おはようございます。

いつもありがとうございます。


小さい頃

一人きりで夜眠るのが寂しくて怖かった


時々、怖い夢を見ると

両親の部屋に泣きながら枕を持って行き


「怖い夢を見たの、一緒に寝てもいい?」

と言うと


必ず母は

「自分の部屋に戻りなさい」

と言う。


「怖くて眠れない」と泣く私に


「おいで」

「一緒に寝よう」

と言って父と母の間に私を寝かせてくれた父


私は母の方を向いて寝ようとすると

母は『プイッ』と私に背中を向けて寝るのがお決まり


そして私はその背中を泣きながら見つめながら寝るのがお決まり


そして優しくしてくれた父の方を振り向きもしない私に

「おやすみ」

と言って父が布団をかけてくれるのがお決まりだった。


そんな寂しがり屋の私に

  『パンダのぬいぐるみ🐼』

を父が誕生日にプレゼントしてくれた。


そのパンダのぬいぐるみはとても気に入って、

いつも私の横に置いて一緒に寝るようになった。


パンダのぬいぐるみはいつも垂れ目で笑顔だった。


母に怒られて自室に篭った時も

学校から帰ってきて落ち込んでいる時も

わけわからずむしゃくしゃしている時も

悲しい時も

寂しい時も

どんなに醜い自分でいる時も


パンダのぬいぐるみは何も変わらない

いつもと変わらない態度で

いつものように私に笑顔でいてくれた


おかしな

可哀想な

生き物かと思われちゃうかもしれませんが


パンダのぬいぐるみが

私の癒しで

絶対に裏切らない

親友だった


のちに


母に

捨てられちゃうんですけどね…