感覚を形成している装置を開発したから
もう怖さはない
はずだった。
問題になって騒いでいる周囲に
なんだか不愉快な気持ちを隠せない
そのままの自我を装うが
象徴的にも判る。
失敗した事を認める気にはなれない
神経を助長させる器官としての
新しい機関である思想は
我々を弾圧し、廃除している
昨日も隣の住人が烙印を押され
両脇を抱えられて消えていった
私はそれを見てる事しかできない
その主義に反する生き方を
推奨していれば
今頃、宇宙意思により神は
性悪な存在として崇められていたのだろう
崇拝する意味を見い出せなくなった時
我々の自我は崩壊し
恐怖に支配される
何があっても威厳を弱めてはいけない
一瞬見せた隙にサタンの使いが(インキュバスだろうか?)
すぐに彼方の世界への橋渡しとして利用してくる。
ここでコーヒ―を一口
何せ先程から渇きの悪夢が
頭を巡っているのだ。
音が迫る
耳の中から音が迫り
それが全ての黒い砥石のような
真昼に、何故か真昼に
街は昨日から何だか騒がしい
さっきからサイレンも止んでる



