バカげた施策
訪日外国人を対象に新幹線の博多から鹿児島中央駅までの片道運賃を助成する鹿児島県の「奇策」「愚策」が県内外に波紋を広げているようだ。どう考えても、おかしな施策だと私も思う。こんなバカげた施策よりも、鹿児島を訪れたすべての人が県内をスムーズに移動できるよう受け入れ態勢を整えることこそ求められるのではないか。これがひいては客を増やし、お金を生む。「稼ぐ力」に通じる。2月初旬に南日本新聞「ひろば」欄に投稿したものの、ボツになったとみられる原稿を紹介します。「稼ぐ力」そぐ「わかりにくさ」 鹿児島県の2026年度一般会計当初予算案が発表された。活力ある地域をつくるため「稼ぐ力」向上などに重点配分するという。 私がかかわる交通・観光に関しては、稼ぐ力以前に、「わかりにくさ」や「使いにくさ」を解消す ることこそ先決だと思う。 例えば、JR鹿児島中央駅で空港行きや桜島桟橋・鹿児島新港行きのバス乗り場がわからず困惑する人が後を絶たない。天文館でも空港行きバスやカゴシマシティビュー乗り場がわからず多くの人が迷っている。 水族館前バス停から水族館へ向かうルートや、城山バス停から展望台へ向かう歩き出しもわかりにくい。 一方、鹿児島市の一日乗車券が民間バスで使えない。全国交通系ICカードが各社使えない。鹿児島の代表的な観光地である霧島神宮へ鹿児島市から直行するバスがない、ことなどに首をかしげる県外客が少なくない。 これらが、そもそも「稼ぐ力」をそいでいるのではないだろうか。県立吉野公園。鹿児島本港。