リッスンとぅー零マキ

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14Dec
- 今後の更新について
  おはこんにちこんばんわ。零マキでございます。はや12月で，きよのんfirstからもう一か月が過ぎています。その間には冴えカノFesとかWuG　Fesとかいろんなイベントの参加した方のレポなどを読ませていただいてるうちに「あ～イベント参加して無いからブログ書くネタないなぁ」と思っていました。そこで今後から，またアニメレポを再開しようかなと考えています！今の読者さん的にはほぼ昔読んでくださっていた方はいらっしゃらないかもしれないですが！それでもまぁ自己満足として書かせて頂こうと思っています。昔ほどの頻度でもないですが，まぁそれ相応それなりにっと。そして最初のレポですが今週中！題材のアニメは「香川の観音寺市が舞台のあのアニメ」観音寺市と言えば瀬戸大橋ですね！っていうわけで次の更新お楽しみに～
12Nov
- 11月11日～ねぇ、一緒に歌おう。そして、“泣け”！～
  お久しぶりです怜零改め零マキです。11月11日がついにやってきました！！！そう、この日あったのはこのブログをお読みの方はもちろんお知りの通りきよのん1stLIVE「ねぇ、一緒に歌おう。そして、“泣け”！」この日を待ち望んでいた方を沢山知っています。そして私自身も、ファンになった日からずっと待ち望んできました。正直、書いている今も涙しそうです…ｗまぁ、私のきよのん愛語りは前の以前の記事を参考にしていただいて今回はＬＩＶＥの話を！と言いつつ、さっそく私事なのですが声優さんのＬＩＶＥというものが初めてで緊張してました。でも、Ｔｗｉｔｔｅｒで沢山の方から「きよのんに癒されればそれでいいよ」「きよのんみたいにＬＩＶＥもふわふわしてるよ」というリプライを頂いて感謝です！では早速ＬＩＶＥのお話へ！まずは物販でＬサイズのＴシャツ各種、ペンライト2本、他グッズそれぞれ1ずつ購入しました！正直、前日の夜行バス乗車で当日6時半に東京着なので買えるか不安でしたがかなりの在庫が用意されていたようで、無事に買えましたよ！！！しかもこの8点で16600円は物販グッズとしては格安なのでは？（他行ったことないのでわかりません！）余談ですが15000円はお札で用意してたんですがあとの1600円分は全部100円玉で支払いしたので、物販のお姉さんにはご迷惑おかけしました！（すいません）そしてその後開場時間まで待機…本当はここで皆様にお声かけしたかったんですが、いかんせん初参戦&コミュ障炸裂で誰ともコミュニケーション取れず（次回こそは皆様と楽しみたい！）からあげ縁さんのからあげ美味しかったですよ！そして装備を変更し早速ＬＩＶＥ会場へと！バックの隣に置いてあるのはファンレターです！（ふくろうの和紙便箋可愛いですよ！ダイソー品）ＬＩＶＥ会場に入ると沢山のお祝い花が！ここでは参加させていただいたフラワースタンドの画像をＵＰさせていただきます。企画の主催・制作「きゃしさん」　イラスト「むっさんさん」です。他にも沢山の海外の方や各種企業さん、そして丸戸さん・萩原さん・深崎さんのお花まできよのんはホント沢山の人に愛されてますね～そしてそろそろ本題へ！！！まずはきよのんからの注意！ちょっとしてから暗くなって…脇から登場するのかな？？？中央に影が見えた！もしかして…生きよのんだぁぁぁぁぁぁ！！！！！！自分は昼の部しか参加できなかったので昼のセトリ書いておきます！1.I remember2.さよならソレイユ3.悲劇なんて大キライ悲劇なんて大キライではみんなでハンカチ振りました！（ここでは座ってたかな？）きよのんが途中で盛り上がる曲はどんどん立って盛り上がっていいですよ！と「全力で盛り上がらねば！！！」4.涙目爆発音5.ＧＩＲＡＦＦＥ　ＢＬＵＥＳ6.ＡＸＩＡここはマクロスΔでの楽曲で鉄板でしたね！やっぱきよのんかっこいい…7.M♭8.カラフル。9.運命の女神10.サプリナル11.ＰＵＮＣＨ☆ＭＩＮＤ☆ＨＡＰＰＩＮＥＳＳ（あんハピＯＰ）12.明日でいいからパンチマインドは事前にきよのんブログで告知があったようにみんなで全力の合いの手！そして歌の前には振り付けもきよのんから教えてもらい超たのしかった！カラフル。はずっときよのんが歌いたかったそう。1stＬＩＶＥという記念すべき場で歌えてきよのんも嬉しそうでした（もちろん私たちも嬉しい！）そしてここからは座って13.ねえ、話をしようきよのんがここではける…あれ？どしたのかな？休憩？と思っていると異世界食堂の扉が舞台中央に登場！その扉を通ってきたのはもちろん我らがきよのん！14.ちいさなひとつぶ15.涙。涙。は最後のコーラス部分をみんなで声を合わせて歌う！歌詞カードを作ってくださったファンの方ありがとうございます！アンコールたーいむ！【アンコール、アンコール、アンコール、ごほごほ…アンコール、アンコール】風邪気味だったのでちょっと大変だった(笑)〈アンコール〉16.Wind Climbing～風にあそばれて～17.虹色クマクマ18.戸惑いトレインここは本当にきよのんのこだわりパートだと感じました。きよのんの思い出に一緒に浸れた感じがして！特に最後の「戸惑いトレイン」は会場は黄色へ染まり一体に。今までの辛かったこと、これからあるであろう辛いことや苦しいことにも背中を押してくれるように感じました。だから最後を戸惑いトレインにしてくれたのかな？「きっとまたここに帰ってこられるよ、だから今はここでお別れ」ってきよのんからのメッセージに感じます。（勝手な解釈ですが）夜は残念ながら参加できなかったのでレポートはここまでですが、Ｔｗｉｔｔｅｒフォロワーの皆様、そして各企画の企画者・参加者の身様ありがとうございました！今回は皆さんに挨拶できず、申し訳ないです。次回は少し慣れて、話す余裕もできると思いますので挨拶させてください！そして、運営の皆様・バンドメンバーの皆様素敵なＬＩＶＥを本当にありがとうございました！素晴らしい時間を過ごせたのは皆様のおかげです！次回もよろしくお願いします！最後に「安野希世乃」さんとても素晴らしい歌や、トークをありがとうございました！私にとって人生で一番の最高の日になったと思います。特に、「ステージのテーマがお家」と聞いた時は何故か嬉しくなりました。きよの家にまた呼んでくださいね！パーティーしましょう！書きたいことは沢山ありますが今回はここまでではまた、どこかでお会いできますように…ＰＳ．ファン垢を作成したのでフォローいただけると嬉しいです！https://twitter.com/zero_makizushi
03Apr
- きよのん愛語り　安野希世乃さんが好き！
