おさるのかごや ③ | A・RA・SHI 青担 腐妄想小説

A・RA・SHI 青担 腐妄想小説

ワチャワチャした感じの嵐さん達が基本です。主に智君を中心とした小説です。BLなのは私が根っからの腐女子で、智君が大好きな為、悪しからずご了承を!山が多いかな!色んな感じの話を書けたら良いなと思ってます。







⚠こちらはBL腐小説です
受け付けない方は回れ右を!!
楽しめる方のみ お進み下さいm(*_ _)m





•*¨*•.¸¸🐒*・゚


大宮兄弟……交代で寝起きをし

日の出前に、身支度を始めました


川で顔を洗って…手拭いで顔を拭く智🐒

隣で和也🐒も顔洗い顔を拭きます。

少し東の方が明るくなり始めてきました。

智の後ろから薄らと日の明かり照らされ始めます

顔の表情が見える程度の明るさになってきました

すると…徐ろに和也は、手に土を付け始めました

そして兄の方へと、す〜と手を伸ばします


(´・∀・`)
「ん…なんだ和也?うわっわっわっ💦💦」


和也は、手に付いた土を智の顔に薄く塗り始めました。

「おい和也、やめろって💦今、顔洗ったのに💦」


「・・・・・・・・。
兄ちゃんは、こんぐらい汚れてて丁度いいんだ」


「なんだそれ…ふふっ(笑)」


昨日は、智に〃好い人〃いないのか?のような事を言ってた和也ですが…

智に対して他者が無差別に好意を寄せるのは、良しとしてません。

智の方から惚れた相手ならば、応援する腹積もりではいるのですが…

相手の方から一方的に良い寄って来た場合は、今までと変わらず排除するつもりです。

なので…無駄に他者から惚れられないようにと、智の顔を汚してみました😊


なのですが…
土を少し付けた所で顔の造形が変わる訳でもなく

肌を黒くした分…笑った時の歯の白さが際立ち、男前度が上がっただけのような気もします💦


和也は、良いも悪いも智の顔を見慣れておりますから、土を付けた智の顔に大層ご満悦です✨


「これなら…見た目だけで、変に良い寄って来る奴は現れないと思う!
これからは、いつもこうしてれば良いかもな」

         
          バッチリ!(o´・ω-)b   (´・∀・`)そうかぁ?

