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赤ちゃん授業データバンク

「赤ちゃんと小中高生がふれあう」ことを目的とした全国の取り組みを集め、紹介していきます。

本日、川崎市内の中学校で行われた
NPO法人ままとんきっずさんの「赤ちゃんふれあい体験」に同行させてもらいました。
↑ 関連ページのリンクを貼らせて頂きました。
   ここに至るまでの経緯、生徒やお母さん方の感想、とても勉強になります。


先生からのお話では、1年間家庭科で「保育」を学んできた上で
実習として今日この日があるとのことでした。

【今日の流れ】

まずは、助産師さんのお話を聞きます。
「ここにいるみなさんは、お母さんに向かってクソババアとか言ったことある?
まぁそんなことはないと思うけど、今日お風呂に入っておへそを見たら
そのクソババアと繋がっていたんだと思ってください。」
…こんな笑いもとりながらの、お話がうまい方でした。

助産師さん話

次に、クラスごとにローテーションで5つの実習です。


①妊婦ジャケットの着用
 階段上り下りや、足の爪を切る動作を体験します。
  ちなみに写真は、寝返りを打っているところです。
妊婦ジャケット 


②手遊びや絵本の読み聞かせ講習
  写真は、ペープサートをしているところ。
  絵本の紹介では「この本知ってる」という声も、ちらほら聞かれました。
ペープサート 


③ベビーカー体験
  水の入ったペットボトル(約4kg)とぬいぐるみを乗せたベビーカーを押します。
  段差を乗り越えたり、ベビーカーを持ち上げる時にはどこを持てばいいかなど、
  やってみなければわからないことも多かったはず。
ベビーカー 


④胎児人形、新生児人形のだっこ
  3ヶ月~10ヶ月の大きさの人形があり、それぞれの大きさや重さを実感できます。
  首が安定してない!と怖々だっこしている生徒が印象的でした。
胎児人形だっこ


⑤乳幼児とのふれあい
  4ヶ月~3歳の子とのことでしたが、今回は2歳くらいの子が多かった印象です。
  特に、まだしゃべれない子と、どう意思疎通をはかるか…
  小さい子に慣れない生徒はとまどっていましたが、
  それでも「見ているだけでかわいい」気になる存在のようです。
かえでちゃんふれあい 男の子ふれあい


全体を通して思ったこと。

やはり小さい子を見ることへのインパクトは、大きいです。
学習は「気になる」からスタートしないと身にならない、記憶に残らないという意味では
目の前に、気になる、ダイレクトに訴えてくる命があるというのは大事なことです。

小さい子に慣れている生徒と慣れていない生徒によって、感じたことはだいぶ違ったと思います。
これが継続的な授業なら、慣れていない子の意識が変わる様子が見れただろうとも感じつつ…
でも、たくさんの方の協力があって成り立つ大切な1回でした。