久しぶりに泊まったHotelli Kämp(ホテル・カンプ)。
カンプといえば、エスプラナーディ通りに面した、
フィンランドでは珍しいクラシックな雰囲気を漂わせるホテル。
ショッピングや観光にもとても便利で、
できることなら泊まりたい(だけど泊まれない)…な憧れ系ホテルです。

外観同様、お部屋もクラシカルな雰囲気。

フィンランドのホテルは他の北欧の国に比べると、
お部屋の広さが一般的に広いですが、
ここは特にゆったりとしたつくりになっていると思います。
 



フィンランドのホテルは、環境への配慮ということで、
タオルやシーツの交換については、
予め何日かに1回という風に決められているところがほとんど。
(替えてもらうようお願いすることはできます。)
ココのホテルは、ベットの上に置かれているカードで意思表示するしくみです。
宿泊客に選択権が与えられているのはいいですね。
 



もちろんバスタブもついています。
カンプカラーである緑のあひるちゃん(おもちゃ)も。
 


バスタブと別にシャワーブースがあるのもいいですね。
バスローブもあるのでゆったりした気分になれます。

 



フィンランドはホテルのアメニティが少ないところも多いのですが、
こちらはアメニティも充実。
相変わらずの設備でした。

しかしながら、久しぶりに泊まって残念だったところも…
カンプの良さのひとつに、
JSTV(日本のテレビ番組を放送している衛星放送局)を視聴できることがあったのですが、
今回は観ることができませんでいた。
フロントに尋ねたところ、フロントでも把握できていない様子。
「システムが変わったので担当者に確認をして、改めて連絡をする」
というお返事を頂いたのですが、結局3日間の滞在中回答が得られず。
フロントの方たちはとってもフレンドリーでいい方たちだったのですが、
「連絡をする」といいつつお返事が頂けなかったのはちょっと残念。
システムが変わり、JSTVは観られなくなったのかもしれません。

また、フィンランドのホテルは通常、朝食込なのですが、
こちらのホテルは朝食込と素泊まりとのプランがあるようです。
(予約の際に要確認です)
素泊まりプランで朝食を別途頼む場合、
ビュッフェタイプで1人30ユーロ程度だったと思います。
味はひとつひとつ選び抜かれた…という感じで美味しいですし、
コーヒーや紅茶をサーブしてくれるので優雅な気分になれます。

ただやはりなかなかに高額なので、
個人的にはホテル正面前にあるFAZERの朝食がおすすめ。
ビュッフェスタイルで、11.9ユーロ。
美味しい朝ごはんをビュッフェ形式で提供しているだけでなく、
FAZERの美味しいケーキも食べられるので、お得感があります。
朝食の後、甘いものを頂きながらゆったり過ごすのも良いと思います。

こちら、実は、ホテル・カンプのフロントの方に
「おススメですよ」と教えていただきました…。
そういうフェアなところもカンプのいいところですね。

また、ビジネスホテルではほぼ無料になっている
wifi等インターネットの接続もがっちり取られます。
エスプラナーディ沿いの場合、公共の無線LANが入るらしいですが…。

高級ホテルは、クオリティの高いサービスを提供しつつ、
その対価をきっちり回収していく、といったところでしょうか。

相変わらず素敵なホテルでしたが、
以前に比べると若干魅力が減っているかな…という感じでした。
 

ホテル・カンプ総括:

【プラスポイント】

ラグジュアリー感、ファシリティ、観光・買い物のアクセス

 

【マイナスポイント】

コストパフォーマンス、有料サービスが多い(サウナ、WIFI、朝食)