趣味であるスポーツの審判を5〜6年前から行っている。

元々は息子がそのスポーツを始めたことがキッカケだった。試合を行う時、チームから審判を出さなければならないので必然的にお父さんから選ばれる。


私は、そのスポーツは未経験だったがそもそも弱小チームで人数も少ない為、頼み込まれて渋々承諾した。


最初は、ルールが分からずミス連発で子供達からもクレームの嵐でだんだん嫌気がさしてしまい、足を運ばなくなってしまった。


しかし、息子が5年生になった頃、ついに逃げられなくなり、初めて公式戦の審判をすることになった。

今までの人生の中で一番緊張した時といっても過言ではないくらいで数日前から眠れなくなり試合当日は、トイレに30回くらい行ったのを覚えている。


おそらく、無茶苦茶な審判だったと思うが無我夢中でやった。試合が終わった時の達成感がとても心地よく感じた。


それからというもの仕事の休みは、全て審判に費やした。仕事と両立するのは大変だったが勉強してルールを必死に覚えて経験を積む内に独学のみで活動することに物足りなさを感じる程になっていた。

息子が小学校を卒業する頃には、周りのお父さん審判の中では顔が知られるようになっていてもっと上手くなりたいという思いがどんどん強くなっていった。


息子が中学生になっても暫くチームに残り、審判をしていたが1年経った頃、連盟審判の門を叩いた。  続く