こんにちは。
AVネタです。
電源ケーブルをバージョンアップしてみました。
もう3週間ほど使用しており、これまでの印象を書かせて頂きます。
電源ケーブルを替えるきっかけは、
1.自宅の電源コンセントの不具合がありました。
2.この記事もキッカケです。
ちょうど大掃除の季節という事もあり、電源回りの掃除を兼ねて電源周りを見直してドサクサに紛れてケーブルのバージョンアップを行なった次第です
まずは、コンセントの管理です。
(1) 一旦全ての壁コンセント・電源タップからプラグを抜きました。
一時的にTVなど見れなくなるので、家族の居ない時とか家族の寝静まった時に作業を行わなくてならず、朝6時ごろまで完徹する羽目になってしまいました。ツラい
(2) 古い電源タップは、破棄。
改めて必要な数のコンセント数を確保しました。
意外と常時通電しているUSB用の電源が必要でした。
(3) 全ての電源回りの極性のチェックを行った。
コールド側を白マジックで印しました。
(4) AV機器の電源タップの再配置を行なった。
電源タップごとにAV機器、家電を再配置しました。
これに併せて電源ケーブルの変更を行いました。
Apple TV 4Kの電源ケーブルを替えて上記の記事で言っている様な変化が現れるのか❓また、電源に関する記事をよく見かけるが、そんなに顕著に画質音質が変わるのか❓懐疑的であり、今回挑戦してみた次第です。
手っ取り早く結果を知りたく、前述の記事にある様にApple TV 4kの電源ケーブルをターゲットにしました。
記事にある電源ケーブルを見ると、意外と高かったです。
そこで、電源ケーブルのパーツを調べると自作用として販売していたので値段を調べてみました。
下の表にまとめてみました。
No | 名称 | プラグ | 電源ケーブル (2m) |
価格 (税込) |
|
コンセント側 | インレット側 | ||||
❶ | サエク 「PL-4400MM」 |
フルテック 「FI-11M-N1(G)」 |
フルテック 「FI-8.1N NCF」 |
サエク 「AC-3000」 |
¥45,100 |
❷ | 自作 | フルテック 「FI-46M NCF(G)」 |
(同上) | (同上) | ¥27,560 |
コンセント側のプラグの価格の差異は、自作の方のが高いです。
「FI-46M NCF(G)」 - 「FI-11M-N1(G)」 = \8,900
自作のコンセント側のプラグは、「PL-4400MM」のよりグレードが高いにも関わらず安く作れます。
製品との価格差は、技術料といった感じでしょうか。
過去に信号ケーブル(RCA,XLR)を自作した経験があるので、自作にトライしてみました。
左:Apple TV 4K 標準テーブル 右:自作ケーブル
実際にどのくらい絵が変わるのか❓見比べてみました。
実験方法は、各動画に対し
1.”Apple TV 4K 標準ケーブル”を使ってスクリーンを撮影。
撮影は、Xperia 1Ⅱ Camera Pro で露出固定(ISO,Shutter)。
2.電源ケーブルを外して、”自作ケーブル”を使ってスクリーンを撮影。
撮影は、1.の時の状態。
撮影条件を同じにして、どのくらい違いが出るか見ました。
印象です。
【映像】
①色の密度が上がった。
②全体的に明るくなった。(明るいところがさらに明るくなったように思える)
③コントラストが上がった(①②の結果ですね)
【音声】
①音が元気になった。張りが出てきた。
②各楽器の音がさらに独立して聞こえるようになった。分解能が上がった。
ついでですが、CMも美しく表示さる様になりました
小さな違いかもしれませんが、大きい画面になると意外と目立ちます。
直接、映像データが流れる信号ケーブルと違って電源ケーブルで変わるのは不思議です。
自分に言い聞かせるなら、
信号ケーブルは、映像信号が通る道路(高速道路でもあるし、あぜ道でもあるし)
電源ケーブルは、映像信号が道路を渡るために供給する燃料
と言ったところでしょうか。
実験を行なった結果の比較映像を載せておきます。
他3点ほどの動画もテストしてみたのですが、この2点がわかり易いかと思いました。
音声は、収録していません。
リンク先は、オリジナル動画へ、です。
で、話はこれで終わりでないです。
調子にのり、壁コンセントと電源タップ(Acoustic Revive YTP-6R)間の電源ケーブルを下記の様に変更しました。
【旧】
・Audio Quest NRG/X3(3m)
約\1.8万です。
【新】
・自作
FURUTECH FI-48M NCF(R) +
FURUTECH FI-48 NCF(R) +
FURUTECH FI-48 NCF(R) +
オヤイデ TUNAMI V2(5m)
約\7.3万です。
ケーブルの長さが違うのは、機器の位置を変更した為です。
このケーブルによる画質音質の変化は注力していなかったので、よくわかりません。
使った印象として絵が安定していると思いました。
今までは背景が単一色の様な動画(『YOASOBI - 群青 / THE FIRST TAKE』)で、なんとなくワシャワシャして落ち着かない事がたまにあったのですが、今日まで発生していません。
ただ、このケーブルによる影響かは定かでないです。
現在は、電源ケーブルを替える前の時よりアパーチャ(絞り)を2メモリ絞り、色の濃さを2メモリ薄くして鑑賞しています。コントラストの効果をメインに生かして調整しました。
【後記】
今回、比較映像をDaVinci Resolve for iPad(無料版)で作成しました。
DaVinci Resolveは初めて使用したので操作に慣れが必要でしたが、慣れれば使い易いです。
基本的な機能しか使用していないので、無料版で充分足りました。
Windows版にも無料版があります。
こちらの方のが本流で最初こちらを使用していました。
iPad版に変えたのは、動画生成スピードが全く違ったからです。
約3〜4分の比較動画を生成するのに、Windows版ですと2時間半もかかってしまいました。
iPad版ですと約14分程でした。
WindowsPCのスペックは、
Intel Core i7-6700K CPU 4.00GHz,
32GB,
SanDisk SSD Extreme PRO,
WD Red Plus etc,
Windows 10 Pro
32GB,
SanDisk SSD Extreme PRO,
WD Red Plus etc,
Windows 10 Pro
iPad Proのスペックは、
iPad Pro 12.9" Wi-Fi(M1チップ)
Windows版のスペックも程々だと思います。ただ、こんなに差が付くとは
やっぱGPU不在なのが響いている様です。