今日の散歩の風景。
家を出る。公園をすぎ静かな住宅地を通る。
曲がりくねった狭い道を通り、踏切を渡り、国道54号線に出る。
人が一人通れるほどの歩道をまっすぐ行く。
人影はまばら。
対向車線の車がゆっくりパレードのように通る。
電気工事の車が道をふさいていた。それを避けて通る。
しばらくまっすぐいくと、Y字路に出る。その左側を通り、ペットショップを左にみながら、都賀駅へと向かう。
白線の内側を歩き、先ほどよりかなり静かな道を通る。
歩いている自分のとなり、バスが追い越してゆく。
静かな住宅地を貫く道をまっすぐ進むと、やがて踏切に出会い、それを超え、しばらく歩くと、再び騒がしくなり、人とも出会うようになる。都賀駅近くに出会ったのだ。
酒屋、眼鏡屋、コンビニ、ビデオレンタルショップなどと出会い、まっすぐ行くと、空中を走るレールと出会う。モノレールだ。
その十字路を右に曲がり、一度都賀駅へと向かう。左右でカラオケショップやスポーツジムや本屋などが入ったビルと出会いながら、駅前に到着。そこのコンビニに入り、トイレ休憩を取る。コンビニの店員に挨拶し、用を足したあと、再び挨拶してコンビニを出て、元来た道に出会い、返す。
モノレールのレール沿いに進み、先ほどきた十字路に出会うと、今度は右に曲がる。先ほどきた来た通りを、道なりに進むことになる。
食べ物屋やドコモやauの電話ショップや、会社などが入った高いビルに出会いながら進むと、やがてある十字路に出る。
その右側に、先ほどきた出会ったモノレールのレールが遠ざかる形で見えた。
その十字路を境に、高いビルや食べ物屋が、低い住居やマンションなどの生活感あふれる建物に切り替わる。ある種の結界を超えたのだ。
自転車に乗っている人はいくらか見かけるが、歩いている人はあまり見なくなる。
しばらく道なりに歩くと、道に潰れた柿が落ちている。見上げると柿が木にたわわに実っている。柿には嫌な思い出があるんだよなぁ、と思いながら、その下を通り過ぎる。
右に小学校らしき建物と出会いながら、千葉市からの放送を聞く。お決まりの、夕方なので、子供達を守りましょう、という放送。
小学校を超え、信号を超えると青い看板の大きな建物が左に見えてくる。千葉コーポだ。
と思いながらふと右をみると、一階が駐車場の建物と出会う。
何かと思いながら進み、振り返ると、ヤマダ電機だった。
平日の午後だというのに駐車場は結構埋まっていた。
それを通り過ぎると、まもなく京葉道路と交差しますよ、という看板を左に見る。その近くで、老人が大きな犬を連れて遊んでいるのに出会う。
それを超えると、谷に出会い、道は橋でその上を通る。谷は比較的深く、谷底には道か金網か何かで覆われた川のような一本のラインが見えていた。
橋を超えると、京葉道路の上を超える。上も下も車が忙しく行き交う光景に出会い、信号を超えると、東京靴流通センターのオレンジの看板に出会った。
この看板をみると俺はほっとした。何故なら、昨日俺はこの店の向こう側で合流した道を通って千葉にやってきたのだ。
昨日きた道と出会い、なんとなく足も軽やかになる。
人も少しずつ増えてきたようだ。
遠くには、千葉のビル街も見える。もう少しだ。
車の販売店やラーメン屋、住宅建築会社などの店舗と出会いながら、道なりに進むと、遠くに10階程度の目立つビルに出会う。ラブホテルだ。
その前に位置する大きな十字路を超え、その高いラブホテルのすぐそばを曲がり、ラブホテル街に入る。
ラブホテル街は大通りの喧騒からは想像も出来ないほど静かで、道からラブホテルの駐車場を除くと、4、5台程度は入っている。部屋のカーテンは一様に閉められていて中の様子は窺い知れないが、この時間にしては盛況のようだ。
ラブホテルの間を抜ける細い道を通りを、電車と並行した道に出る。と、一台の車が前方からやってきた。
よく見ると助手席に女性を乗せていたので通りすぎた後で振り返ると……、先ほどそばを通り過ぎたラブホテルへと姿を消して行った。やるんですね。
そう思いながら前を向き、再び歩き出すと、後ろ側、上りの線路からことんことん、という音が大きくなってくる。電車だ。
ステンレスの車体に青と黄色のラインを乗せた五両の千葉行き普通電車は俺を追い抜くと、あっという間に遠くへと姿を消す。
それを見送りながら歩いていると、今度はその反対の、下り線路から、白と黒と赤の矢が近づいてくる。成田エクスプレスだ。
成田エクスプレスは快音を残しながら、俺とすれ違っていった。
