奇跡が起きた。
日々育児に追われ、映画はサブスクで細切れ視聴するのがやっとの生活になってしまっている状況。なので絶対に劇場で観ることは不可能だと思っていたのだが、観ることができた!出産の次に今年一番の思い出になったと言っても過言ではない。
観たのは10月某日、新宿ピカデリーにて。
もう公開してからだいぶ時間が経ち、あのときの興奮はさすがに冷めている頃?なので、お客さんの数は10人〜20人くらいかな、というところ。
いや待てよ、5月27日公開で五ヶ月経ってもなお劇場公開していることがまず奇跡と言えるので、深夜の回でしかもド平日で、この人数は優秀なのでは。
散々、「今年ナンバーワン」とか「最高の映画」「生涯ベスト」とか言われている今作。コロナ禍により、劇場で観られる映画が少なくなってきている中、そしてだからこそ劇場で観ることの改めての素晴らしさ、その価値がじわじわと2年かけて頂点に達した今このタイミングに公開されたことで、作品の持つ良さとは別の付加価値が加えられた気がする。何もかも計算しつくされているようだ。
自身はもちろん、生粋のトム・クルーズファンである。そんな自分がこの映画を褒め称えるのは当たり前。公開の経緯やタイミングを含めたすべてが最高だと思うのは必然。
だけど自分以外の人間、つまり特別トムオタクじゃない人までもが「最高!」とどこかしこで言っているという、この現象がすごくないか。
(とはいえ、映画好きな人や映画を専門に仕事をされている人は、トムの素晴らしさをわかっている方が多いので、高評価なのも当然なのか・・・。)
はっきり言って、内容は1年かけて見させられた予告編映像で十分だ。
俳優たちの本気の飛行シーン、
バイクに乗るトム、
ジェニファー・コネリーとのラブ、
ビーチでの筋肉ショット、
グレート・ボールズ・オブ・ファイヤーを歌うグースの息子、
ルースターとハングマンのケンカ、
レディ・ガガの主題曲・・・
すべての魅力がもうすでに予告編映像に詰まりまくっているのだけど、たとえネタバレして観ても、面白い映画は面白い。だってそれが全てじゃないから。そのネタバレがどういう風に描かれているかは、自身の目で観るべきなのである。
まず冒頭アンセム・・・号泣。
からのデンジャーゾーン・・・という、もろにそのまますぎる流れにより、号泣。
ずっと公開を待ってたファンの涙腺を刺激してくる。
この作品、公開が延びたおかげで、とりわけトップガン一作目を見てこなかった人たちにも、予習する時間が与えられたことで、さらに高評価が集まったのだと思う。もちろん一作目を見ていない人にも何も問題ないよう、かなりの親切設計にはなっているが、とにかく一作目を見ている人へのサービスが素晴らしすぎたから。(下記↓)
・会話の中だけに出てきたペニー・ベンジャミンの伏線回収。
・グースの息子がどこからどう見てもグースの息子。
・酒場で騒いだ翌日にトムが登場するシーンが、ケリー・マクギリス登場と同じアングル。
・デンジャーゾーンのオープニングで開始早々心を鷲掴みしてくる。
・謎だったビーチシーンがまさかの二作目でも起用。
・アイスマンの登場。
・一作目に忠実なストーリー展開。
予告編で見た映像も、古参ファンへのサービスも何もかも含めて全て「待ってました!」感が、心地よすぎる作品だった。
もちろん、グレードアップしたところも素晴らしかった。
飛行シーンは俳優たちが本当に乗っているとわかっているからこそ、緊迫感がはんぱではなかった。嗚咽しそうなシーンとか、意識が飛んでしまったシーンとか、実際にそういう画が撮れたからそういうシーンにしたのか、はたまた台本通り演技しているのか・・・。
ミッション・インポッシブルが、アクションを取ってから脚本を作ると聞いたことがあるので、これもアクションありきなのかと思うと、ほぼドキュメンタリーを見ているに等しい。
映画館で観るべき作品だとよく言われているが、本当に自分も飛行しているような感覚になる。(はっきり言って酔った。)
個人的には、本当に面白い映画はもちろん家で観ても面白いと思う。「映画館で観るべき」と言われる映画が仮に家で観て100点なら、その映画を映画館で観たら150点になるのだ。
新しくなった部分で、もうひとつ魅力を挙げるとすれば、ずばりハングマン役のグレン・パウエルだ。後出しで悪いが実は注目若手俳優のひとりだったから、トップガンに出ると聞いてワクワクしていた要素のひとつだ。
今日はあまり作品のストーリーや中身には触れずに、また時間ができたら掘り下げていこうと思う。(今やるとこの記事一生アップできない。)
とにかく、スクリーンでトップガンを観れて、トム・クルーズに会えて(?)
感無量。
余談だが、本当に映画館に行けるなんて夢にも思わなかったので、本編が始まる前の予告編映像の中に、「ミッション・インポッシブル」の最新作が入っていたが、トムがうつった瞬間、スクリーンで観れたことに感動して、本編の前にフライングで涙してしまった。






