小倉駅
わたしがかつて孤独に時間を費やしたところ
駅を降り、かの懐かしいパチンコ店のネオンを見て
ああ、今も変わらねえな、とぼやきながら、
せっせと歩く
街は薄暗く、もう20分もすれば完全に暗くなりそうだ。
わたしはあの頃と同じだ
何度もしつこく自分を叱咤し、
絶望に貶めようとする。
この街はそらさみしくなぜか安息する
郷愁に襲われながら私は歩き歩き、労働の現場へと向かうのであった。