私は多分、母親が若いころに新興宗教にハマっていなかったら、どこかで新興宗教に入っていたと思う。
だって新興宗教にハマっている人達っていい人なんだよね。
それに、新興宗教ってみんな最初は自分1人で行き始めるものだし。
家族や学校の同級生とかも入ってこない平和なコミュニティーで。
それで自分の居場所ができて、気持ちが安定したかもしれない。
でも、親がやっていたから。やたらと冷静な目で見てしまう。
私が小さいころ、よく転んでいたのは運動不足で筋肉が少なかったためで霊障ではない。
私がその学校に合格したのは、塾に行って、家にいた時も復習をコツコツと時間をかけてがっちりやったからであって、父が神様にお祈りしたおかげではない。(自分の手柄にしたかったんだろ。父は宗教に入る前からそういうところがあったけど。)あえて言うなら、塾の先生と自分自身のおかげだった。
知人にある新興宗教にしつっこく何時間も勧誘された時も、その人はいいことがあった時は全て○○様のお陰だって言っていたし……。信者数の多い宗教らしいけど、勧誘がしつこいから信者が多いんじゃないの。嫌がっているのにしつこく勧誘する時点で、その宗教にマイナスイメージを持った。
あと、大人になってから思うと、宗教の本で出てくる極端な例をなぞりたいだけなのかなっていう行動をしていたこともあったし。熱烈な映画ファンが何回も見た好きな映画に影響されちゃうみたいな感じで。
親がやっていなかったら、こんなに冷静に新興宗教を見なかっただろうな……。
自分で信仰を持つのは別にいいけど、なんでもかんでも宗教で書かれていたことに結び付けて考えようとするところとか。
もともと母は、これはいいことだって思ったことについてはなんでも鵜呑みにしちゃうところがある……。自分が信じたものに対しては、純粋に素直というか従順というか。
だから、テレビ通販とか、健康食品とかも好きなのかな……。