  こんにちは皆さん…たぶんみんな初めましてですよね！更新は2年ぶりくらいになるのでしょうか記事を見直してると本気で声マネを頑張っていた全盛期のころみたいで恥ずかしいです（黒歴史）今や生放送どころかニコニコすら見る機会が減ったこの頃で…アメブロなんて何ヵ月ぶりでしょうか？で、今回の記事ですがタイトル通り「安野希世乃」さんについて書きたいと思います冴えない彼女の育て方の「加藤恵」の声をやっている方です！最近ではマクロスΔの「カナメ」さんの声などでも活躍されていてワルキューレのリーダー的存在！大好きな安野希世乃さん（以下きよのん）について書きたいと思います。宮城出身のきよのんは東北復興アニメなどの声優に抜擢されているくらい地元愛の強い人です。牛タンだったり地酒だったり東北はおいしいものがいっぱいあっていいなぁ…（小並感）そうそう、あとはＮＨＫの復興ドキュメンタリーのナレーターなども務めていますよ。あぁ東北一度は足を運んでみたい！それはそうと、きのよんを語るうえで外せないのはやっぱり加藤ですね。加藤はきよのんの初主演（メインヒロイン？）役です（たぶん）演技ではどうフラットな声の中で感情表現していくか苦労したそうですが、正直なところきよのん事態がほぼ加藤なのです。きよのんの性格はおっとりしていながらも割と毒を吐くタイプです（ラジオ聞いてみればわかる）加藤の性格もきよのんと同じでフラットな中に刺さる言葉を混ぜている感じだと思います。わかる人ならわかってくれるはず！とにかくピッタリな役だと思うんです。ちなみにきよのんが今年、「フライングドック」さんからソロデビューされるそうです。正直涙が出るくらいうれしかったです。発表日がまさかのエイプリルフールというすごく狙った感の強い発表だったせいで、気が気じゃありませんでしたね(笑)でも、2日にきよのんのブログhttp://ameblo.jp/kiyono-yasuno/で正式発表されました。ソロで歌って踊るきよのんが早く見たくてうずうずしていますが（ＬＩＶＥはよ）え？話についていけてないって？じゃあまずはこちらを聞いてみてくださいこれはきよのんとちかぺ（安西千佳さん）が一緒に歌っている曲になります。もう、最高ですほんと（へとへと）可愛いうえに歌唱力もあるなんて強すぎませんか……ちなみにこの曲はＤ－ｗｏｒｌｄプロジェクトというもので安安コンビ（安野と安西だから）を組んで作られた曲です。近々ＯＶＡも2話発表される予定なので今か今かと待ち遠しいですね。ここまで来れば大分きよのんファンに近づいてきたのではないでしょうか！ここで私個人の話をさせてください。私がきよのんファンになったのは冴えラジを聞いてです。最初は加藤の声優さんの名前で「安野希世乃」というのを見ても「誰やろ？」としか思っていませんでした（大西もな！）←呼び捨てはデフォです（冴えラジ♭参照）自分、気になった声優さんはとりあえずＴｗｉｔｔｅｒをフォローするのがいつもの習慣なのでフォローしてみたんです。そこからですよ、きよのんにどっぷりはまったのが！性格も素敵だし、声も素敵だし、さらにはマネージャーさんまで素敵なんです！まず最初にはまった理由これはもちろん「声」ですね。あんなに癒されトロッとする声が今まであったでしょうか！もう、演技してない地声も最高なんですねこれが。第二要素は、ギャップです。きよのんこれでも実は酒豪なんですよ。ビールは確か飲まなかったはずですが日本酒が大好きで、差し入れも日本酒が多かったり！なんか以外どころのレベルを超えてかっこいい！ちなみにＤ－ｗｏｒｌｄのイベントでは安安コンビと一緒にお酒が呑めるイベントもありました（年齢的に行けませんでしたが……）さらにさらに実はきよのん、デレマスのなつきちの声優もやってんですよ！ワイルドでロックななつきちをあの加藤の中の人がやってるなんて信じられますかい！（興奮気味）もう、最高最大のギャップだとは思いませんかい？どうですかきよのんの素敵さが伝わりましたか。もっと語りたいところですが、だんだん文ががさつになってきたのでこのくらいにします。もしきよのんについて語りたい方がいればここまでＤＭをhttps://twitter.com/rei_wixgrow少しでも多くの方にきよのんの良さを知ってほしいです。そしてたくさんの人にきよのんの歌声が届くように願っています。また、このブログできよのんが気になった方はぜひきよのん自身のブログと、Ｔｗｉｔｔｅｒを見てみてください。素敵な人柄がにじみ出ていますよ。あ、ちなみにですがＰＣにきよのんフォルダーがありますので気になる方はＤＭを（さすがに声豚具合をさらし過ぎたかな？）でもここまで身近ではない人を好きになったのは初めてなので書かせてもらいました。なぜ今書いたかというのはまた今度書かせてはもらいますが、これできよのんファンが増えてＬＩＶＥが盛り上がるのが私の本望です！ではまたの機会にお会いできることを楽しみにしています。ノシ
21Jul
- 零シリーズっていいよね
  こんにちはれいれいです！ニコ生最近をやってばっかりですが生きてますｗほんとコミュ人数少なくてつらいんですよねま、それはそうとして零のつきはみ放送はじめました！一回目はTSのこってるんでこちらhttp://live.nicovideo.jp/watch/lv228710482?ref=community二回目はブログ右の一番上から！TSも残しますんでよければ寂しいく放送してますので見に来てくださいね米してね！
06Jul
- 今週の課題
  今週の宿題！１、マイクラのマルチできるようにしとく２、声真似練習（神谷さん＆三輪さん）３、企画計画！
04Jul
- 過疎は過疎なりに
  過疎は過疎なりに！放送がんばっちおりますすすすす怜零です！最近は雑談が増えてきたかなぁぁぁそれでも定期的にゲーム放送はがんがんやっていきたいと思っております目標は20歳になるまでに1000人！だからあと二年半かな？応援してくださる皆様のためにもがんばります！あ、そうだ生主の方お友達になってください！生主でない方もＳｋｙｐｅとかＴｗｉｔｔｅｒとかで友達になってくださるとうれしいですｗｗhttp://com.nicovideo.jp/community/co2861735これからもカッパドキアと怜零をよろしくお願いしますね
28Jun
- 生主再開しました！
  どうもこんにちは怜零でございます前一時期放送していましたが引退して一年くらいまた再開しました！！！前のコミュニティは雑談とか凸町が多かったですが今回のコミュでは本格的にゲーム放送始めました！http://com.nicovideo.jp/community/co2861735除くだけでもいいので是非見に来てくださいね！！！常に過疎なんで寂しいですしねｗ目標は1年で100人以上！！！3年で500人！！！！！！！！目標達成頑張ります(￣∇￣+)ではまたﾉｼ
20Jun
- 今日はなんのひ
