職場から帰宅する途中に彼女はいた

これから彼氏と会いに行くのだと

あ~あ

そうなんだなぁと思いながら自分にも相手がいることを思い出した

5年間つきあっている彼女だ

大学の同級生で

背も高くすらっとしている

その人とはまるでタイプの違う感じがある





そう

あれは今日のような小春日和の朝


新しい部署へ顔を出したときだった

どこからともなく君はさっそうとあらわれた


背丈はわたしより20センチは低かったか

短い髪の毛で

仕事着に身をまとい


わたしを優しく案内してくれた


男女の区別のない職場

君の仕事への取り組みがわたしの心をひきつけたのだったね


好きになるまでに時間はかからなかった

すれ違いがつづいたがそれでもなんとか話をしたくて

きみのそばに近づいていた

わたしはうだつのあがらない50おとこ

今までいろいろな人と交錯し離れていった

いつまでも子供じみた性格や生活をして

職場のまわりからはあいつはしょうがないといわれてはや10年がたとうとしている




20年以上前のあの恋愛から醒め自暴自棄の時代もすごしたが

これと思った女性とも何かある違和感からなのかその先には進めず

だらだらと年をとってしまった




今思えばあの出会いからいままで何をしてきたのだろうか




あれは今日のような小春日和を感じるある朝のことでした