ようやく11月になった。
灼熱地獄の7月・8月、そして9月は秋とは名ばかりの残暑三昧~!
10月も中旬を過ぎて、やっと爽やかな季節になったかなぁ・・・と思えば、また暑さのぶり返し・・・。
人騒がせな天気に翻弄されていた昨今だが・・・
11月になって、多少の寒暖の差はあるにしても、全体的に気持ちの良い「本物の秋」になってきたような気がする。
そういえば・・・今年の夏も劇的な猛暑だった・・・
もう、我が家の水風呂から一生出たく無いと思ったほど・・・
それじゃぁ、庭にプールでも作るか・・・庭の開墾はお手の物だし・・・とも真剣に検討してみたが、なにせ「じょんの額ほどの狭い庭」・・・どう考えても優先順位は夏季限定のプールよりもバラ達の方が遥かに上・・・。
もしなんとか遣り繰りしてプールを作ったとしても、狭い空間に詰め込み過ぎで、もはやプールでは無く行水場でしか無いだろう・・・。
そんな苦労も、今や遠い夏の思い出・・・。
すぐそこまで忍び寄ってきている冬の到来の前の、束の間の癒し・・・それが秋なのだろう。
(食べ物も美味しいし、嬉しい悲鳴が聴かれる季節とも言える)
さて、秋になると毎年私の腕が疼く・・・。
それは、私のほぼ唯一にして季節限定の趣味!(と実益も兼ねているが)
ガーデニングの再開である!
私のガーデニングに精を出す季節は、毎年10月頃から翌年6月まで・・・7・8・9月は暑さと蚊の大量発生により、敢え無く休眠・・・そのせいで、楽園のような爛漫な景色が、毎年残念なことに夏の声を聞くと同時に、一気に荒廃への一途を辿ることとなる・・・。(楽園時と荒廃時を画像にて比較したい方は、こちらをクリック!)
勿論、今年もご他聞に洩れず、
「大絶賛、荒廃中~!!!」
そんな中、まるで「掃き溜めに鶴」ということわざを具現化したかのように、10月にはバラ達が彩り始めた。(その「鶴」のようなバラの画像入り記事はこちら!)
今年もまた、庭が蘇る季節が巡って来た!!!
(BGM:松山千春「季節の中で」)
めぐる めぐる季節の中で
あなたは 何を見つけるのだろう・・・。
今日、庭で大量に見つけたのは、私の大切なバラ達の葉を喰い尽くして成長しているチュウレンジバチの幼虫・・・緑の体に大きな黒い目をした、にっくき奴ら・・・めぐる季節の中で真っ先に見つけてしまった・・・。
祝日の昨日、我が家のアシスタントを従えて、ガーデニング秋の陣に、いざ出陣~!!!
(主人は、ある時は新千歳空港で各種試食及び取材を担当、そしてまたある時は庭の土壌開墾やら剪定などに精を出す・・・結構マメで便利な男・・・)
昨日予定していた仕事は・・・
熱帯密林化した樹木の剪定(主人)
バラの誘因(主人)
裏庭の土壌開墾(主人)
農薬散布(私)
寄せ植え制作(私)
庭掃除(主人)
・・・どう見ても主人の方が肉体労働及び面倒な内容に見えないことも無いが・・・とりあえず気のせいということで、ここはスルーしておこう。
あらかじめ、昨年に引き続き九州の園芸業者から安くて根も葉もしっかりしているポット苗を50個ほど入手してある。今年は色とりどりのビオラや色鮮やかなガーデンシクラメンをメインに、クリサンセマムノースポールやペンタス、ブルーデイジー、プリムラマラコイデスなどを愛でようと思う!
既に咲き始めているものが多いが、今から植えて、日当たりと水遣りを管理し、マメに花殻摘みをすれば、来年6月頃まで花期が続く!毎年実証済みだが、私は夏場以外なら、間違いなく怠慢によって花を枯らしてしまう心配は無い!お~ほほほほほほっ
だから、この時期が肝心だ!
寄せ植えには、良い苗、良い土、良い肥料!!!
この基本がなっていなければ、いくら日当たりが良くても、手間をかけて育てても、満足行く生育に及ばないのだ!
特に、土!ガーデニング用の土や腐葉土など、今ではどこでも手に入るが、これまで色々と試した結果、ある園芸業者が作った土と出会うことが出来、それ以来毎回そこから取り寄せるようにしている。
作り手が丹精こめて作った土・・・フカフカでたくさんの空気を含んでいて、栄養価もタップリ!(匂いと手触りが全然違うから!)そしてなんとも軽い!そんな夢のような土と出会ってから既に3年・・・おかげで我が家の庭も花付きが良くなり、花季も長い・・・(夢のような良質の土を出荷している園芸業者を知りたい方は、こちらをクリック!)
結局私は、テラコッタの鉢の寄せ植えを6個作成、そして可愛いバラ達に農薬散布した。(チュウレンジバチの憎っくき幼虫達には、一斉退場して頂いた・・・合掌・・・)
庭木の剪定に悪戦苦闘していた主人だが、結局大きなゴミ袋×3でも足りない程の枝を剪定・・・。結構良く働いてくれた・・・(上から目線・・・)
出来上がった寄せ植えの画像をアップしようかとも思ったが、まだ花が咲き揃っていないので、何とも地味な画像になってしまうことが判明・・・あともう少し経過してから皆さまにご披露しよう~!!!
