パソコンのデータ(画像、ミュージックなど)を i-pad にコピーしようとして、webで方法を探したところ、any trans というソフトを使用すればできる、という情報を見つけた。

 

無料の試用版をダウンロードしてインストールしたところ、簡単にコピーできることが分かった。

そこで購入のページを見たところ,永久版というのが\5,980 で購入できる、と表示された。しかし会社概要を見ると、案の定、中国の会社だった。

 

ここでハタと迷ってしまった。何か仕込まれていないのか?はたまた・・・

 

結局3日くらい悩んで、ネットの評判でも問題ないというのが複数あったので、購入しようと、購入のボタンをクリックした。するとIDと認証用のキーが表示された。

 

IDは自分のメールアドレス。キーは長い文字列。それを認証画面にコピペするよう指示があったので、文字列の右側にあるコピーマークをクリックすると、レ点が表示されるがすぐ消えてしまう。?? さらにペーストしようとしたが、右クリックしても全く反応しない。何度もやってダメなのでIDを手入力し、キーを別の表示からコピペ

しようとしたが、やはり反応しない。キーも手入力したが、0とOが並んでいるなど、錯覚を起こさせる仕掛けがいろいろある。何度もトライしてこれで間違いないだろう、と思って認証ボタンをクリックしたところ、今度は別の表示が。

 

そこには、ダウンロードしたデータが正規のものではない可能性がある。正規のデータを50%OFFで提供できるのでそれを購入するように、と書かれてある。

 

これは典型的な詐欺の手口で、最初にお金を支払ってしまっているので、それが惜しくて、次の購入もやむなく支払う、という心理を応用するパターンだ。エンドレスになる可能性大。

 

認証がなかなか出来ないのは書いてあるサポートの電話番号に電話させて電話番号を入手しようという狙い?と、妄想が止まらない。氏名、メール、電話を入手すれば個人の特定はある程度出来るからな。偽名でも。

 

これがこの会社が仕組んだものなのか、それを利用する別の者が仕組んだのかは定かではない。しかしいずれにせよ、これ以上かかわるべきではないのは明らか。

クレジットカードを使用して送金した金額がどこに振り込まれたかはこの後チェックを怠らず確認することにして、ソフトはすべてアンインストールし、被害拡大を防止することにした。

 

やはり中国製は危険? どうだろう。そうしたところに導かれるのがいけない、なんてことを言われそうだけどやはり自分のような素人は近づかない方が安全、という思いを強くした。授業料は高かったが、仕方がない。