眠る事をうたっている曲って結構ありますよね。

 

子守歌なんかは正にその為の曲。

 

でも、それ以外にも意外に「眠り」に関する曲は

あるもんです。

 

でも、子守歌以外で私が思い出す「眠り」に関する歌は

ほとんどが

「眠らない」

「眠れない」

っと眠りを拒絶する曲ばかり

 

「眠れない夜」 泉谷しげる

「眠れぬ夜」 オフコース

「誰も寝てはならぬ」 プッチーニの歌劇「トゥーランドット」のアリア

 

「そっとおやすみ」 布施明

位しか眠りを誘う歌謡曲を知らないな

 

 

私は小学生の4~5年生の頃から深夜放送のラジオを聴き始めていた。

オールナイトニッポンは第一部は午前1時からスタートして3時までやっていた。

午前3時まで起きていた少年が朝、学校でちゃんと勉強できるわけないな。

 

”子供のうちは勉強よりまずは睡眠!”

っと睡眠の英才教育をしている我が家では

『そんなに子供が遅くまで起きているのはけしからん!』
って絶対許さないけどね。

(息子よ、すまん!)

 

そのオールナイトニッポンで一番好きなパーソナリティが泉谷しげるさん。

小学生だよ! 渋すぎるね~。

生まれて初めて行ったライブも泉谷しげる。 

小田原の公会堂、小学校の5年生の時、しかも私1人で!

ありえる!? 小学生が一人で泉谷しげるのライブって!!

 

まあ、良く我が家の親も許してくれたよな~

 

そんな泉谷しげるさんが当時リリースした4枚目のシングルが

「眠れない夜」

歌詞はこんな感じ...

 

”眠れない夜 風が窓を叩き 手招きして 誘い水をまく

眠れない夜

金色のネオン ピンク色の壁 都会の暮らしは底なしで

眠れない夜”

 

地方から出てきた青年

都会暮らしは何もかも刺激的で珍しい

でも、その興奮した世界の中になじむ事が出来ず

次第に孤独になってゆく...

 

そんな世界感の曲だった

 

当時の私達家族が住んでいた神奈川県小田原市も田舎っていうほどでもないけれど

やっぱり東京のような大都市ではない

何か、子供ながらにこの曲に感じ入るものがあったのだと思う。

 

 

”珍しい生き物はすぐに飽きて 自分だけがただ珍しくなってく

眠れない夜がいつまで続くやら

手紙も書いた 日記もつけた

だけど宛名はすべて僕のところ

眠れない夜”