宇都宮二荒山神社、御祭神、豊城入彦命にご挨拶
(因みに日光の二荒山神社とは御祭神が全く異なります)

稲作を広め田畑を開墾し皆の生活の基盤を築き上げた別雷神である瓊瓊杵尊もこの地に居たことがあり、彦火火出見尊の初の宮があった地でもあります。

天照大神、天忍穂耳尊、瓊瓊杵尊、そして地神五代(皇祖神)、四代目の天の日嗣が彦火火出見尊です。

因みに五代目は鸕鷀草葺不合尊、そして初代神武天皇と繋がります。

彦火火出見尊は斎名をウツキネといい、いつも山で狩をしていたようで山幸彦ともいわれます。
二荒山の裾のウツキネの宮(初の宮)におられました。

ウツキネの宮がウツ宮となり宇都宮となったようです。

豊城入彦命は第十代崇神天皇の第一皇子であり上毛野と下毛野の始祖です。
武徳にも優れ、戦勝祈願など多くの武将からも崇敬されてきました。

妹の豊鍬入姫命は天照大神の初代斎宮です。
そして斎宮は倭姫命に引き継がれます。

宇都宮、二荒山は古より神聖な場所でした。

ここはある意味原点のような所です。

二荒とは、再生、再現、再来といった意味らしいです。

最近は、偽りや欺きが横行し、思いやりや優しさ、人の心や正しさや清らかさ、人の道が蔑ろにされ、損得、我欲が優先され、安心や安全、社会秩序の崩壊も感じられ、既に国が治っていない状態なのではないかと感じるようになってきました。

腐ったものは元には戻りません。
腐ったものは落ちて朽ちるのが理、そして、新しいものが芽吹き育まれていきます。

再び日本が清らかで、美しく、正しく、強い、日本人の国に再興していくことを心から願い祈っております。

この国があり、皆が不自由なく暮らせるのは先人の皆様のご尽力があってのことです。

天と先人に恥じぬ日本人でありたいものです。

桜咲く
　めぐる季節は
　　　　　二荒に

恩義の花は
　　　永遠に渡せず

宇都宮二荒山神社に再生を誓う