私が大学生の頃、一緒に原理を学ぶ一世の先輩達がいましたが、ある日突然音信不通になる出来事がありました。私は何が起きたのか分からず戸惑いました。その先輩は家庭連合の教えを学んでいた為に、私達に反対するキリスト教の反対牧師と親に拉致監禁され、脱会するまで自由が与えられず監禁されていました。

 当時の私は何が起きたのか分からず、そんな酷いことをする人がいる事が衝撃であると共に、拉致監禁された先輩がとにかく心配で、暴力を振るわれていないか、ちゃんとご飯は食べれているのか心配で、とても胸が痛かったです。結局その先輩は脱会しました。

 私達の教義や理念、活動に反対する人や批判する考えを持つ人がいるのは仕方のない事だと思いますが、だからといって突然連れ去りどこかの建物に監禁し、教義を批判する内容を無理矢理聞かされ脱会するまで自由を与えない行為は許されるのでしょうか?被害にあわれた信者が裁判を起こそうにも家族内の問題ということで刑事ではなく民事裁判でしか訴えられないそうです。

 私が大学4年間を過ごすうちに4〜5人の先輩が被害にあっていました。窓から飛び降りて裸足で逃げてきた先輩もいました。当時、先輩方は10代、20代でしたから、その年齢で拉致監禁という被害にあわれることがどれだけ傷つきトラウマになったかは想像もつきません。私は2世なので親から拉致監禁される恐怖はありませんが、一緒に勉強したりご飯を食べたりした先輩が突然連れ去られ、2度と会えないという経験はとても辛く耐え難いものでした。今でも被害にあわれた先輩はどうしているのか、考えることがあります。

 拉致監禁した親からすれば統一教会は恐ろしい団体なので子供を守るために拉致監禁もやむを得ない、子供を思うからこその選択でもあったのかもしれません。しかし家庭連合はマスコミで言われているような犯罪組織ではありません。私は親の子を思う気持ちを利用して拉致監禁を扇動し、親からお金をもらっている反対牧師のやり方に疑問を感じます。被害にあわれた方の中には後にPTSDを発症する人も多いと聞きました。反対牧師や全国弁連の方たち、良心は傷まないのでしょうか?拉致監禁してまで信仰を奪う事が本当にその人の幸せの為だと考えているのでしょうか?

 マスコミも拉致監禁に関して報道せず家庭連合に対する否定的な報道ばりしていますが、その報道によって拉致監禁が助長されないかとても心配です。祝福結婚を受けて子供もいる信者を拉致監禁する事例もあると聞きました。突然夫と子供から切り離す事が本当にその人の為なのでしょうか?拉致監禁された信者は脱会したと認められるまで反対牧師側の教会に入会させられ、家庭連合を訴える裁判まで起こさせられたと聞いたこともあります。今回、政府が解散請求を出す際に全国弁連の方の意見を取り入れたと聞き、果たして公平な立場で判断出来るのか疑問に感じます。

 この事実を一人でも多くの方に知って頂きたいです。最後まで読んで頂きありがとうございました。