  どうもこんちはです！今日は手短に宣伝だけしとくのん今日の晩２６時から「かみさまの心臓」実況するんよかったら見に来てなのん時間が遅いから無理だったらブログ右がわからよければＴＳ入れといてほしいのんこれで宣伝終わるのんﾉｼ
17Jun
- 生
  http://live.nicovideo.jp/gate/lv224833694今回の放送は夜遅いのでよければＴＳ予約してくださいね～ご都合会いましたら是非来てください！！！
09Jun
- 多くの選択肢とビジョン
  こんにちは、関東も梅雨入りして本格的に蒸し暑くなってきましたね自分は西なので少し前から雨ばっかりでうんざりです(笑)そういえば明日からテストなんですよね(他人事)いや、こんなことしてていいのかといわれますと耳が痛いですが…まあ、この程度の息抜きがないと勉強なんてできないということで大目に見てやってください(｡-人-｡)今日はタイトルのとおりのテーマ「選択肢とビジョンについて」選択肢は少ないほうがいい前回のお話で私は選択肢を一つに絞らなくていいといいました。明らかに矛盾じゃないかと思われるでしょうが選択肢を作るのにも基準があります。それは…まぁすでに察しの方もいらっしゃるでしょうが「ビジョンがあるか、ないか」つまり、自らがその選択肢を選んだ後を思い描けるかどうかということです今私は二つの選択肢を掲げています一つは「声優」になることもう一つは「撮影」になることこの２つともにそれぞれのビジョンを僕は持っています。「声優」であれば、私は○○○・○○○、○○にしか所属するつもりはありません。(事務所名はちょっと控えさせていただきます)もし、どちらにも所属ができないようなら諦めてほかのことをするつもりです。これはある意味傲慢なことかもしれませんが、私はこの２つのプロダクションでしかビジョンを描けませんでした。「撮影」の場合いつか撮影監督に私はなりたいと思っています。でも、そこで止まる気はさらさらなくて、経験を積んだのちに演出、監督まで上り詰める気でいます。突拍子もないビジョンですがこれでいいんです。都合のいいようにビジョンを書き換えれば、そうしようと必ず意識が行くようになっています。そしてこのようなポジティブ思考は運も同時に持ってきてくれるんです。このように選択とビジョンは一対です。選択肢があればビジョンがある、ビジョンがない選択肢なんてうまくいくはずがありません。もし、ビジョンが思い浮かばないけど絶対に捨てたくないという選択肢がある人は夢を具体的に書き出してみてください少なからずビジョンが見えてくるはずです。でも、そこからビジョンをはっきりさせていくのはあなた次第だということは忘れないでくださいね
07Jun
- 将来と希望
  こんにちは、こんばんわ！皆さんご機嫌いかがですか？見てらっしゃる方がいるかわかんないけど書いてますｗｗｗ多分見てくれてる人がいるとすれば多分多くの方が社会人の方ですかね自分はまだまだ学生なので将来何がしたいかわかりません！でも少しずつ見えてきた感もあります声優になりたい！っていうのは昔から言っていましたがやはりそれは今もそうですね演じることによって人の感情が動くってことがすごく神秘的というか感傷的な感じに感じるし何と言っても憧れですからねでも最近他にもしたいことができましたSIROBAKOってアニメを見ましたか？簡単に言えばアニメの制作現場を描いたアニメなんですそれを見て制作って仕事をやりたいって思った人も多いと思いますでも自分は制作よりも撮影に興味を持ちましたえ？アニメって撮影するって思う方もいると思います実際には撮影はしませんでも、すごく重要な仕事で上がってきた撮影素材(キャラの立ち絵とか背景とか)を最後に組み合わせて映像を作り上げます最近はパソコンのソフトでそれを全部行えるのでワンカット30分かからずに行えるそうです組み合わせること以外にも特殊効果とかをつけたりもしますやっぱり情報処理を専門に学んでいる自分にとっては天職なのかなぁ…とか思ったりでも声優にだって本気でなりたいです！なら一本に絞る必要ないかなって最近は思うようになりました二兎追うものは一兎は最低でも得てやるって意気込みです撮影を仕事とされている方や、声優として仕事をしている方などがいらっしゃいましたら、ぜひ話を聞かせていただきたいので気軽にメッセージやコメントお願いします応援されると嬉しくて溶けてしまうので応援おねがいします！
28May
- 一章　推敲
  〈第一章〉スタートダッシュは前途多難？あ～今日も朝が来てしまった。今日もまた一日が始まるというのに何のやる気もないし。朝が来た、希望の朝だなんていうけど嘘じゃないか、完全に絶望しかない。少し前までは俺も、部活に所属して委員会にも積極的に参加するような男だった(ただし過去形)昨日はオールナイトでためていた今期分のアニメの消費をして、ついでに買いだめしてしまったライトノベルの読破をしてしまった。眠い…とてつもなく眠い、なんせオール3日目だもんな。今思うとこれ正気の沙汰じゃないな。「起きてよ！お兄ちゃん！」あぁ愛しの妹よ、ほんとにお前はなんでそんなにかわいいんだろうか。妹に起こされる日常ほど幸せなものはないんじゃないか？もっと俺にモーニングコールを……zzz「起きてよ！お兄ちゃん！起きてよ！お兄ちゃん！起きて―」…「起きてよ！お兄ちゃん！起きてよ！お兄ちゃん！起きて―」…「起きてよ！お兄ちゃん！起きてよ！お兄ちゃん！起きて―」「うるせぇぇよ！！！！！」モニターの中の妹のモーニングコールを半ば強制的に止めて布団から起きる。こんな毎日やる気の出ない日々が続いてるのはこの世界が悪い。もっとアニメとかラノベみたいな劇的転回がほしい。大体なんで部活にも入って委員会にも所属してたのにラブコメの一つすら起こらないんだよ！ふざけんなよ差別だ。あぁ神よ、なぜあなたはこんな差別化をしっかり顔でできるような世界を作ってしまわれたのですか。「うわっ、もうこんな時間かよ」駆け足で下に降りてキッチンへ。冷蔵庫の中に入っているイカの塩辛を食パンに上に乗っけてくわえる。「あれ？なんかこれテンプレっぽくないか？」ジャムじゃないところは妥協してほしい。これで誰かとぶつかってなにかあるなんてことはないだろうな。だってまず俺自転車通学だし。ぶつかったら確実に人身事故で訴えられて今の暮らしを奪われて体を売る―やべこれエロゲのテンプレ的ストーリーじゃん。「いってきまーす」あ、今誰もいないんだった…なんか恥ずかしい。ちなみに誰もいないのは家族を幼いときに交通事故で亡くした―わけではなく両親は現在子供おいてラブラブ旅行中である。まぁ学校があるから仕方いんだけどさ。この流れで一応俺の自己紹介。雨空幹人(あまぞらみきと)。藤ヶ崎学園1年生。オタクでテンプレレートが大好き。さぁそろそろ行かないとな。毎日乗りなれた愛用自転車のサドルに座ってペダルをこぎ始める。この道を通って学園に行くのはこれで丸一年。まぁつまり今日が始業式なわけだ。