大阪から大連に戻り、すぐに瀋陽に出張である。
瀋陽で今何かとホットな話題である、
日本発の家電量販店の中国進出
ヤマダ電機中国一号店である。
それがこの瀋陽にオープンするのであるが
先月オープン予定が伸びに伸びてやっと
12月10日オープンしたのである。
ちなみに中国でヤマダ電機はこうかく。。
亜馬達電器(馬はおうへんがつくのだが)
↑オープン当日は、朝から小雨で、10時くらいから
大雪に、路面は凍結し、オープンから気の毒にと思ったが。
http://www.asahi.com/digital/bcnnews/BCN201012100015.html
後でネットニュースを見たら、朝から長蛇の列で大盛況だったとか。
↑チラシを入手。
場所は
中街路と西順城内街の交差点でいい場所である。
店舗面積24000㎡と、ヤマダ電機の中でも最大級だるとか。
日本食レストラン、焼肉などレストランが入る。
日本食が少ない瀋陽では、ありがたい。
↑私が行ったのは、オープン当日の夜20時前。
大雪で車も少なく、人も少なくなっていたが。。
ずらり。生鮮品などはありませんが、瀋陽のように
↑パソコンコーナー。富士通製品など中国では
↑キッズコーナー。子供をつれてきても大丈夫。
24000㎡もあるので、お店が広く、買いやすい。
↑おもちゃコーナー
↑6階のレストランはまだオープンしていない。
↑日本の業者による内装コーナー。
これは、中国では価値のあるコーナーかなと。
中国の内装業者は見ていないと手抜きをするので
安心感があります。これだけ消費者の間口を
広げて日本の内装をアピールできることろは
ありません。
そのほかにも、化粧品コーナー、リサイクルパソコンコーナー
中古パソコン買取センターなどもあり
驚いたのは、オープン初日にしては、従業員の接客や
対応などがしっかりしていること。
日本では考えられませんが、基本的には
中国の家電では、ブースごとをメーカーで区切り
販促員もメーカーが派遣するため
まったくお客様の立場にたっておらず
対応も品揃えもメーカー側の立場で
まあ高度経済成長期なので日本もそうでしたが
売り手時代なので、それでも大きな売上利益を
あげております。
でもこれから確実に競争が激化すると
お客様の立場にたってということを
本当に掘り下げていかなければなりません。
正直今の中国家電業界は不動産業で
場所代をメーカーからとり、人員もメーカーから。
中国の家電店はものすごい数で、私の見た感覚では
郵便局より多く、コンビニくらいの勢いで開店していくような
感覚です。
さすがに場所代でしのぐ、不動産屋ならではの
やり方だと。
そういったなか、ヤマダ電機のような業態が
中国に進出してくるのは、すごくいいこと。
おそらく、いろんな競合他社が、ヤマダ電機を
偵察に来て、少しじつその波紋が広がっていくはず。
中国のスーパー業界にジャスコが波紋をなげたように。
一緒にいった中国人の同僚も、そのサービス品揃え、業態に
感動しておりました。
私も家電を買うなら、大連からわざわざ瀋陽まで来ようかなと
思うくらい。商圏ひろー!!!
でも、ここは中国。まだまだこれからたくさんの障害があることと
思います。
まだまだ知名度的にもいっきに広まるものではなく
少しずつ少しづつひろまっていくと思います。
これが中国ビジネスの難しく、忍耐のいるところ。
それにしても、今後1号店を軌道に乗せて、ぜひとも
大連やその他の都市に広げていって欲しいものです。
一消費者として、楽しみにお待ちしております。

