ファクトリー・ビジットというと、
それにまつわる謎がひとつあります。
Raija Uosikkinenの代表作の一つに、
Kalevalaをモチーフにしたイヤープレートがありますが、
このミニ版というべきものが存在します。
イヤープレートと同じ図柄。
しかし、サイズは6.5cm四方(オリジナルは20cm四方)。
その裏にはFactory Visitという文字が記されており、
記念品として見学者に配布されたであろうことが窺えます。
一方、謎の一品とは、同じくミニプレートなのですが、
カレワラのようにオリジナルが存在するものとは異なり、
商品としては見たことがないものです。
モチーフとなっているのは、
フィンランド文学の父アレクシス・キヴィの『7人の兄弟』です。
Raija Uosikkinenは、『カレワラ』に続き、
『7人の兄弟』をモチーフにした絵皿を作ろうとしていたのでしょうか。
このシリーズについては、
同じ柄のものを1度日本で、別の図柄のものをフィンランドで、
1つずつ見たことがありますが、それがすべてです。
このプレートについていつか聞いてみようと思っていたのですが、
すっかり失念していました…。
ファクトリー・ビジットは良いチャンスであっただけにちょっと残念です。