昨日の続きからで、藤田田の『勝てば官軍』から
江戸や甲府だけでなく、マクドナルドがいい成績をあげている
新潟、福島、大阪、長崎はみな江戸幕府の天領だったから。
新潟は佐渡で金山があるので天領だったから
それ以外の「なにか」をつくる必要がなかったのだ。
だから山に自生している杉の木だというほど名物は何もない。
7月トイザラス水戸店を開店するとき、社内ディスカッションでは
「水戸は東京と離れている田舎だとから、売れないでしょう。」
という意見が多かったが、私は、いや売れると主張した。
いざふたをあけてみると、一日で1800万円の売り上げをあげた。
わたしが、売れると主張した根拠は、水戸がかつての
徳川御三家のひとつ、つまり親藩だったということろにあった。
ところが、大名が統治した藩、とくに外様大名の藩に行くと
鍋島藩は久留米餅、阿波徳島藩は藍の染料といったように
それぞれ特産品を奨励して、「いざ!」というときに備えている。
百万石の加賀藩も、薩摩藩も外様大名だから、いつ幕府に
攻められるかわからないと口では言わないが
考えていたのだろう。勤倹節約の風は、極めて強い。
つまり私が調べた所では、その地方が天領であるか
親藩であるか外様であるかによって、それぞのれの
国民性というか領民性は違っていたのである。
藤田田の『勝てば官軍』P67より
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とこれらの部分を読んでいて、これを中国に当てはめてみたら
どうなるだろうと思いました。
もちろん私は、そんなに中国の歴史に詳しくもなく
また地域性、県民性ならぬ省民性についても
わかりませんので、
ただ自分のもっている売り上げデータとその肌感覚により
なぜこの地区は売れるのだろう、売れないのだろうという
ことを、無理矢理この藤田さんの過去の歴史のなかの
地域性をあてはめることはできるのか。
日本ではよく徳川260年の幕藩体制が、現代にも根強くのこっている
と言います。
精神的な物が多いと思いますが、例えば今の水道事業なんかは
その区割りは、江戸時代から続いているといいます。
中国の歴史をどう考えるべきか。
明朝であったり、清朝であったり。。
最後の統一王朝と言われた清朝は
1636年に満洲において建国され、1644年から1912年
まで中国を支配した統一王朝である。
1603年の江戸幕府よりは少し新しいが、歴史といい続いた時間
といい江戸幕府と同じくらい。
首都は盛京(現在の瀋陽)、後に北京に置かれた。
なるほど瀋陽であったとしたら、この遼寧省付近の今の力
強い消費力はその時代から受け継がれているのかも。
近代において考えてみても、旧満州国があったところ。
当時の関東軍のこの地への投資は半端ではなかったと
思います。
私は専門家ではないので、まったくそのあたりはわかりませんが
昨年父といった新京長春の旧満州国八大部の建築物や
満州鉄道、ホテル、都市づくりから、軍需産業、地下鉄計画まで
あったといわれているので、あの近代時代の中でも
相当な競争力のある地域であったのではと推測される。
また当時満州国の人口が急激に増えたといわれています。
朝鮮半島から朝鮮人が、関東軍に徴兵されたて渡って
きたということもあるかと思いますが、
やはり都市として当時競争力があったのなら
それなりに人口流入があったと思います。
ちょっと長くなってきたので、次に続く。。。
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