今年は秋に出張が集中。
ふたたびのフィンランドです。

ヘルシンキでは、11月1日-2日に
年に一度のアンティークフェアが開催中。
初日のオープン直後が勝負のフェアで、
2日目、しかも午後という、
明らかに掘り出し物はないであろう、
という時間からのスタートでしたが
2日目の楽しみ方を学んできました(^^;)



今回、また一段と規模が小さくなった印象。
年2回開催だったものが1回になり、
出店数が回数を追うごとに減っている印象です。

特に、アラビアの食器を扱うお店が減っていたように思います。
最近は、ディーラーとバイヤーの個人間のやりとりや、
ネットでの売買が中心で、
手間とお金がかかるフェアに
敢えて出店する意味が薄くなっているのだそうです。

こんな時でもないと、一度にいろいろなお店を見る機会のない、
一アンティークファンにはちょっと寂しい状況ですが、
これも時代の流れなのでしょうか。




入口には素敵なディスプレイが。
インテリアショップのウィンドーのディスプレイは、
いわゆる「シャビーシック」なテイストが多いのですが、
ここはやはりクラシックなアンティークスタイルです。

フィンランドのアンティークフェアは、
2日目に品物を増やしたりしないので、
遅くなればなるほど、品物がなくなるというという状態。
それゆえ、今回は、通常より安い掘り出し物を諦め、
アンティークフェアだからこそ出会える品物を探すことに。

毎年開かれるフェアですが、その年により、
流行…というか、よく出ているデザイナーさんの商品が、
若干異なっているように思います。
今年は、オイヴァ・トイッカとビルゲル・カイピアイネンの作品が
比較的充実していたように思います。

Emiliaもそこそこありましたが、状態のいいものは少なかったように思います。
「Emiliaのような作品は時間が経つにつれ劣化しやすいので、
 いい状態に保つのはなかなか大変」
とお店の方もおっしゃっていましたが、その通りなのだと思います。
大切にしなくては!と改めて思いました。

日本人だとわかると、バイヤーと思われ、
大量購入を期待されてしまうのですが、
しがない個人のアンティーク・ファン…というわけで、
相手をガッカリさせてばかりでしたが、
いろいろなお話を聞くことができて勉強になりました。

アンティーク・フェアの2日目で学んだこと。
初日より値引きしてくれるお店がある(もちろんすべてではありません)、
初日よりお客さんが少ないのでお店の人とゆっくり話すことができる、
ということがメリットでしょうか。