2023年秋🍂


親しい友人と話していた時のこと

旅行好きな彼女と良くあちこち行ったり

普段と変わらずの会話をしていた時のこと


彼女の右耳の下あたりに雪見だいふく大の

コブのようなものが目についた

診察を勧めるけど当の本人はその気がなく

「大丈夫 大丈夫単なるコブよ」

中々医者に行かなそうなので

毎月糖尿病で通院している医者に

「彼女の首にコブらしきものがあるので診察してみてください」

先回りして医者に密告してみた


数日後、彼女はその医者から

紹介状をもらい

大学病院へ初診

頭頸部は耳鼻科が専門らしく

一人で行くのは怖いからと言い

自分でも1人で行くのは躊躇するし

懇願するので付き添ってみた


医者は頭頸部のコブを掴んだり揉んだり

次に鼻の穴から先っぽにカメラが付いた細胞を掴み取る若干太めのファイバースコープで鼻と喉の間の細胞を掴み取った

中々掴めず

「いたーーーーっー!」の連発

最後は

「殺す気なの?!!」

医者に逆鱗

診療室から逃亡するのか焦った。。

医者「なんかデキモノが見える」

私「あちゃーー」

本人「‥‥」

医者「ファイバースコープで見ない限り早期発見はまず無理なんですよねぇ」


初診から1週間後の診察にて

下咽頭癌ステージ4と

躊躇なく告知される


医者「原発は下咽頭癌で、この首の腫れは

リンパに転移しています。

転移するとステージ4になりますが

治療をきちんとすれば、食後のビール一杯くらいは許可できます。

ですがもしかしたら鎖骨にも転移があると思われますがPETCT検査でわかると思います」

治療は手術しても

放射線しても内容は変わらないので

身体の負担を考えて放射線治療と

抗がん剤で約2ヶ月の入院を勧められた

その後の検査色々で

MRI

造影剤検査

PETCT検査

検査に数週間かかった


癌治療は癌と発覚してから

約1カ月は準備期間が必要らしく

放射線治療に必要な自分専用のマスクを

作成するらしい

ミリ単位の位置で放射線照射するので

傷つけたくない顔などに影響がないように

マスクを被るようだ


念のために胃カメラ検査で

食道に異形細胞がみつかり

数ヶ月後に癌細胞に変異するか

経過観察となった

下咽頭癌と食道癌は地続きのような

影響があるみたいで

異形細胞なら不幸中の幸いといえるから

良かったかも



下咽頭癌になりやすい人は

喫煙歴と飲酒の中でも割らないで飲む様な

・日本酒

・ワイン

・ウィスキーロック

・焼酎ロック

が喉を通過するので

どうしても拾ってしまうらしい

酒豪な人は要注意らしい

そう、彼女は酒豪の底なし沼


私の周りには経営者の方が多く

酒タバコ好きが多く

ここ最近、下咽頭癌になる人が増えてきて

地元の某有名ラーメン店社長は

顎下を右耳から左耳にかけて切開した

手術で声帯を取ってしまい

喉仏下に穴をあけ、人工ボイスを入れて

その場合、風呂は長湯はできなく

腹までの位置までしか浸かれないらしい

でないと、その穴に水が入ると

溺れてしまう危険性ありで

その穴も毎日消毒をして手入れが必要で

発語するもの大変なケアが毎日必要らしい


しかし

一人不思議な青果業の経営者がいる

酒タバコ大好きな70代のじーさん

こういう人ほど下咽頭癌になると思うんだけど、その気配が全くない

その経営者自身が狭い部屋で青森ニンニクの皮を剥き、剥けたニンニクを真空パックにして焼肉屋に納めている

ニンニク臭がキョーレツに鼻にツク

それに、週2ペースでゴルフラウンドしている。。

私は思うんだけど

このニンニクと身体を動かすことが

免疫力になっているのだと強く感じる



2024年 新年

年明けてから彼女は治療の為入院した

抗がん剤は点滴を3日間ぶっ通しでやるらしい

これを3クール

糖尿病持ちは血糖値が330まで上がったり

細かい観察を看護師さんがしてくれたようで


トイレ行くのもカラカラと点滴と共に

シスプラチンという保険治療によくある抗がん剤、やたらと眠いらしい


約2カ月半の治療を終えて

体重は10キロ痩せて

娑婆に戻ってきた

入院中の食事は喉に通らず

米粒が入っていかないので

ご飯にお湯かけて流し込んでいたと

味覚はまだ回復してなく

ただ、唾液は出ないことはないらしい

人によっては唾液が出ないと誤嚥性肺炎になりやすいらしく、常にペットボトル持ち歩き

水分を少しずつ接種したりする人もいるらしく、就寝中は加湿器などで対策したりするらしい



彼女にはそのニンニク2キロをプレゼント

毎日1片をレンチンで柔らかくして

芋の粒の様に食べてもらってる

早く太って元気になって旅行がしたい

また海外行けるようになりたいと

私に宣言している



同じ頃、見栄晴さんも全く同じ治療されていたけど、やはり芸能人なので辛そうなインスタなどは無く、流石だなぁと思った

相当に辛い治療だったと彼女は私に訴えていた



明日は我が身

痩せるためのウォーキングではなく

癌予防のためのウォーキングに変えた

50代折り返した私


健康が一番というけど

ここ最近特に身に染みる

なるべく添加物は取らないように

キッチン調味料から入れ替えてみたりと‥‥

できることから変えてみよう

また一緒に旅行しよう✈️

彼女の病気を支えながらまた行こう


2024.4 下咽頭癌の怖さ