もう一か所、変わりゆく風景がありました。
アラビア・センターです。
どうしてもアラビア・ファクトリー、
と書きたくなってしまうのですが、
閉鎖以降は「ファクトリー」の名は使われていないようです。
 
まず訪ねたショップは、ショールームのような趣でした。
テーブルアイデアを提案して下さったり、
ガラスの色見本や、
制作工程を垣間見せていただくようなディスプレイなど、
工夫を凝らされている様子が伺えます。
 
とはいえ、工場なき今、
かつてあった「アウトレット」感はなくなっていました。
「ここでしか買えない」ユニークピースとしては、
Transfer colorのガラスアイテムが僅かにある程度でした。
日本のwebショップさんが別注したという
噂のアイテムもありましたが、
やはりここは別注して下さったショップさんに敬意を表して、
買うなら日本で…ということにしました。
 
さらに、9階のミュージアムのディスプレイも変わっていました。
かつて壁一面にディスプレイされていたカップ&ソーサーは、
中央のテーブルにズラッと並べられていました。
 
 
グラスとC&Sで1列ずつです。
数からすると大分減ってしまったので寂しいですが、
ズラッと並んだ姿は壮観です。
 
Suomi100マグでもおなじみのShe-Foもありました。
 
 
絵皿は最奥の壁に。
但し、この壁、一面鏡張りなので、
写真を撮るのが大変です…(撮影者が映り込んでしまうのです…)
 
 
 
展示数は大幅に減っていましたが、まだ整備途上のような印象。
これからまた増えていくのかもしれません。
 
工場の名残と思しきコーナーもありました。
 
ちなみに、現在は、ハッリ・コスキネンの特集。
 
これまで生み出してきた製品、というよりは、
光とプリズム的な展示でした。
 
 
ちなみに、入場料は無料。
値段を書き込むボードが用意されていたので、
整備が終了次第、有料に戻るのかもしれませんね。