なんと無く書いてみようと思います、、。
ここでいうクロというのは、
今飼っている猫のクロの
ことではなく、
結婚する前に、
田舎の大きな米農家の夫の実家で
放し飼いされていた
猫のクロのことです。
入籍前に何度か夫の実家へ
行った時に初めて見かけました。
それは真っ黒の若いオス猫でした。
飼っていた親猫が、
夫の部屋で出産しました。
その子猫のうちの1匹が飼い猫の、
クロでした。
仕草や行動を見ればわかりましたが、
クロは実家の誰よりも
夫にいちばん懐いていました。
入籍後、仙台市近くの多賀城市に
マンションを借りて住んでいました。
その時に、
なんとも不思議な夢を見たのです。
私のすぐ上を黒っぽい複数の巨大な物体が
音を立てて
足元から頭の方に向かって流れていく夢。
その直後、場面が変わり
和室の中央にある暖かいこたつから
まわりを眺めているけれど
なぜか眠っているように静かなシーンの夢。
不思議な夢を見たなぁと思いました。
その日の夜か、数日後かは忘れましたが、
夫の実家から連絡があり、
クロが車にひかれて亡くなっていたと
知らされました。
あの夢はクロが伝えたかった事なんだと
ピンときました。
夢でみた黒っぽい複数の物体は車体の裏側だと
わかりました。流れるような動きも
納得できました。
夢では痛いとか苦しい助けて
とかいう感覚は伝わっては来ませんでした。
ただ、和室の中央にあるこたつの夢では、
暖かく幸せだった懐かしいような気持ちが
じわじわと伝わってくるものでした。
幸せな時のワンシーンを夢で
伝えたかったのかと
後から気づき、泣けてきました。
どうやら実家のクロは、
夫がマンション暮らしを始めたのも
知らずに帰りを待ちわびていたらしく、
普段出ない道路まで出てしまい
交通事故にあってしまったのでは
ないか、とのことでした。
その後しばらく、マンションの中で、
クロの気配を感じました。
私が30歳の頃の話です。
あれから随分時が流れました。
46歳の時、一時帰省した福島での
偶然の出会いによって
飼うことになった、
シャム柄雑種猫も同じ名前のクロちゃんです。
出会った当時は交通事故だったのか
骨盤骨折をして弱っており、
排泄物が体内で詰まってしまい
大変な状況でした。
今は2度の手術を乗り越えて回復し、
元気に暮らしています。
特に深い意味も無く
顔が黒っぽいからと
出会って数日で
クロと名付けましたが、
今から考えると、
何か縁があるのかもしれないのかな、と
思いました。