こんにちは。あかべこすです![]()
前回に引き続き今回のテーマは
コロナ禍で東北住みの彼と結婚するまで
です。
就職のためペーパードライバー講習を経てマイカーを購入したあかべこす。
保険、路上でのアクシデント、そして田舎での初めてのお仕事へ!
10.ペーパードライバーは路上へ
◇任意保険
納車が済んで一週間。
私は、まだマイカーで路上には出ていなかった。
失業手当の受給が終了したということは買い物以外で外出する必要がなくなったということで、雪も降らなくなった5月では主に出歩くスーパーまでは歩いて行けてしまう。
運転の不安も相まって、わざわざ車を出したいという気持ちは薄くなっていました。
もちろん、運転の練習はしなくちゃならないし
家の周りの車で行けるお店の場所を覚えたりする必要はあるから
厳密には運転する理由はあったのだけど…。
運転は怖い
という苦手意識が自然と私を車から遠ざけていました。
でも、いつかは運転しなくちゃならない。
乗らなければバッテリーも上がってしまうし、仕事探しにもつながらない。
仕事が見つからなければ車の維持費どころか貯金が尽きて、旦那である葵くんの収入を全て生活費に使うことになってしまうだろう。
それでは車を買った意味がない。
私は、路上を走るうえで重要な任意保険を選ぶ期間中に、自分の決意を固めることにしました。
私が選んだのは通販型(担当者を介さずネットで申し込みができる)の車の保険。
アクサダイレクトにしました。
私は過去に仕事の関係で一通り生命保険や損害保険の勉強をしており、
巷で分かりにくいと評判のネット保険も自分に合った補償内容を選ぶ自身があったこと、そして一番には保険料が圧倒的に安かったので決めました。
私の車は型式も古く、走行距離も長かったし、購入した際の金額からしても
車本体の市場価格はないに等しいと思いましたので
事故等で車両がだめになった時にお金のもらえる、車両保険はナシのプランにしました。
それで年間4万円台だったかな。
他の保険会社さんと比べても安く、補償内容も最低限欲しい内容をつけることができたのでとりあえずはそれで契約をしました。
しかし車の保険は、生命保険とはまた違って自分が事故に遭ったときや起こしたとき
保険金がいくら降りるかということだけでなく、どれだけ頼りになるサービスをしてくれるかも重要です。
なので、本当はもっと大手の保険会社も検討していたのですが…。
まだ葵くんと入籍していなかった私は後から名義変更だのなんだのやって、契約を一本化するのも面倒だったので
とりあえず今年一年は安い保険に入ってしまおうと考えたのでした。
保険の申し込みが済み、数日で保険証券が届きました。
Web証券というペーパーレスの申し込みなら、更に数百円の値引きがありましたが、
考え方が古いもんで、そういうものは紙で持っておきたかったので郵送を選択しました![]()
これで私は晴れて、路上で車で走る資格を全て揃えたわけです。
…私の覚悟、以外は。
◇昼、夜の運転
車、保険、知識もある程度揃え、ついに路上へ出る日がやってきました。
晴れて見通しの良い天候の日、人出の少ない平日の午前中を選び、
初めての目的地はとりあえず普段徒歩で向かっていた近所のスーパーに設定しました。
身支度を整えて車に乗り込むも、心臓がドキドキしてなかなかギアをDに入れることができません。
だって怖いもーん!!![]()
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ギアに手をかけては深呼吸、胸を押さえて一呼吸。
そんなことを繰り返しながら、ようやく発進した私の車は時速10キロという徒歩の方が、もはや早い速度で自宅駐車場から、ゆっっっくりと公道のある方へ進みます。
(マンション住まいで駐車場が広くてよかった)
左右よく見て他の車と速度を合わせ、同じように走りだします。
車道にさえ出てしまえば、あとは前をしっかり見てハンドルをきちんと握っていれば意外とちゃんと他の車と同じように走行できました。当たり前ですが![]()
スマホのナビの案内を頼りに進み、
これまたゆっっっくりと信号を曲がって無事到着。