あ、でもそしたらさっき一年って言ったけど今日から2年になるのか。この橋を通るのもこれで一年になるのか。この並木道を通るのも。そしてこの角を―「っ！！！」ああ、こんな日にホント不運だ。やはり人は慣れてしまうと警戒心を失ってしまう生き物なんだなと実感する。さらに寝不足が重なって危機管理能力がほぼゼロに等しかったのも災いした。いつもならサイドミラーを見て曲がっていた。でも今日は見なかった。曲がり角を曲がった瞬間に俺の視界に人影が写った。まだ間に合う！俺は角を曲がった瞬間ブレーキを握りつつ思いっきり右へハンドルを切る。すると自転車は金切り声をあげてバランスを崩し―「ぐほっ…」いてぇよ…ほんととてつもなく痛いなんで2年生が始まるという、そんな日に自転車事故を起こさなきゃならねんだよ…死にてぇ。「だっ、大丈夫ですか？」「う、うんまぁ死にはしてないみたい」「こっち向いてください」「え？」その時、その女の子と目が合ったんだがその女の子の視線が何を語っているのかはわからなかった。でも、澄んだ瞳で見られた俺はすべて見透かされたような気持ちになった。そして、何か音がしたような気がした。もしかしたら何かが始まるかもしれない。そんな新学期へ向けた期待となにかの予感を感じながら。ほんと曲がり角サイコー。「雨空幹人」…「幹人っ呼ばれてるって」…「雨空！」「は、はい！」「新学期でうわの空なのもわかるが、最初の出席くらい元気に返事くらいできんのか」「吉岡……三木…」はあ…「幹人今日どうしたんだよ？朝からずーと空ばっか見て。鳥にでもなりたくなったか？」「恋だよ…」「ああ、昨日ギャルゲーでもしたのか。それで好きなヒロインを攻略しあた後の焦燥感…あれは確かに憂鬱になるわ」「そうじゃない、3次元の恋だ」そう、俺は初めて3次元に恋してしまった。朝に起こったテンプレ的…いやまあテンプレと言っても差支えないイベントで出会ったあの子のことを―「お前、頭をはてなブロックにでもぶつけたか？」「誰がヒゲの配管工だ！！！」「そこまで言ってないんだけど…」はあ、こいつにはロマンっていうものはないのだろうか。今ならロマンチックに浸りすぎて、2次元彼女に対して書いた俺のポエムを綴った「パンドラの書」に書かれていることを全校生徒の前で胸を張って読める気がする。そんなくらいに僕の頭の中では何度も何度もあの光景がよみがえってくる。「こっちむいてください」「血が出ちゃってますから拭きますね」「このハンカチ使ってください、私のせいでケガさせちゃったようなものだし」あぁあの子のセリフが何度も何度も聞こえてくる。ゴツ―「あのな何してるんだお前」「お前をパラレルワールドから連れ戻しただけなんだけど？」ほんとデリカシーのないやつめ。「ホームルーム始めるから席つけよー」ああ、空が青い。そんなことにもドラマ性を感じてしまう。「ふぁああ……」あ、そういえば三日も寝てないんだったな。……あ、ハンカチ洗わないと―zzz…zzz……zzz………～放課後～まぁ放課後って言っても今日は始業式だけなので授業自体はなんにもなくHRだけなので午前中で終了。「んじゃまたな～」「おう、またな和也」だんだんとクラスメイト達が帰っていく。しかし半分くらいのクラスメイト達は午後から部活動があるのだろう、弁当を食べ始めている。でもそんなことは今の俺には関係ない！いま俺が考えていることはただ一つだけ…このハンカチを貸してくれた人にもう一度会いたい。何とか探し出す方法はないだろうかね…探偵を雇うにしても手掛かりはこのハンカチ一枚だし、そもそも探偵に頼むほどの金なんてない。探偵…ん、そうじゃん！その手があるじゃん！「俺天才じゃん！しかもこれテンプレ的じゃね！！！」俺の自画自賛的な大声は教室に中に響いた。一部のクラスメイトは振り向いて不思議そうに見てきたが、今教室にいる半分以上のくらいのクラスメイトはまったく反応しなかった。「さすが俺の元クラスメイトたち」スルースキルを俺が磨いてやっただけはあるな。まぁそんなことよりまずは行動！部活設立申請部活名：探偵部メンバー：雨空幹人活動内容：人助け全般よし、もう完璧じゃないか！探偵に頼むことができないならば俺が探偵になって部活動として探せばいいじゃないか！部活動ならばある程度は学校もフォローしてくれるし、活動内容が人助けとなると教師陣も断ることができない。もう俺天才的な策士なんじゃないだろうか？孔明なんか所詮俺に及ばぬわ。そういえばもう4時か。って俺どんだけ部活の申請書書くのに時間かけてんだ！一人漫才をしてる時間はない。「はあ…いくか」さっそく保健室へ直行だ！…「却下」「ありがとうございます！それでは正式にっ…っって却下！？なんで！！！」意味わかんない！この計画書のどこがダメだっていうんだ。「内容がないし、だいたい申請用紙の規定に書いてあるでしょうが」　申請書の下あたりに注意事項の欄があった。「え？顧問が必要？七夕先生がいるじゃないっすか」「はぁ？なんで頼まれてもいないのに私が急に顧問なんかにされなきゃなんないのよ！」一応説明しておくとこの女性教師は宮永七夕(たなばた)、32歳。アラサーにして未婚、さらには彼氏なしの飢えた雌狼だ。ただし保健室の先生という点だけは評価に値するであろう。ちなみになぜ俺がこんなに親しいかというと一年のころに頻繁に保健室に通っていたからだ。別に体が弱いわけでもなく、昼寝をしに行くわけでもなく。理由はいたって単純！出会いを求めてさ。まぁ結果的に出会いがなかったからこ今はこんな状況に置かれているわけなんだけれども。「まぁいいわ、4545歩譲ったとして」「あの…明らかにその数悪意ありますよね？」あ、言い忘れてたけどこの人保険の先生という身であるにもかかわらず下ネタが大好物である。「…顧問がいたとしても、創立メンバーがいないじゃないのよ。規定では部活として活動が行われている状態ならばメンバーが一人でもいる限り、存続は可能なんだけれども、創立時は３人のラインを越えてないと無理なのよ」ちっ…そこまで見ていなかった。正直これはまっとうな指摘だ。「メンバーのあてはあるの？」「ありません」「じゃあ諦めなさい」そんなのオタク一直線の俺にあるわけが…いや居る。ちょうどいいのが3人ほどいるじゃねぇーか！「いや、あります！やっぱりあてあります」それを言うと先生がにやりと笑った。「ふーん…じゃあ私も条件付きなら引き受けてあげてもいいわよ？」「条件？」嫌な予感しかしない。このアラサー下ネタ大好きオバ…ｺﾞﾎﾝおねぇさんがニヤッと笑ったときは大抵ろくでもない考えが生まれた時である。「幹人くんが今月中にメンバーをあと3人連れてきたら顧問になってあげる。でも…」「でも…？」「もし三人連れてくることができなかった場合は…」「場合は…」「あなたが卒業するまで私の奴隷ね」おい、この教師自分の学校の生徒に向かって奴隷発言してきたぞ。これ訴えたら勝てるんじゃね？PTAさんに訴えたら確実にこの教師辞めさせられるよね？？