ライヤ・ウオシッキネンがデコレーションを手掛けた

アラビアのヘルシンキ・ホテルズのシリーズ。

ブラック&ホワイトのシンプルなカラーリング、
シンプルなラインでありながら、細かく書き込まれたデザインが魅力的です。

 

とりあえず、揃っていることが確認できたので、

改めて、シリーズを総括してみます。

 

まず、1981年のピッコロ。

こちらは年号表記がありません。

 

年号表記がスタートするのは翌1982年から。

こちらは前回紹介したポーターです。

 

1983年版は、バーテンダーです。

 

1984年版はヘッドウェイターです。

 

1985年版はシェフ。

 

1986年版はウェイターです。

 

これで、コンプリート(おそらく…)。

 

裏面に書かれているホテルは、

ホテル・へスペリア、

ホテル・ヴァークナ、

ホテル・ヘルシンキ、

ホテル・トルニ。

 

ホテル・へスペリアは、現在のクラウンプラザ・ヘルシンキです。

Radisson SAS傘下時代まではHesperiaの名が残っていましたが、

今は、その名前も消えました。

ヘスペリアは、ホテル前にある自然豊かで静かな公園の名でもあります。

 

ホテル・ヴァークナは、現在のオリジナル・ソコス・ホテル・ヴァークナです。

ヘルシンキ駅前の好立地で、日本からの観光客の人気も高いホテルです。

ここは、大規模な改修は行われていないため、

今なお、当時の佇まいを残しています。

 

ホテル・ヘルシンキは、現在のオリジナル・ソコス・ホテル・ヘルシンキです。

ヘルシンキの街の真ん中に位置するホテルです。

 

ホテル・トルニは、現在のソロ・ソコス・ホテル・トルニです。

トルニ(タワー)の名の通り、高い建物の少ないヘルシンキの中心部では、

目を引く高さのホテルです。 

今でも、ヘルシンキを一望できるタワーのアテリエ・バーは大人気です。

(狭く、混雑しているので、ゆっくり…という訳にはなかなかいきませんが…。)

 

他に、ホテル・クラウスクルキ、オリンピア・ホテル、
「Helsinki Hotels」名義のものもあるようです。

同じ年でも違う名義バージョンがあるため、

バリエーション豊富なシリーズです。