心配だった駐車も、田舎で駐車場がバカ広いということもあり
他の車が止まっていない広いところへ頭から停めることで難なくクリア。
普通に買い物をして普通に帰宅。
予想よりも大丈夫だったことに、存外驚きました。
これなら意外とすぐに一人でどこへでも行けるようになっちゃったりして!![]()
…………というおめでたい思考はすぐに打ち消されることに…。
それから数日おきに日中の買い物のために車を出すようにしてある程度自信がついてきた頃、夕方一緒に出掛けていた葵くんに夜の運転も試してみなよと言われて、なりゆきで葵くんの車で初めての夜道を運転したんですが…。
これが最悪。
葵くんの車は普通車なので、私の軽自動車と比べると小回りも効かないし
ギアの位置やハンドブレーキ位置など色々と車の装置場所が微妙に違います。
ただでさえ自分の車にも慣れていないのに、他の車に乗ってみようというのが間違いだったんですよね。
しかもその時はコンタクトではなく、少し古い眼鏡をかけていて
細かい傷の入っていたレンズでは夜の街頭や対向車のヘッドライトで白く濁ってしまい視界が不明瞭…。
さらに、隣に乗っているのは葵くんです。
ペーパードライバー講習のようなプロの教習官ではありません。
素人の葵くんの指図(道案内やアドバイス)は私には的確に感じることができず、
慣れない車の運転中に、急にあれやれこれやれと予想外のことを言われまくった感覚になってしまい、パニックに…。
それで怖くなった私は5分と運転せずに、すぐ近くのコンビニに車を留めて選手交代。
昼間の運転で自信をつけた私から、その自信を根こそぎ奪い取っていく夜となったのでした。
◇はじめての通勤
その後もなんだかんだと練習を続け、努力の甲斐あってか
昼間の明るいうちだけはとりあえず運転ができるようになったと自分を認めてあげることにしました。
その頃、並行して仕事探しも行っていましたが
事務で日勤、今の運転技術でも難なくたどり着ける勤務先となると
なかなか条件のマッチする求人を見つけることができませんでした![]()
(工場現場作業員で交代制の求人は腐るほどありましたけどね)
しかし、もう失業手当の給付はとうに終えてるし、貯金も底が見えてきた。
なら、とりあえずの稼ぎは必要だからということで短期のバイトに応募することにしました。
バイトならお金を稼げるし運転の練習にもなるし、
就職先が見つかったらすぐそっちにシフトできると思ったのです。
調べると期間限定の軽作業員ということで、すぐに採用。
平日の9時~15時で1か月間のバイト勤務が決まりました。
勤務先には偶然、車の練習中に何度か近くを通っていたことがあり、
方向音痴の私でも、通勤では特に問題なく通うことができました。
専用の駐車場はラインが引かれておらず砂利のスペースを使うようにされていて、ある程度自由に停めてよかったので、細かく気にしなくても車を停められたのは助かりました。
お仕事は15時で終了なので通勤ラッシュにはまることも、日没もなく自宅までの道には買い物に便利な場所もあります。
車の練習にはなんて持ってこいな環境でしょうか!![]()
作業自体は商品の箱詰めと特に面白みのないものでやりがいなど皆無でしたが
田舎へ越してきて初めて、葵くんとその親族以外の他人と会話ができた貴重な時間が持てました。
女同士のおしゃべりって楽しいっ![]()
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惜しむらくはその時仲良くなった方々とはコロナのこともあって気軽にお茶に誘えず、契約期間が終わったと同時にぱったりと会えなくなってしまったことです。
そうして、あっという間に過ぎた1か月では
決まった時間に家をでて、目的地に到着するという当たり前のことができました。
田舎へ来て交通の便が悪くなって、どこにも一人で行けない。
ここで生活する力がない。
どうしようもない不自由さ。
そういうものを感じて、引越してきたことで自由を失ってしまったように思っていた私にとって、この成功体験は一層就職の意思を強く持たせる出来事でした。
次回 「11.入籍」
興味を持ってくれた方はぜひ!