さて、秋の庭の風物詩といえば・・・咲き誇る花々だけでは無くて、やはりアレ・・・虫たちだ。
虫といっても害虫達のことでは無い。
余談だが・・・今日、枝の剪定をしてもらっていたら、どこかから落ちて来たのか・・・この世に生を受けてから46年間・・・これほどまでの大きさは見たことが無い!っちゅうか、こんな大きさってアリなワケ?っていうぐらいの毛虫を発見!マンガとかに出て来そうな程、黒くて細い毛が体中に生えていて、クネクネ這っていた・・・本人も急に地上に落とされたから、さぞ驚いただろうね・・・可愛そうだけど我が家の庭には居て欲しくないから・・・無言で割りばしでつかんで、門扉をおもむろに開け、道路向かいの男子校の木の根元に移動して頂いた・・・。元気に暮らせよ・・・。アディオ~ス
で、害虫では無くて風流な秋の音色の彼ら・・・そして、私が毎年6月の誕生から会う度に声をかけ、成長を見守っているショウリョウバッタ達だ。(私は常に彼らのことを「バッチャン」と呼んでいる・・・バッタのバッチャン・・・技もヒネリも何も無い・・・ひと滴のウィットすら感じられないこのネーミング・・・笑いたければ笑え・・・)
6月の梅雨に入る少し前、彼らは孵化する。庭の樹木や寄せ植えの葉蔭に生息しているのだが、最初は2ミリぐらいの芥子粒のような薄緑の体・・・そして叙々に成長し、この季節になるとオスでも4センチ前後、メスだと7センチくらいにまで大きくなっている。
彼らの寿命は多分来月初旬頃まで・・・その証拠に、そろそろ(特にメスは)自慢の綺麗な緑色の体が、ちょっとくたびれてきている・・・。暑い時期と違って、ちょっと動きも緩慢に見えるしね・・・。それが彼らの特徴だとは判ってはいても、何となく「もののあはれ」を感じてしまう、センシティブなあいぞう・・・。
昨日も庭仕事の最中に何匹かのバッチャン達を遭遇した。まだ元気がありそうな姿に主人共々ちょっと安心・・・。
日没近くまで思いっきり庭仕事に精を出した後、とりあえず1日の労をねぎらい、この日の労働は終了~!
残す仕事は、バラの肥料やりと他の庭木の冬支度、2階ベランダの花植えと塀の上に置く寄せ植え制作など・・・既に重労働は主人にやって貰ったので、あとは私一人で時間を見つけては少しずつやっていけば良いレベル・・・。
こうして趣味と実益を兼ねた秋のガーデニング初日は無事に終わった・・・
だいぶ「夏の荒廃または密林化」からは脱却できた模様・・・。
夕食の後、リビングの床に転がり、クッションを枕にテレビを見ていた主人・・・
せっかくの休日に丸半日も肉体労働を課せられたせいか、かなりお疲れモード。
そんな時、主人が来ている服を何気に見ていると・・・
右胸にエンブレムが・・・
あれ、その服、どこのメーカーのだっけ・・・?あのエンブレム、見覚え無いねぇ・・・。
でもさ、エンブレムって普通左胸じゃなくね???
◆画像では判りにくいが・・・薄いグリーンのシャツに、濃いミドリの刺繍・・・。
この服、ポール・スチュワートのだけど、こんなエンブレムだっけ???
気になって仕方が無いので、近づいてみた・・・。
画像もアップだ!!!
何故、こんなところに・・・
同じ緑色だから葉っぱと間違えたのか?それとも保護色だとか・・・。
庭仕事から主人の体に付いて来てしまったのでは無い。
だって、室内に戻ってから、この服に着替えたんだしね・・・。
窓も開けて無いから、多分、玄関から我々が出入りした時に室内に入って来たとしか考えられない・・・
ひぃ~!!!気が付いて良かった・・・
家具とかカーテンの裏とかに潜んでいたら、ずっと気付かず終いで飢え死にさせちゃうところだった・・・!
すぐに両手の間に捕獲して、窓を開けて大好物のミントの葉の上に逃がしてやった・・・。
もう二度と不毛地帯室内に入るなよぉ~!!!
午後中、庭で堪能したハズの秋の楽しい風物詩達・・・期せずして室内でも見かけることになるとは思いもよらなかった~(見つけた瞬間はビックリした!ちょっと肝を冷やしたし・・・)
さて、まだバッチャンと対面したことの無い我が家の将軍様ジョンイル・・・
以前、セミ騒ぎの時には狂喜乱舞!
余程の昆虫好きか???
理性を失う程の大ハシャギだったが、バッチャンならどうよ???
◆ただいま、大絶賛爆眠中~(決して起こさないで下さい・・・)
夏も終わったというのに、いまだにお腹を出して「ジョンのひらき」状態・・・
◆小さすぎるし、緑だと野菜みたいだし、骨と皮しか無いように細いし、オレの好みは高タンパク低カロリー・・・全然興味無し・・・脂ギッシュで肉食系のセミとは雲泥の差だな・・・。
(注:蝉は決して肉食では無い。飽くまでもイメージに過ぎない)
ねぇ、いつも聞きたいと思ってたんだけど・・・
なんで手を幽霊みたいに胸の前でセットしてるの???
・・・・・・・・無視・・・・・・(虫と掛けたオヤジギャグでは無い)・・・・・・・
念写場所:お江戸街並み八百八町の堀沿い柳の下
ジョン君の手はいつものように幽霊の如く・・・うらめしや~状態・・・
秋の風物詩を愛でる人間とは対照的に、
本能の赴くがままに生きる動物・じょん君・・・。
彼の辞書には風雅とか風流とか、そんな文字は当然ながら無い。
あるのは食欲と睡眠欲のみ・・・・
アレっ?誰かと似てる???
え~と・・・誰だっけ・・・・・???