「普段と差程 変わんねぇと思うけど…
和也が気に入ったなら、これで良いよ😊

だが…オイラだけじゃダメだろ和也(笑)」

和也の顔に 土を付け、智も‪ご満悦です🐒✨



********

昨日の晩メシの残りを少し食べ…

2人は、かごを担ぎ 先を急ぎました

🗻🐒-▅-🐒ソレヤットコドッコイ ホイサッサ♪♪



山を越え…隣町の入口へ到着しました。

今日のお客の家の場所を道行く人に尋ねます

(.゚ー゚)
「ちょい、そこの人。お尋ねしたいのだが…」

『ん、なんだい?』

「この町の医者の家は何件かあるのかい?」

『医者の家は一件だけさね。
狐先生は町自慢の名医なんだぞ。』

「そうか。
その医者の家は何処か教えてくれないか?」

『おう。この真っ直ぐの道の突き当たり。
大きな藁葺き屋根の建物が医家だよ』

「そうか…ありがとう」


教えて貰った家へと向かいます

道の突き当たりまで行くと…看板

【町医  狐櫻】

「〃きつねざくら〃だとよ。ここだよな和也」

「うん。さっき狐先生って言ってたし…
文には〃息子の翔を頼みたい〃ってあったよ。」


2人で看板の前で少し立っていると…玄関が開く

(´・∀・`)
「お待たせ致しました。依頼を受けました…
〃おさるの大宮かごや〃です。
翔様のお迎えに上がりましたm(*_ _)m」


中から出て来たのは…細面の初老の男

眼が細くツリ目な男は、名前通り🦊狐に似ている

『早かったな…今日は、息子を宜しく頼む。』

「はい。それで息子さんは?」

『何やら支度に手間取ってるようでな💧』

そういうと…狐に似た先生は家の方を振り返った

家の中からは、女の人と若い男の声…

『翔、荷物はまた送ってあげるから…これは置いて行きなさい💦
かごやさんの負担になってしまうし💦
荷物この半分に減らしなさい。』


「いや、でも母様。これは今日の今日必要となるかも知れません。これも、もしかしたら…」

『ほんとにもう💧先に出てますから、早く支度して下さいよ。』


先に家の中から出て来たのは…母親

父親とは真逆の クリっとした目をした丸顔の母親

『あらあら、まあまぁ…♡ 
可愛らしい かごやさんだこと😆✨』

智と和也に優しい目を向けて、ニッコリ微笑む


「おはようございます。
おさるの大宮かごや と申します。」

母親にも丁寧に挨拶をし頭を下げます。


『ご丁寧にありがとう😊ウフフ。
もう少し、お待ち下さいね。
(」^o^)」
翔!翔!!早くしなさい。』


「はい…今すぐ行きます!少しお待ちを!」


🦊『かごやスマンな💧
母さん、茶でも出してあげなさい。
翔は、まだ時間が かかるのだろう・・』


「そうですね😅
〃おさるのかごやさん〃こちらの縁側へどうぞ」


和也が、どうする?って感じで智の顔を見る

智は和也に頷いて見せてから

「お言葉に甘えさせて頂きます。
喉が乾いておりましたので助かります😄」

そう告げ、和也の背に手をやり2人頭を下げた



縁側に移り…

お茶🍵と茶菓子🍡を頂きながら待つ事に…

何故か狐先生も一緒に並んでお茶を飲み始めた

怒ってる訳では無いのだろうが、キリッと鋭い眼は少しばかり威圧感がある。

智と和也…少し背筋を伸ばしお茶を頂く🍵🍡


3人沈黙のまま暫く🍵お茶をすすっていると…

🦊
『息子はな………医者としては優秀なんだ。
ワシなんかより優れた名医となる。
だからこそ今回…翔に声がかかったんだ・・』


(.゚ー゚)
「それは…親としても鼻が高いでしょう😄」

『なのだがな……自分の身の回りの事となると』

チラッ縁側から家の中を振り返り…

家の中から聞こえてくるバタバタとした足音を耳にして、小さくひとつ溜息を漏らした。

(´・∀・`)
「1人…外に出すのは…心配でもあるのですね」


『ハハ…💦どうぞ親バカと笑ってくだされ。』


「笑いませんよ。どんなに優秀な息子でも、初めて外に出すのです。心配するのは至極当然。
ですが…ここからの道中の旅の心配はご無用です。私達、〃おさるの大宮かごや〃命に替えても息子さんを送り届けますので。」

隣の和也も大きく頷き、智の言葉を肯定します。


『それは、それは 、頼もしい。
やはり、評判通りだな。
息子、翔を宜しく頼みます。』


「頼まれましたm(*_ _)mm(*_ _)m」


『ところでアンタらは、山を越えて来たんだろ?』


「はい、そうです。」

『だからだな…。顔も洗えなかったのだろう。
そこの井戸で顔を洗って行きなさい。
男前が台無しだ。』

そう言って井戸を指差しました。

言われた智は…笑顔を浮かべて

「それは、ありがたい。」

和也の方は…少し渋い顔をした後、笑顔を作り

「ありがたく、そうさせて頂きます。」


顔を洗い終わった頃…

家の中から本日の客人が、やっとお出ました。

(`^3^´)
「いや〜お待たせしてしまい、かたじけない。
さぁ、行きましょう!!」

両手に荷物を抱え、頭を掻きながら現れた。


和也は智に耳打ち

「息子は、母親似だな😄」

母親に似て…綺麗なつぶらな瞳

特徴的な ふっくらとした唇

清々しい爽やかな笑顔をする青年


 こちらも智や和也とはまた違った男前✨✨




•*¨*•.¸¸🐒*・゚




翔君、やっと登場です!
狐櫻 という 病院の 狐に似た先生の息子さん。

お客を乗せて…
〃おさるのかごや〃 改めて 出発です🐒◻️🐒