さて、今日は携帯からではなく
PCからの投稿にチャレンジです…
熊野古道旅の記事書いてみますね

先日の熊野古道の旅
阪和道で南下
紀ノ川SAで朝ごはんをいただいて
まずは瀧尻王子へ

熊野古道の沿道に祀られた王子社の中でも尊ばれた
五体王子のひとつとして守られてきた場所
今では小さな御社が建っているだけですが…


境内には後鳥羽上皇の歌碑が…


京の都から熊野御幸を幾度も行ったという後鳥羽上皇
この地で歌会を催されたのですね~
歌碑のお隣の石碑にそのことが記されていますよ…たぶん
詳しくは瀧尻王子社のおむかいの熊野古道館の資料をご覧下さいませ

この後鳥羽上皇さん
承久の乱で有名ですが
隠岐に流され、その地で亡くなられてしまったのですよね~
この夏隠岐にうかがう予定になっております
ご挨拶せねば~
ずいぶんとお世話になっておりますので…

さて、瀧尻王子社の裏手に始まる
険しい山を登り~その名も剣の山というそうですが…
たどり着くのはココ!
巨石がゴロゴロ…


ゴロゴロしてます…
でもこの間を潜り抜けることができるのです~


胎内くぐりとして知られる巨石
ここは祭祀遺跡なのですか~と地元の方に聞いたのですが
そういうわけでもなく
ただ、修験者の行場であった可能性はあるとのこと

そうです
この巨石の間をくぐりぬけると…人生変わるかも
私も何度も?そんな体験をさせていただきました

暗闇から、一筋の光に導かれて
外の世界へ…
ほんとに生まれ変わった気持ちになれるから不思議です

そして、胎内くぐりのすぐ上にあるのがココ
胎内くぐりをぬけた場合は少し道を下るとあるのですが


大きな岩屋の下にお地蔵様?


ここは藤原秀衡の子が生まれた場所との伝説がありますが…
ここで出産したお母さん、とっても大変だったのでは…
子どもを身ごもった御礼に熊野三山を詣で
途中に出産とありますが…
この岩屋に染み出た水を飲んで赤子が育ち
オオカミに守られていたといいますが
世界にもある伝説と似通っていておもしろいですよね…

この地は古くから地元の女性たちが
無事な出産と子どもの成長を祈る霊地として信仰されていたそうで…
この急な山道を登ってどんなお願いをされたのか
思わず想いを馳せてしまいます

さらに上へと熊野古道は続きます
この日は木の根道に木漏れ日がさして美しく…
カメラマンさんはスタスタ登っていってしまいました…


このあたりは不寝(ねず)王子跡
江戸時代には通る人も少なくなったのだとか…
なぞの多い王子跡ですが

山上へ登っていったカメラマンさんを見送って
私は三脚などのカメラ機材を持って道を下りました
振り返ると胎内くぐりの巨石の前に
二本の杉がそびえて鳥居のようで…
なんだか異世界への入口に見えてきました…