侍魂と現代の日本人 | ゆーーーーーーつ(閲覧注意。読むと鬱やストレスになる記事有。)

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以前ペタされた方のブログを読むと、急に通院し始めた方も数名…。共感してくれる優しい人だと危ないので心身の不調を感じるなら読まないでね。ずけずけと書いていることも多いので、読んでいるとリアル社会での言い方がきつくなってしまうこともあるようです…。

普段は温厚。でも、本気を出したら強力な武力を持っていたっていうのが、戦国時代以降の日本人で。
(戦国時代なんて、武士に庶民がちょっとしたことで斬られていたこともあったらしいけど。)


江戸時代の武士も、非礼に対しては斬り捨て御免っていうことがあったらしいし。
人を斬った後の処罰も厳しかったから、江戸時代は治安も保たれていたという。
財産没収とか、切腹とか。
だから、武士でも、よほど名誉を傷つけられたと感じて、自分の持っているもの全てと引き換えになるぐらいの覚悟をもった場合に、人を斬るということになっていたらしい。
(もっとも、若い武士による事件は結構あったらしい。10代の少年に刀を持たせたらそうなりやすいんだろうな…。)


まあ、自分の全てをかけて対抗されたら、なにされるかわからないぐらい怖いから、その後の対応もかわるんだろうなあ…。
たぶん、自分より強い(自分と同じぐらい強い)と内心思われるぐらいでなきゃ、そのぐらいしなきゃ、生ぬるいんだろうなあ…。
(漫画なんかで、ふだんはおとなしい子が急に顔つきが変わる、っていうのも今思うと昔の日本人っぽい感じもするなあ。)


結局、昔の日本人が全体的に礼儀正しく温厚だったって言うのも、武士階級に属する人達が皆武術の心得があって、非礼で横暴な人がいたらそんなふうに斬り捨てられたからっていうこともあったんだろうなあ。あるいは、なにげなく、陰口を死ぬまで言われたり、距離を置かれたり。どっちにしろ、嫌な人からは離れられるっていうことで。


第二次世界大戦後、日本人が短気を起こして戦争をしたことを反省しよう、ってどこかで読んだこともあるけれど。それも、当時の、まだ侍魂が残っていた日本人にとって、限度を超えることを外国人からされたからなんじゃないかな…。(また、そんなふうにしむけるのが国際政治や国際外交の一面でもあるらしい…。)今の日本人は、外国からどんなことをされても短気を起こさないようにして、穏やかに温厚に対応しようとしてきているわけだけど。それが、結果的に外国からなめられやすくなっている原因にもなっているし。日本は何を言ってもどこまでも怒らないで対応してくれる国だって。そんなところとは付き合わないで済むのが一番いいんだけどね…。


でも、まだ半分侍魂の残っていた60年前の日本人と違って、現代の日本人は現代の国際ルールもわかってきているわけだから…。


強力な武力を持っている国は自分よりも弱い国に対しては、どんなに横暴な要求をしても、搾取の限りをしてもいいっていうのが、植民地時代のヨーロッパの考え方だったわけだけど。日本は、ヨーロッパに戦争に勝てるほどに強い国であるにもかかわらず、横暴な要求をしなかったんだよね。日本は控えめだから弱い国だって思われていたけれど。昔の欧米の考え方自体も、自分より弱い国からは搾り取れるだけ搾り取ろうっていう考え方もどうかなって思うけど。