モンスターティーチャーってのも最近は多いみたいだし。第一この人の奴隷なんて死んでもしたくない。でも…今の俺には断るという選択肢が残っていない。「わ、わかりました…二言はなしですよ？」「そっちこそね」「それじゃ失礼します」「あ、ちょっと待って」すると俺の耳元で先生がささやく。「奴隷って言っても…私と気持ちいいことできるわよ？」気持ちいいことって何だろうか…じゃなかった！少しでも揺らいでたまるか！いや、まあほんのちょっとだけ揺らいだけど…「ま、負けるつもりはありません！先生に勝って俺が先生をどれ―顧問にしてやりますから」「あら？どっちもでもいいのよ？」「失礼しました！」これ以上先生といると理性が保てなくなる！保健室から出た時には日が傾いていた。夕日が廊下に差し込んでいる光景はなんだか恋愛ノベルゲームのワンシーンに出てきそうな雰囲気だ。教室に帰って荷物とってこないとな。この学校とも一年になるのか。もう上がりなれた階段を登って、去年とは違う方向に廊下を歩いた場所が俺のクラスの教室。去年と階は一緒だが階段を挟んで左が一年の教室群。右側が俺たちの教室を含む二年の教室群。普段は学年が二つ同じ階にあるということで人の行き来が激しい廊下だが今はだれもいない。なんか少し恐怖も感じるけどそれでもなんか幻想的にも感じる。まあそんなことは置いといて教室に入る。「あれ？誰かいる」どうやら女子生徒のようだ。夕日の逆光で顔は良く見えなかったが、光を反射させたその黒髪は金糸のように輝いていた。「あ、雨空君も忘れ物？？」「んーまあそんなとこ」「そっか、私は忘れ物取りに来ただけだから帰るね」「ん、じゃあな」「また明日ねー」『ﾄﾞｸﾝｯ』え？すれ違う瞬間なんか変な音がした気がする。なんか懐かしいような、落ち着くような。そう、朝聞いたあの音みたいな…ってそんなわけないか、あの時ほど劇的な何かがあったわけでもないし。さあ俺も教科書詰めて帰るか。ってあれ？今の誰だったけ？そいえばHRでやったクラスの自己紹介みたいなとき俺ほとんど意識なかったから全然他人の聞いてなかったけな。俺は…自己紹介はしただけしたような気がする、なんて言ったってけな…「バーニング・ダーク・フレイム・オブ・ディッセンバー…」いや、ありえない！寝ぼけていたとしても自己紹介でそんな意味不明なこと言ってない…はず。大体、中二病キャラって何番煎じだよ…それにしても今の誰だったんだろうな。クラスであってるのはそうだろうけど一度話したことがあるような気がするし、それにあの声なぜか印象に残ってる。これでも記憶力はいいほうだと思うけどな。なんせ今までコ略してきたギャルゲーヒロインは誰一人忘れていないし、今期のアニメの主要キャラの名前くらい全員覚えてるくらいだ。それでもなんかのどに小骨が刺さった感じで全然思い出せない。「んー……わからん、帰ろう」ここで考えても仕方ない。「それじゃまたな」誰もいない教室に手を振って学校を後にした。「いただきます」たった一人の晩餐はほっとホットで買ったチーズハンバーグ弁当だ。基本的にほっとホットはチーズハンバーグ弁当一択！あのチーズのとろーり感と肉のジューシーさはほっとホットでしか売っていない、コンビニ弁当とは一線をかくした一品だ。でもそんな大好物にありついているのに箸が進まない。「ん～…どうすればあいつを説得できるかな」一昨日先生に言われた部活創立の条件。そして昨日冬柊にフラれたこと。まぁフラれたといっても恋愛的感情なんてあいつにはいだくわけもないがな！いつからあんな強情で意地っ張りになってしまったんだろうか、あいつは。いやまあいつからっていうのは明確なんだけど。あいつと俺は幼馴染ではあった。でも、住んでいるところはそんなに近くでもない。ただ単に親同市の仲が良かっただけ。それで遊ぶ機会も多くて、あのころから妹として接してきた。なんせあのころのあいつは（まぁいまもなんだけれど）背も小さくて、かわいらしかった。こっちのほうは今は当てはまらないな、うん。ホント遊びに来た時はずーとべったりで離れなかった。あんときはホントにあいつもかわいかったんだけどさ。今じゃそんな面影もなく、頑固で融通が利かない分からず屋JKに成長しちまった。あ、でも分からず屋は言いすぎかも―とりあえずだ！一旦冬柊のことは置いておいてほかの部員を探すことにするか。ただ俺に残されたあてはたった二人。何の変哲もないクラスメイト小日向和也。そして学校でも指折りの美人暮明椛。まあ難易度的には圧倒的に上のほうが楽だしとりあえず明日は和也を誘ってみっか。「ごちそうさま」たった一人の食卓に俺の声が居ように響いて聞こえた。明日母さんたち帰って来るらしいけどなんか一人のほうが楽でいいかも。冷蔵庫から牛乳を取り出してコップに注ぐ。「ん……ぷはー」明日からほんとの勝負所！というわけでさっそく寝よう。いやでも…ちょっとだけギャルゲー進めてから寝ようか…たしかここに…あっあったあった！『世界の頂で愛を叫んじまう！』これホント名作だったんだよな。とくに幼馴染ルートの終わりとか最高で…「セットしてっと…うひょ～超久しぶりで起動しただけでも感動してきた」そうして俺はギャルゲーをプレイしたのだが、このとき誰も俺の睡眠時間が刻一刻と削られていくのは誰一人気づいていなかった。＊＊＊今日も一日学校で睡眠をしっかりと取れたおかげで放課後は快調である。しかし気分は落ち込み気味である…というのも―「和也、俺の部活入ってくれ！」「あ、すまん幹人無理だわ」「なんで！なんでみんなそんなに断ってくるの？実は俺学校一の嫌われ者で俺と仲良くしたらハブられるとかいうのがあるの！？」俺そこまで嫌われるようなことしただろうか？いや誰かに恨まれてそこから変な噂を流されたのかも！「いやぁさすがにそこまで思ってないし、第一そこまでだったらもうすでに仲良くしてるから俺アウトだし」「じゃあなんでだよ～」俺は和也に縋り付くような気持ちで抱き付いて言った。「ん～入りたいのはやまやまなんだけどさ、うちの野球部兼部禁止だからさ」「てかお前野球部だったんだ」「知らんかったんかい！」いや、知らないというよりも正直なところ興味がないほうが正しい。――というわけであてが完全に無くなっちまったせいで気分はガタ落ち中。俺とと、幹人と、冬柊それに先生で俺たちの部活は完成する計画だったのに…「あぁどうすればいいんじゃぁぁぁぁぁ」あてはない。だって友達がいないんだもの。「幹人君、椛先輩が呼んでるよ？」「ん～、すまん今は絶望に打ちひしがれているから後にしてくれって、言ってくれないか？」「ん、わかった」あれ？今の声どっかで聞いたことある声だな、ってそりゃそうかクラスメイトだもんな。あ、でもそういえば昨日の…そう！放課後にあった女子の声だ。「おい、ちょっと待っ―」「元気ださんかぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」「うわっ！」ひたいすれすれ、ほんと５㎝位のところで手刀を白羽取りしてやった。