•*¨*•.¸¸🎋*・゚
名前が書かれて無いと思ったけど…
短冊の端に 【Y】の 文字
名前のイニシャルに 間違いない!!
苗字か?名前か? どっちだ……
研究生の顔と名前を、必死で思い出してると
誰かが、俺の肩を叩いた
(*.゚ー゚)ฅ㌧㌧
「翔さん、お久しぶり〜」
大野君の親戚で、俺の同期でもある二宮が、ニヤニヤしながら立っていた。
「久しぶり…って程でも無いと思うけど?」
「そう?
嫌でも毎日顔を合わしてた寮生と会わなくなって、1週間ぶりに会ったんだから、お久しぶりだと思うけど?」
「………(⚭-⚭ )
はいはい、そうですね………」
「あはははっ。
そんな事より、翔さん短冊書いた?」
「今から書こうと思ってたけど…」
チラッと【Y】のイニシャルの短冊に視線を送る。
勘の鋭い二宮…俺の視線の意味を理解したのか
「あーーコレね。ฅ(>.ᗜ <*)
智に憧れて春に入所して来た子だよ。」
「どいつ?どんな奴??何歳???
俺、知らねぇーけど?!
知ってんなら、教えろ!!」
二宮の肩を、ガッシリ掴んで
ぐらぐらと大きく揺らす……
(((‐д`‐ll)ฅ💦💦
「ちょっ💦ちょっ💦💦💦酔う酔う💦」
「あ、ゴメン……。ねぇ、誰なのコイツ…」
「( -ㅂ-)ハァ…。 あの子だよ…」
二宮が指さした先には、小柄な男の子が入口から入って真っ直ぐ向かって来ていた。
確か名前は ……知念侑李 だっけ?
『櫻井君、二宮君
おはようございます(*' ')*, ,)✨ペコ
今日も宜しくお願いします。』
(*.゚ー゚)
「おはよ〜。」
(`・3・´)
「お、おはよ。」
礼儀は正しい子みたいだ……。
「あ、あのさ、この短冊…。」
『あっ、短冊!櫻井君書きましたか?』
「俺は、まだ…」
『まだなんですか!書きましょう!
短冊の色は何色が良いですか?』
キラキラした瞳で、短冊の入った箱を目の前に差し出してくる…(眩しい…✨)
「えっと………」
キラキラと純粋な圧に押され気味になってる所に、救いの声。
![七夕](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/300.png)
「翔君は……この薄いピンクの短冊ね♪
はい、翔君どうぞ♡」
(`^3^´)
「大野君♡すごく久しぶりだね✨」
「昨日、電話で話してたけどね♪」
『大野君、おはようございます✨✨』
「侑李 おはよ。頑張ってる?」
『はい!!頑張ってます!
今も、櫻井君に 短冊を書いてもらう所で!』
「翔君、短冊 書いて!!」
『櫻井君の短冊飾るスペースは確保してますから安心して書いてください!!』
(*.゚ー゚)
「はい、ペン!ほら、さっさと書く!!」
3人からの圧が………(*・ε・*)💦💦
「書きます…。」
ペンと 短冊を受け取り……願い事……?
なんて書こう………
悩んでると、影が3つ俺に被さる…
顔を上げたら、3人が覗き込んでた💦💦
「み、見られてたら書けないよ💦」
(´・∀・`)
「そら、そうだな…(笑)
ニノ、侑李、離れて離れて……。」
(*.゚ー゚)
「翔さん、その短冊 誰にも見えない所に飾ってあげます。
だから、今1番叶えたい願いを書いてくださいね!!」
(`・3・´)
「大野君は、なんて書いたの?」
(´・∀・`)
「・・・・ひみちゅ/////…秘密 !!
だけど…
翔君と同じだったら嬉しい…かな/////(照)」
俺と同じだったら嬉しい?
で、そんなに耳が真っ赤になる願い事…
えっと……………(๑º º๑)♡も、もしや!!
いや、さすがに それは……。
誰が見るか分からない短冊に……/////
いや、でも………
オブラートに包んで書けば………
あれを 願うって事は……
えっと……あれこれあれこれ
それで、あれだから………(,,꒪꒫꒪,,).。o(✨💡✨
知念が、ガタゴトと脚立を持って来て…
『櫻井君、書いたら 笹の1番上 にある、
水色の短冊の横に 飾って下さい。』
「分かった…ありがとう!」
よし!!決めた!!!
