別れの時がやってきたのだ。。
保安検査場を通る時、息子は最後に
『ありがとう』とだけ一言、私達に告げた。
そして、息子は肩越しに笑顔をこちらに見せた。
その笑顔は、、
まさに、
幼き頃の少年の笑顔だった。
私は、なぜか自分でも分からないが、
涙が溢れてきた。
次から次へと、涙が溢れて止まらない。
遠ざかる息子は、最後にまた振り返り、
大きく手を振ってくれた。
横にいた夫の目にも涙が光っていた。
立派になった息子を誇らしく思う感情、
息子の幼き面影を見て、懐かしく思う感情、
去っていく息子に寂しく思う感情、
『頑張れよ!』と応援する気持ち、
様々な感情が入り乱れ、
涙が溢れてきたのだと思う。
我が子を想う気持ち。。
いつの時代も同じ感情であろう。。
今後、何回、息子と会えるのだろうか?
毎日、過ごしていたあの頃はもう過去の出来事だ。
息子は、私達の元から巣立っていった。