この人のチョップ容赦ないからくらってたらやばかった。「なんすか先輩！いきなり攻撃してくるなんて卑怯ですよ」「おぬし覇気がなさすぎじゃぞ。もっと学生なんだから元気をださんか元気を」先輩は学生にしては言葉が年取ってますけどね、なんて死んでも言えない。「そんなことより、用事があるんでしょ？」わざわざ元気出せっていうためにこんなところまで来るわけがない。こんなところというのも、三年生の教室があるのは別館でここは本館なので割と移動は面倒なわけである。ちなみに二階は一年と二年の教室で、一階は職員室と視聴覚室。三階は音楽室などの特別教室となっている。三年生だけ別館なのは受験勉強に集中できるようにという学校の狙いがあるようだけれども実際のところは大きな生徒会室を作るために別館を建てて、ついでに三年の教室をそっちに移したという噂もある。「ん、実は昨日の話なんじゃが…あの冬柊ちゃんと話していたその…」「部活の話？」「…恥ずかしながら入れてくれんかの」え、本気で言ってるんだろうか？「ダメかの…」「全然いいですよ！むしろ大歓迎。でもなんで？」生徒会副会長であり、さらに才色兼備でもう学園ラブコメものならトップ人気を勝ち取りそうなキャラの先輩がなんでこんな部活に？「わし、生徒会の仕事が忙しゅうて部活なんかに入っとらんかったけん、ちょっと息抜きのためっていうのを含めて入ろうかとな」すごくありがたい、ほんとありがたいんだけど生徒会副会長を部活に入れるってすごくプレッシャー。まあ、それでも断る気はないが。「実は先輩、まだ部活設立はできそうにないんですよね」「わかってる、まだ部員が足らんのじゃろ？」さすが生徒会副会長、情報収集能力はぴか一だ。「部員探しを手伝ってもら―」「ダメじゃ、あくまで部員探しは幹人の仕事じゃろ？部長のプライドとしてここは自力で部員を探すんじゃぞ」ホントは、生徒会の力を借りたいけどここは何とかするしかない。「うぅ…わかりました、絶対あと一人をなんとか入部させて部活を設立させてやりますよ！」やるだけやってみよう、もうダメなら仕方ないじゃないか。なんだかそう思うと気が楽になると同時に、やる気がふつふつと湧いてくる。「どうやら元気も出てきたようじゃな、これで安心して生徒会の仕事に戻れるわい」「仕事中に来ちゃったんですか！？」「だってそうしないと幹人帰っちゃうじゃろ…？」まあ、確かに部活にも入ってないし委員会にだって所属してない俺は帰宅部のエース並のスピードで帰って、放課後はアニメの消化にいそしむ毎日だ。「まあそんわけで頑張るんじゃぞ幹人！」「はい、先輩も生徒会活動頑張ってください！」先輩はその言葉を聞くと何も言わずにこくりとうなずいて教室から出ていった。俺は部活動計画のスタートラインにやっと立つことができた。
27May
- suikou
  プロローグ　テンプレ的告白展開のゆくすえは　世の中にはテンプレートというものがある　ある事柄での枠組み。　ある程度の様式があらかじめ決めてあって、そのいくつかの要素を変えることにより自分なりの望む結果を導くというすばらしい概念。　テンプレートといってもいろいろ種類があったりして、例えばブログの様式のテンプレートとかレポートのテンプレートとか。　でもここでいうテンプレートはストーリーなんかに対するあれだ。　いわゆる王道ストーリ。　ジャンプっぽく言えば努力！友情！勝利！　漫画とか、ライトノベルなんかでは簡単にフラグ回収してしまう主人公たちの安定ルートみたいな感じなのに、実際リアルではまったくもってフラグ回収できない、理不尽だ！！！　高1まではそんなことを思っていた。　ただし、ほんの数週間前までは。　この春俺は、テンプレ的な恋に落ちた。そして今現在もテンプレ的シュチュエーションに立たされ居ているわけだが…… * * *「冬柊(ゆらぎ)付き合ってくれよ！」「っ……！？」　いま俺がいるのは放課後の教室。　日は沈みかけていて窓から夕日の光が流れてきている。　教室の中にはオレと女の子がもう一人だけいる。　そいつは俺の小さいころからの幼馴染でお互いのことは知り尽くしている。　いや、今のは誤解を招く恐れがあるため前言撤回。「冬柊……お前が必要なんだよ！」「な、なによ急に！」　夕日に染められる教室に二人の男女。　夕日が差し込む教室に立っている冬柊の髪が夕日を反射して妙に艶っぽい質感をだしているせいで妙にどきどきしているが今はそれどころじゃない！　この最高のシュチュエーション。こんなシュチュでの誘いが断られるはずがない…というかそんな現実があってたまるか！　押せば何とかなる！「昔みたいに２人でまたはじゃがないか？」　幼馴染のこいつとは小さいころはずっと一緒に遊んでいた。「っっっ……///」　教室には夕日が差し込んできているから当然のことなのかもしれないが妙に冬柊の顔が赤くなったように見えた。　こいつとは幼馴染で昔はずっと一緒に遊んでたからこそ一緒にしたい。　お互いにお互いをこれ以上知っている人物はきっといない。「で、でもなんで私なのよ？」「それは……俺にはお前しかいないからだ」「……でも、うううう……」　冬柊が急に頭を抱えて唸りだした。　ただ誘っているだけなのにここまで悩む必要があるだろうか？「そ、そのごめん……やっぱ無理」「なんで？」　単純になんで無理なのかわからない。「なんで無理なんだよ？」「まあアニメ風に言えば……わたしあなたのことそういう目で見られないの。これからも仲のいい友達でいましょ？みたいな」「はい？」　よく意味が分からない。　え？友達でいるってどういうこと！？そういう目？　もしかして性的な意味で言ってんのか！？「だーかーらー……あんたを彼氏にするとかまず無理だから。どんな女の子でも即答で断るから、私は昔なじみのよしみで少し考えたっていうか……このままじゃ犠牲者が増えるからそんな女の子を出さないために―」「お前彼氏とか犠牲とかなに言ってんの？」「へ？」　あーめんどくさいことになったかもしれない。　この予感が的中しているならばすごくまずい。　まずいどころか一巻の終わりだ。　一巻でおわるだけに。　あー笑えない。 * * *「部活に付き合ってくれ？一緒にはしゃぎたいだぁぁ？あんたふざけるのもほどがあるのわかる？」　今僕は地面に頭をつけてている。　もちろん三点倒立をしているわけではなく、世間一般でいう土下座というものである。　誠意を示すためにやっているんだが……　その誠心誠意の土下座を向けられている当の本人はまったく見向きをしてくれない「いやだからそれはお前がちゃんと話を聞かないから……」「黙れ！」　冬柊の怒号は教室でこだまする。　こんな状況に陥るのはさすがに俺でも想定外であるわけでして。　テンプレ的にも勘違いからの進展みたいなのはよくあるが、いくら俺でもあれは確実に紛らわしいことを言う側に悪がるものだとばかり思っていたんだけど……すごいね、言ってると全然わかんないわ。　