(`・3・´)🎋
【大野君と 同室になりたい!!】
下から見えないように、小さめの字で…
しかし!想いを込めて 筆圧強めで!
しっかりと 願いを したためた🎋✨
短冊に 紐を付けて……脚立を上がる
グラッと 揺れて 足が竦みかけたが、
(´・∀・`)
「押さえてるから大丈夫だよ。」
「ありがとう💦」
「翔君、その水色の短冊、オレのね…/////」
大野君の隣に 飾らせてくれるんだ♡
「俺……見て良いの?」
「うん/////いい。翔君の付けてからなら…」
「うん。自分の付けたら 見せてもらうね」
脚立を登り………
水色の短冊の隣に寄り添うように、
自分の薄いピンクの短冊を飾った。
そして、こちらに裏側を見せていた水色の短冊をひっくり返す……ドキ(✱°⌂°✱)ドキ
【翔君と同室になりたい!!】
「さ、智君(๑°꒵°๑)・*♡コレ!!」
「ふふっ/////翔君、智って呼んでくれた♡」
「あっ/////つい(照)
えっと、この願い……あの…その」
俺のように 下心が あるか分かんないし💦
無かったとしたら、寂しいけど(。•́ε•̀。)💦
(⑉・ ・⑉)/////💦
「安心して…ふ、2人きりに なれる時間……
やっぱ欲しいだろ?!
しょ…翔君は、違うの!!」
(//▽//)♡
「同じ!同じだから!!」
٩(˙-˙ )
『大野君、良かったですね〜。』
「おうっ!笹飾り作んの手伝ってくれて、
ありがとな…侑李(b`>▽<´)-b☆゛」
٩('∀')วイエーイ☆゛
『お力になれて光栄でーす✩.*˚』
(`・3・´)コソッ…
「ニノ…あの、どういう事?」
(*.゚ー゚)
「社長に、笹飾りを手伝ったら願い事叶えてくれると言われたんだって。
で、智は……
(翔君と 同室にして!!)
お願いしたんだけどお…
( ˙灬˙)b
『同室ってなると……相手の意思も尊重しないと駄目だよね〜。Youだけの お願いじゃ叶えられないねぇー』
と言われたので……翔さんにも願い事として短冊に書いて貰おうと思ったらしい。」
(`・3・´)
「それなら、最初から 俺に言ってくれれば…」
(*.゚ー゚)
「智ってさ、結構乙女な所あるだろ?
翔さんが自分と同じ気持ちだと良いなと思ってたんじゃない?
しかも……同室になりたい目的が…
ねぇ⤴⤴︎⤴︎ ニヤッ…」
(/// ^///)♡
「ま、まぁ…それは嬉しい…として!
あの、知念は……?
アイツ、〃大野君に近づきたい〃って!!」
(*.゚ー゚)
「……………あーこれ?」
『櫻井君……あの…僕…。
大野君のダンスや歌に憧れて入所したんです。だから、1日でも早く大野君のスキルに近づきたくて!!』
(`・3・´)
「近づきたいって、そういう事…」
(*.゚ー゚)
「何を勘違いしてたんだが…(笑)
今回も、智に協力して短冊作り手伝ってくれたというのに……。」
(`^3^´)
「そうだったんだ…。知念 ありがとう」
『いえ、お二人の役に立てて光栄です!!』
(´・∀・`)
「翔君!社長に 一緒に言いに行こう?
部屋はさっ、先輩が出てったから空いてんだ」
(`^3^´)
「うん!行こう!」
七夕🎋の願い事……
一瞬で叶ってしまった❤
いや……まだだ……。
肝心なのは……2人部屋になった
初めての夜… 🌙*.。✩.*˚♡♡*゚
大野君…いや…智君!!
🎋
俺に 貴方の ✨初めて✨ を 下さい❤
•*¨*•.¸¸🎋*・゚終
🎋🌌🌙⭐七夕の願い事🎋
大野 智 様 逢いたいです……
でも、何よりも 智君が 今
笑って過ごしてくれてますように……
大野君に 幸あれ🎋✨