『自転車泥棒』
1948年 イタリア製作
モノクロ トーキー 93分
監督;ヴィットリオ・デ・シーカ


第二次世界大戦後のローマで職を求めるアントニオは、やっとのことで役所のポスター貼りの仕事を得る。
ポスター貼りには自転車が必須。
妻が大事にしていたシーツを質に入れ、自転車を手に入れた。
息子・ブルーノを後ろに乗せて出勤した初日、仕事中に自転車が盗まれてしまう。
警察は頼りにならず、自力で犯人を探すことに。
犯人らしき人を追うが、証拠もないのでどうにもならない。
アントニオは他人の自転車を盗もうとするが失敗。
盗んだことをまわりに責められるが、見逃してもらえることに。
結局自転車は戻らず、弱々しく涙しながら歩く父と、それを見て父の手を強く握るブルーノ。



〜感想〜
イタリアン・ネオ・リアリズムの時代の作品。
ネオは新しい、リアリズムは現実主義のこと。
これが流行ったのは戦後の不況の時代。
ネオ・リアリズム時代の作品にやたらと悲しい話が多いのは、前後不況の真っ只中のリアルを描いているから。
こーんなに悲しい話を考えたのは一体だれなんだ!!!と脚本を調べてみると、、、、
オレステ・ビアンコリ、スーゾ・チェッキ・ダミーコ、ヴィットリオ・デ・シーカ、アドルフォ・フランチ、ゲラルド・ゲラルディ、ジェラルド・グエリエ、チェザーレ・ザヴァッティーニ
なんと7人も関わっているんですね〜。多い!

そしてこの映画の好きなところNo.1と言っても過言ではないのが、ブルーノくんの可愛さです。
可愛さ200%!
レストランでご飯を食べてるときのブルーノは可愛すぎてですね〜。スカーフ巻いてる時ときも良き。

そしてなんと言っても、最後のシーンですよ。
あんなに可愛いブルーノが、不幸な父親を励ますかのように手を握る、、、、。
状況を受け入れるという可愛く幼いイメージとのギャップ、親子の絆に心が打たれますね。