まぁ確かに部活の勧誘で付き合ってくれ！とか俺についてきてくれ！なんてセリフ言わないもんね！　でもそれだけ俺がロマンチストだってことさ、てへぺろ。　でもほんとにこんなことがあり得るんだね、勉強になったかも。「あんた……ほんとに反省してる？」「してるしてる、もう反省しすぎて頭が土の中まで埋まって呼吸困難で死んでしまうわぁ～」「殺すぞこの害悪オタクが」「害悪違うし！害悪でいうなら○ブ○イブ！でガチ装備した奴らが神田明神に集まったせいでラ○ラ○バーのイメージ落とした奴らのほうが100倍害悪だぞ！！！」「あんなのは概念よ！」「いや概念じゃねーから！現実にいるから！」　ほんとあれネタでやってんのかガチでやってんのかわかんないからな。　オープンオタクは俺は好きだが限度があるからみんなも気を付けるんだぞ！　って誰に言ってんだろうか俺。「とりあえずあんたが言いたいことはわかった」「え？それじゃあ」「やだ」　ふざけんなよ！とも俺は言えず……「そこをなんとかぁ…」「嫌だったら嫌だっつってんのよ！これ以上しつこくするならPTAと警察と自衛隊とEUと国連に連絡するわよ！」「いや最後の二つはもう国際問題規模だから！」「自衛隊もそこそこ国際規模よ？」　いやそこじゃなくないですかね。　こいつの話はほんとくどいわ。　まぁ今の話にくどいとか関係あるか？っていうツコッミは置いといて。　これは冬柊が昔とは変わった点だな。　昔は何事にも実直で素直で、はっきり思ったことは言う、そんな純粋な女の子だったわけだが。　最後に関しては現在も継続中。　妹のようにかわいがってきた女の子は生意気JKに成り上がってしまった。　まあ正しくは妹ではなく幼馴染なんだが。　高2にして反抗期をまだ引きづり続けている俺の同級生であり俺の妹的存在だった(過去形）人物。九重冬柊（ここのえゆらぎ）。「まあ話だけはきいてあげてもいいけどさ……」　うわ、なんかツンデレにもなり切れていないツンデレキャラがむしろ痛々しい。　でもべ、別にあながち嫌いじゃないんだからね！　うん、気持ち悪いからやめましょう。「なに気持ち悪い笑い方してんのよ！」「ｸﾞﾎｯ……」　冬柊の膝は俺のへそ上5㎝あたりにクリーンヒット。　しかもクリティカル入ったようだ。「うぅぅぅぅぅ、いきなりはダメだ」　意識がもうろうとしてきた、こんな部活を作る以前の勧誘中に勧誘したキャラに腹部をけられて死ぬオチなんていやだぁぁぁ。　まあ、蹴られなれているからすぐ回復するけどね。「で、部活の話なんだが」「あ、あんなだけ思いっきり蹴り入れられておいてまだ部活の説明するのね。まあその気持ちだけは買ってあげるわ」「お、おう。部活の趣旨なんだけどさ、探偵部を作りたいと思ってるんだ」「はぁ……探偵部って何するわけ？浮気調査でもするの？それとも飼い猫の捜索てきな？」「それは探偵に対する偏見だろ！」　こいつの探偵に対するイメージ偏りすぎじゃねーか。　大体探偵と言ったらシャーロックホームズ、シャーロックホームズと言ったら華麗に事件を解決するだろうが。まあ最近でいえば青酸カリをなめても平気な名探偵コなんとかくんみたいなのもいるけど。　でも俺の探偵部はもっと深い。「まあ探偵に対する偏見のことは置いといて、おれの本当の目的はこれだ」　おもむろに俺はポケットからすべての元凶。　すべての始まりのブツを取り出した。「ハンカチ……？」「そう！ハンカチだよ、おれはこのハンカチの持ち主を探すために探偵部を立ち上げたいわけだ」　正直これ、部活にしなくてもいいよな？という初歩的な疑問を持つ奴は世間的に生きていけないぞ。　まあ俺も部活にしたいのはアニメ的な展開があるのではないかとという、ほんの少しの下心もあったりしたり、しなかったりで。「そのハンカチの持ち主と何かあったわけ？」「そう、俺はこの土日で王道中の王道イベント経験した。あの日俺はテンプレを見た」「は？あんたふざけてんの？」　俺はみじんもふざけていない。　昨日起きた出来事は鮮明に覚えている。ただ一つだけ記憶のピースが欠けていた。　実は……顔が全然思い出せない。　いや、別にブサイクだったから思い出したくないとかそういうわけではなくて、かわいかった気がするが、それよりシュチュエーションと出会いが印象的過ぎて、記憶では顔がぼやけてしまっている。「ふざけてなんかいない…俺はこのハンカチの―」　ガラガラガラ。　不意に教室のドアが開いた。　あまりに不意の出来事に振り向くより早く声が聞こえてきた。「いつまで教室に居座るつもりなんじゃ？」　この独特なしゃべりかをする人物とか校内でもたった一人しかすくなくとも俺は知らない。「椛先輩こそこんな遅くまで学校にいてもいいんすか？」　振り返ると妖艶な黒髪ロングの美少女が立っている。　黒髪ロングってなぜか夕日が似合いませんか？あと月明かりとか。「お、幹人じゃないか。それに……えっと」「九重冬柊です。幹人とは同じクラスで幼馴染です。椛先輩のことは幹人から結構聞いてます」「幹人？変なことは言ってないんじゃろうな？」「は、はい！」　まあ話すことといえば田舎出身だっていうことと、俺となぜ知り合いになったのかっていうことしかないけど……あれは多分セーフだよね。　椛先輩との出会いも結構ドラマ……チックなことはなかったわ、うん。暮明椛（くらがりもみじ）。　学園では3本の指に入る美人だと有名ではあるが、彼女が有名な理由はそれだけではない。　彼女が有名な理由…それはその見た目とは裏腹にしゃべり方がなまっていてしかもジジイ語であるというところ。　超身長で黒髪ロングの先輩キャラなんて、まさにテンプレ中のテンプレキャラであるにもかかわらずしゃべり方ですべてを台無しにしてしまっている。　ちなみに生徒会副会長である。「先輩今日はなんでこんな遅くに？」「今日は委員会の仕事が長引いてしまってな、ついでに下校してない生徒が居ないか見回りを頼まれてしもーてな」「教師陣からの厚い信頼がありますもんね」「ほんとありがた迷惑なもんじゃよ」　教師から信頼があるということは、その分余計な仕事を増やされるということ。　それでも断ったりできないところが先輩っぽいし、先輩らしいというか。「冬柊ちゃんも幹人に振り回されて大変じゃろ？」　余計なお世話だし、よく俺を振り回すのはむしろ冬柊のほうだ。いや、まぁさっきは明らかに俺が振り回してたけど。「いつものことだし慣れっこですよ」「振り回してんのお互いさまじゃね？」ﾎﾞｺｯ―「なにしとんじゃこらぁぁぁぁあ！！！」「うるさい！」ボコッ―　これ訴えたら勝てますよね？「はいはい、わかったから静かにせんか」「幹人がうるさくしすみません」　もう何も言わないぞ俺は。「お、そいうえば２人とも何を？」「部活の勧誘です！」「はっきりとお断りさせていただきましたけどね」「ほうほう、幹人はなにか部活に所属していたじゃろうか？」「部活を設立しよう―」　俺の熱い思いを先輩にぶつけようとしたとき、チャイムが鳴った。「最終下校時刻過ぎてしもうたのう、先生に見つかる前に早く帰えりんさい」「「はーい」」　俺と冬柊は帰る支度を始める。「たく、幹人のせいでこんなに遅くなっちゃったじゃないの」「うぅすまん」「それじゃあ、また明日のー」　校舎から出た時にはすっかり日は沈み町全体が黒く染まっていた。　なんだかんだで相当な時間話していたんではないだろうか。「で、さっきのあの話って何なの？」「あの話……ってなんだっけ？」「もういい」　あれ、もしかして怒らせた？「先輩とはどのくらいの仲なの？」「んーまあたまに話すくらいかな」「ふーん」　何が言いたいのだろうかよくわからん。　聞いてみたいが今聞くと確実にやけどしそうな気がする。　さわらぬ神に崇りなしとは昔の人は良く言ったものだ。　それ以降は分かれ道までしゃべることはなかった。　初部活動勧誘〈プロポーズは〉失敗に終わった。
