終演して4日たってしまいましたが、


この公演にご来場いただいた皆様、本当にありがとうございました。


自分の役は、まだまだ50%くらいの出来で、完成には程遠い…そんな気持ちでしたが、


観たお客様からは、


ほとんど小道具がないのに、まるで本物の撮影現場を見てるみたい!

撮影クルーの一体感がすごい!

ピーンと張り詰めた「本番」の緊張感がたまらない!


などなど、たくさんの感想を頂きました。


それに、演技者としての私は、まったく不十分でしたが、

稽古途中からは、まるで自分が、今回の役「中嶋夕子」という人間になったかのような

不思議な感覚で…なんだか安心して、舞台の上にいられた気がします。


どの芝居もそうですが、今回のは特に、キャスト全員の力がないと、物語が成立しないような舞台でした。


共演者みんなに助けられて、この舞台を完了することができた。


今は感謝の気持ちでいっぱいです。


キャスト、スタッフのみなさん、本当にありがとうございました!




そして…


終演したその日、大事な芝居仲間が逝ってしまいました。


男気があって、優しくて、豪放磊落、その上、可愛らしさやさみしさもある…そんな人でした。


古き良き日本のお父さんを演らせると、天下一品!の役者でもありました。


まだまだ気持ちの整理はつきません。


でも、生きている私たちは、立ち止まらず進んでいかなければなりません。


死を受け止めて、受け入れて、今、自分にできることを精一杯やるしかないのです。


今は、とにかくゆっくり寝て、心と体を休めたいと思います。