見れば、あっちの製品にはちゃんと本体にConnectlandって書いてあるのね。何だかなぁシラー

ま、いいや。とにかくそういうわけで、このサイトをよくよく読んでついに使い方が判明した次第です。


以下にMini KVM Switchの使い方をレビューします。

日本語のサイトではこの製品についての説明を検索してもヒットしなかったので、このブログがおそらく

日本初クラッカー のレビュー記事になるでしょう


しかし日本ではもう売っていない製品だから今さら役に立つかは知りませんけどねべーっだ!





~~~Mini KVM Switchの使い方~~~


1.準備


KVM本体にモニター、マウス、キーボードを接続し、本体から出ている2対のケーブルをそれぞれ2台のPCへ接続します。
これで準備完了です。
ドライバは特に必要ありません。

めざせ!ジャンク王  ・・・ってか



2.使用法


Scroll-Lockキーをすばやく2回押下するとKVMのランプが点滅します。その間に任意のキーを押下することで機能が働きます。


★切替方法その1


Scroll-Lockキーをすばやく2回押下 →  「↑」または「↓」キーを押下


もう1台の別のPCに切り替わります。



★切替方法その2

Scroll-Lockキーをすばやく2回押下 →  「1」または「2」キーを押下


この機能は切り替えたいPCを直接指定して切替する機能です。
1のPCを表示中のときは1のキーは無効です。2のキーのみ有効です。
また、1のPCを表示中に1のキーを押下した場合、操作が機能しなくなります。その場合は「切替方法その1」を使うことで回復します。
対象PCが3台以上あるならともかくも、このKVMの場合は接続可能なPCは2台までなので、敢えて切り替えたいPCを番号で直接指定すること自体が実は無意味。なんかおマヌな機能です(KVMを複数台数珠つなぎにした場合は有効な機能かもしれませんが、数珠つなぎができるかどうかはわかりません)。



★8秒毎のインターバルな自動切り替え


Scroll-Lockキーをすばやく2回押下 →  「s」キーを押下


KVM本体のランプが点滅し、8秒毎に自動的にPCが切り替わります。
何かキーを押すと解除します。
PCをモニタリングする場合に使うそうです。



うむ、面白い。しかもなかなか便利だぞニコニコ


切替操作を行った直後はマウスとキーボードが一瞬使えないわずかなタイムラグはありますが、実用上は大して気にならない程度です。


2台のPCを同時に使用するなんて、なんとまあ贅沢な環境だことにひひ

めざせ!ジャンク王  ・・・ってか


赤目は、PCといえば基本的にWebの閲覧かブログを書いているかくらいの使い方しかしていないので本当は2台もPCはいらないんですけど、片方を使っている間にもう一方にウィルスチェックをかけたりデフラグをやったりといったメンテナンスをやりつつ、時々切り替えて進行状況を確認するという使い方はとても便利で重宝します。


PCを複数持っていて省スペース化を考えている方、新しいデスクトップPCを買い増ししたけど古いPCは時々は使いたいと考えている方にはとてもいいアイテムだと思いますよニコニコ




※今回投資額:1050円
※難易度レベル:低

2010.1.17追記

ブログを見た方から情報をいだたきました。ありがとうございます(^-^)/

これは玄人志向が販売したKVM-PS2SというKVMです。

http://www.kuroutoshikou.com/products/kvm/kvm-ps2s.html

http://kuroutoshikou.com/modules/display/?iid=229

製造元はGOODWAYというところで、当時は他メーカーよりかなり安い3000円前後で販売されていたようです。

調べてみたところ、マウスが暴走するとかキーボードが動かなくなるとかいった不具合が出る場合があるようでした。赤目の場合は特に不具合は出ていませんが、もしかして機器の相性が激しいのかもしれないですね。

というわけで、記事を一部訂正させていただきます。

なお、この製品に添付されている説明書もやはり英語なんだそうです。GOODWAYのサイトで説明書があるか調べましたが見つかりませんでした。しかし「切替方法2」「8秒毎のインターバルな自動切り替え」を知らなくても「切替方法1」さえ知っていれば機能的にはまぁ十分ですから別に困らないですねべーっだ!




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