17May
- 冴えない高専生の執筆活動
  どうもお久しぶりですほんと久々なので見ている方はいらっしゃらないでしょうが…まぁそれは置いときまして現在ライトノベルを書いておりますあくまで趣味として書いてるだけですが！新人賞応募を目指して執筆中ですまあ今回はいいものを作るよりとりあえず目標～最後まで書ききる〈完成させる〉～ということで執筆しておりますそれよりまあもしも…全然可能性ないと思うけど！ホントにないと思うけど！出版することになりましたらよろしくお願いしますあと私シナリオライターとして活動したいのでなるべく期限がなく、報酬もなしな超へたくそで人間の心情がわかってないゴミ屑でもシナリオ書いてほしいという方がいらっしゃいましたらegoistic-garden@gmail.com 　までよろしく願いますあと！冴えカノ大好きです！
15Sep
- よっ
  恐れ入谷の鬼子母神ってねぇ～どうもどうもReiReiでござんす！いやいや、ブログの更新久々すぎてみんな読んでるのかねぇほんと最近は宣伝コメが多すぎて困る！これからはなるべく更新します（何回目だろうｗとりあえず今日はこれだけちゃおっ！
10May
- ひさびさん
  こんばんわ！コンチワワ！どうもまないたですっよお久々の更新となりました先週１度だけバイトいきましたぁー今週も月曜からでしちなみに大手チェーンの寿司屋のバイトですいきなり握りに入れと言われ驚きｗｗまぁ、シャリにネタ乗っけるだけの簡単なお仕事ですただスピード命なのでそれが結構辛いオーダーみながらサンプル流しますからね普通の飲食店と違うのはそこなんですよね普通は注文が入った料理を作るわけですけども寿司屋の場合は流れてる寿司も作らないといけないため何もしないという時間がないところかなま、飲食店は基本的に大変ですけどもねｗｗみなさんはなんか春から始めたこととかあります？こっちは少し五月病日和ｗｗまた近々更新しますのでよろしくお願いします★
25Apr
- Z/X始めたい
  みなさまこんにちわんこ(U´Д`)ﾜﾝﾜﾝ元気にしてますでしょうかね？ｗ今日はTCGの話ですぞよTCGってなんぞやって人はトレーディングカードゲームだと思ってねそれでもわからない人は遊戯王とかデュエマとかだと考えてね今回お話するのはZ/XといTCGですゼクスは始まって２～３年くらいのまだ歴史の浅いTCGですそれを今回始めようと思ってます！でもいまいちわかんない件！誰かやってる人いらっしゃったらどれから買えばいいとか教えてくださいな！！！今はこれだけで！
12Apr
- 花粉症やべぇ～
  最近ものすごい花粉症ひどいですわｗｗ学校が始まってからというもの鼻にティッシュ常時詰めてますマスクすればバレないですよ！ま、でも最近は鼻にするスプレー使ってますね家の家族がみんな勧めてくるんでｗ個人的に口の方に入ってきて嫌なんですが苦いからねていうかですがこの前の桃鉄放送ではコミュ人数増えて嬉しいですわまた今度も桃鉄放送するんでよろしくお願いしますです一緒に桃鉄したい人は居るかな？いらっしゃったらコメントしてください【ニコニコミュニティ】THE　MANAITA(株)あとまないたに改名いたしました一緒にまないたにしようぜ！
31Mar
- 最近のきてる感じ！
  なんかわかりませんが最近きてる感じがしますニコ生も楽しく放送できてるし人も来てるしっ！これは大ヒットの予感かな？ｗすみません調子乗りました最近ほんとに充実して放送できてる感じしますねｗそれに面白いアプリがあったので最近ヤリまくりｗ今度放送でもやろうと思いますメルクストーリア、通称メルストですねまぁ言ってしまえばタワーディフェンスが好きな人は好きかなタワーディフェンス嫌いな人でもわりと楽しいｗステマみたいですがステマですｗｗｗただちゃんと自分の感想なのでよろしくです招待コードぜひ入力してね「mevncp」ぜひ入れてくださいねｗ完全にステマな件についていやもうガチマだと受け取ってねｗｗあとはニコ生放送について！今までは基本的に雑談生主としてやってきましたでもこれからはゲーム生主としてやっていきたいですですから、ぜひやってほしいゲームを教えてくださいねすハードはPS３を今年中に追加予定あとはPSP、Wii、DS(偽トロないからすぐにはできないかな)って感じです！！！本格的にゲーム放送どんどんやっていきます！ゲーム好きな人も、あんまりやっとことない人もぜひ放送見に来て欲しいです！！！http://com.nicovideo.jp/community/co2130211これからもよろしくお願いしますです(*´∀｀*)
21Mar
- ついに決定！マドンナ総選挙
  ついに！ついに！発表されましたよ！マドンナ総選挙！←詳細についてはひとつ前の記事で俺がこのブログで散々推していた…朝比奈桃子ちゃんは…なんと7位でした！！！！！おめでとう朝比奈ちゃん！得票数 399754票ほんとにすごいと思いますｗほかのキャラの順位と得票数！1位村上文緒 1767844票2位クロエ・ルメール 1608709票3位椎名心実 1125211票4位櫻井明音 831943票5位ミス・モノクローム 442938票6位望月エレナ 424608票8位優木苗 325465票9位神楽坂砂夜 318315票10位加賀美茉莉 304105票このようになっております！30位までの順位が知りたい人はこちらでhttp://app.famitsu.com/20140321_336106/みなさんの推しキャラはランクインしていたでしょうか？ランクインしていた人へ！これからもその子を応援し続けてくださいね浮気はしちゃダメだぞっｗしていなかった人へこれからもその子一筋でいてくださいねいつかはランクいさせてあげよう！プレイしてない人へ個性豊かなキャラたちが出てくるゲームですぜひ一度でもいいのでプレイしてみてくださいね！最後に！！！朝比奈ちゃん本当におめでとう！！！

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