お久しぶりです😊
近況を・・・

前のバイト先から一緒に働いてきたK君が5月の末に退社
会社初の女子社員Iさんが7月退社
勤続40年近いSハルモニが8月で退職
8月に入ったニイチャンと同じ歳の社員Tさんが三日で退社
1年間のパートから頑張って社員になり1年半のMさんが退社

ひぃひぃ言っています

そして8月末から新しくパートさんが来ました
ヤバい、笑
パソコン、クリック出来ないです
修正テープの使い方知らないです
ヤケになり基本のパソコン講座をせず
Excelとショートカットキーのレクチャーしました
55歳、専業主婦歴30年
喰らいついてくる根性はあります、爆笑
頼れる相棒になってもらいたいです

あと車が昨年末徳島の山の中で止まってしまい
そのまま廃車となりました💦
新しい車がくるまで数ヶ月車無し生活
4月17日やっと納車になった初めてのSUZUKI
今まで乗ったは全部MITSUBISHI
可愛いハスラーで近所を走っています

58歳心が揺れるお年頃
不安になったり、落ち込んだり
安心してください❗️
それでもナントカ生きています、爆笑

そうそう私の愛する上司の部長殿
「こまかいっスね・・・」
「私自分の仕事はキッチリモニタリングしてますよ」
「あっ、スケジュール見てますよ」
「見てないですよね・・・」
「アレは、たまたま」
・・・見てないね
見てないから休みの日に電話かけてくるんだよ

こんな毎日になっております





ー俺の女のくちびるー

江南の町の中で忘れ去られたような骨董店
店には、歩きかねるハラボジ一人
「日も暮れた帰るとするか」
膝を何度か摩り椅子から腰をあげた
「いてててて」
はぁーと溜息をついて
「ワシ自身が骨董品だわ」
カウンタ横の箱から古めかしい鍵を取りゆっくりと歩きだす
古めかしい掛時計がボンボンと9回鳴ってピタリと止まった
「21時閉店」
小さくつぶやいて鍵を鍵穴に押し入れた

ーやっと帰って行ったかー

とっとと帰ればいいのにいつまでも椅子に座ったまま動かない
じっと立っている俺の身にもなってくれ
背中も腰も痛いじゃないか
それに誰も注いでくれないせいか
酒ではなく、埃が溜まっていく一方だ

木の棚の中ほどにいた盃が左右にグラグラと揺れ出した
その度にコツコツと音がなる

あの女の手に抱きしめられ
赤い口が俺の縁に触れていたあの頃が懐かしい
酒だ、酒だと言っていたが
中身は水の時もあった
好きな男に心配してもらう為に謀った
そんな女心が、せつねぇな

「もう一度会いたいね・・・ウンスや」

一体何年経っていると思うんだ
俺が生きているだけで不思議というものさ
ハラボジの十倍は生きているな
明日の朝、ハラボジが来るまで俺は自由さ
埃が溜まらないようにひっくり返った

そして、また夜が明け、朝が来る
いつものようにハラボジが古めかしい鍵を鍵穴に差し込んだ
俺は不貞寝を決め込んだ
もう立ってなんかやるもんか

「おも、可愛いぐい呑じゃない」
「姉さん、良い目をしているね」
「アラッソ、ならマケテよ」

俺は女の白く細い指に摘み上げられた
俺と女の目が合った
「あ」
俺は随分と経ち忘れていた
あの日俺はこの女にこの店で買われ青い鞄に放り込まれた
そして時を遡ったのさ

「一緒に交互に呑める相手が見つかる盃だよ」
「うそー」
「本当さ、本当さ」

ハラボジは俺に向かってウィンクをした
俺がこの女を待っていたのを知っていたのか