出会った時、すぐに心を奪われた。
それは外見じゃなく、全く中身が見えない貴方に惹かれた。
あの頃、他の人はそれぞれの色を出していて、個性を強調しているのに、あなただけは全く色が見えなかった。
周りに合わせているだけなのかと思ったけど、知りたくなった。
何も見えない、何の色もないあなたの色を知りたくて。
話しかけた。
話しているうちに分かった事は、色が見えないのじゃなくてほんの少しだけ感情を表に出すのが苦手な子だった。
一緒にいるだけで心が温かくなって、自分が満たされていくようだった。
それからもっと知りたいと思って自分の思いを伝えた。
あなたも同じ重いだということを知り、本当は飛び上がりそうなほど嬉しかったのに。
ただ余裕を見せて平然としている振りをしていた。
あれから5年。
色んな事あったね。
2人で自転車に乗って行く当ても無いまま旅したり、どこに行くか分からないから迷ったりもしたね。
並んで入った水族館、本当は眠かったけど、横で笑っているあなたの笑い顔を見ると、それだけでただ幸せだった。
日々が大切な宝物で、忘れようとしても忘れられないよ。
あなたといる時間は楽しくて、時間を忘れることも多くあったよ。
一緒にいるときは、恥ずかしくて顔をみて言えなかったけど、本当はとても愛してたよ。
あなたと恋をして、「恋に落ちる」っていう言葉の意味を知りました。
私はあなたを知りたくて、もっと知りたくて、あなたの中に落ちていったんだ。
何もしなくても、ただ横にいるだけで幸せな気持ちになる。
そんな自分が好きで、私はそんな気持ちにしてくれるあなたのことを愛していて。
2人で出した答えは一緒にいられない。
でも、あなたを愛したということに悔いはないから。
だってあんなにも素敵な時間をくれたんだから。
きっと、こうなることはどこかで決まっていて、こうなるべきだったんだよね。
気持ちがすれ違って、本当の気持ちも伝えられなくなって、一人で抱えさせたりしてごめんね。
本当に愛した人だから。
今でも愛している人だから。
これ以上すれ違って相手を憎むようにはなりたくない。
この恋は「愛した」っていう良い恋で終わりたいから。
ここから違う道を歩く事になるけど、横にあなたはもういないけど。
私はまっすぐ歩いていくね。
道は必ずどこかに通じているから。
もし、本当の運命ならまた合えるはずだから。
こんなに広い世界であなたと出会えた事が奇跡。
そして知り合い、愛し合えたなんてことはもっと奇跡だと思うから。
今までありがとう。
素敵な時間を、思い出を。
私が本当に愛した人だから。
どうか、どうかお幸せに。