自虐の詩 -2ページ目
見えないからあいたい
居ないからあいたい
手をつなぎたい
笑いあいたい
たしなめて貰いたい
誉めてもらいたい
抱いて貰いたい
あいたい あいたい
あいたい
『じゃあ。あおうか』
そう言われて
あたしは
あした…。
音も立てずに
目の届かないところから
じわりじわりと締め付ける
いっそのこと
蔦が絡まり出す前に首に巻き付き絞め殺して欲しいと
動かない両手に願う
泣きわめいても
命乞いをしても
決して叶わぬのなら
いっそのこと
『情念』に
心を委ねてみようか
まちぼうけ
まちぼうけ
今日は 今日はで
まちぼうけ
明日は 明日はで
森のそと
うさぎ まち まち
木のねっこ
はねるうさぎは
森のなか
今日も明日もあさっても