その後、俺は道なりに歩き、二軒のラブホテルの間を抜けると、さっき通っていた大通りと再び出会う。
学生や自転車の主婦などと信号を待ち、青になったので横断歩道を渡ろうとすると、左足を上げた状態で車椅子に乗った老人と出会う。
大変だな、と思いながら信号を渡り、右に曲がり、千葉駅方面へと進む。
左に人が入っていなさそうな電気屋を横目にしつつ、右にマンションを見ながらまっすぐ行くと、坂道の十字路に出会う。
その下を通り、左にマンションの近くで遊ぶ子供達を見ながら、十字路の下を通る。
再び大通りと合流し、進むと、右手に文化会館のガラス張りの建物に出会う。今日はどうやらイベントがあるらしく、ロビーに人が集まり、多くの女性が文化会館へ向かって歩いているところだった。
文化会館をすぎ、左手に川を見ながらそれを超え、x型の十字路を超えると、再びモノレールと出会う。
さらに進むと、京葉銀行が建てた建物があり、そのすぐ近くの、地下へと進む入り口と出会った。
そこへともぐって行くと、そこは自転車の駐輪場。
二列の道の左右に、自転車が静かに置かれている。この持ち主たち、今は一体どうしているんだろうな。この自転車たちを、置き去りにしたりしている人も中にはいるのだろうな。
そんなことを思いながら、静かな自転車置き場を通り抜け、自転車は通り抜けられない入り口の自動ドアを抜けると、そこは広く明るい通りだった。
あちらこちらには階段やエレベーターがあり、千葉駅前のあちこちへ抜けられるようになっていて、左右の壁には千葉の名産品などが展示されているその近道の一番奥へと進み、右側へと向かう。隣に大雨などで故障し、封鎖されたエスカレーターを見ながら階段を登り、上にガラス張りのドームを見ながら地上に出ると……。
目の前には電車の高架。行き会う人々や自転車。ティッシュなどを配るバイトの人。ロータリーに止まるバスやタクシー、遠くには駅ビルが見える。
と言うわけで。千葉駅に着きました。時間にして二時間ほど。お疲れ様でした。
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家を出る。公園をすぎ静かな住宅地を通る。
曲がりくねった狭い道を通り、踏切を渡り、国道54号線に出る。
人が一人通れるほどの歩道をまっすぐ行く。
人影はまばら。
対向車線の車がゆっくりパレードのように通る。
電気工事の車が道をふさいていた。それを避けて通る。
しばらくまっすぐいくと、Y字路に出る。その左側を通り、ペットショップを左にみながら、都賀駅へと向かう。
白線の内側を歩き、先ほどよりかなり静かな道を通る。
歩いている自分のとなり、バスが追い越してゆく。
静かな住宅地を貫く道をまっすぐ進むと、やがて踏切に出会い、それを超え、しばらく歩くと、再び騒がしくなり、人とも出会うようになる。都賀駅近くに出会ったのだ。
酒屋、眼鏡屋、コンビニ、ビデオレンタルショップなどと出会い、まっすぐ行くと、空中を走るレールと出会う。モノレールだ。
その十字路を右に曲がり、一度都賀駅へと向かう。左右でカラオケショップやスポーツジムや本屋などが入ったビルと出会いながら、駅前に到着。そこのコンビニに入り、トイレ休憩を取る。コンビニの店員に挨拶し、用を足したあと、再び挨拶してコンビニを出て、元来た道に出会い、返す。
モノレールのレール沿いに進み、先ほどきた十字路に出会うと、今度は右に曲がる。先ほどきた来た通りを、道なりに進むことになる。
食べ物屋やドコモやauの電話ショップや、会社などが入った高いビルに出会いながら進むと、やがてある十字路に出る。
その右側に、先ほどきた出会ったモノレールのレールが遠ざかる形で見えた。
その十字路を境に、高いビルや食べ物屋が、低い住居やマンションなどの生活感あふれる建物に切り替わる。ある種の結界を超えたのだ。
自転車に乗っている人はいくらか見かけるが、歩いている人はあまり見なくなる。
しばらく道なりに歩くと、道に潰れた柿が落ちている。見上げると柿が木にたわわに実っている。柿には嫌な思い出があるんだよなぁ、と思いながら、その下を通り過ぎる。
右に小学校らしき建物と出会いながら、千葉市からの放送を聞く。お決まりの、夕方なので、子供達を守りましょう、という放送。
小学校を超え、信号を超えると青い看板の大きな建物が左に見えてくる。千葉コーポだ。
と思いながらふと右をみると、一階が駐車場の建物と出会う。
何かと思いながら進み、振り返ると、ヤマダ電機だった。
平日の午後だというのに駐車場は結構埋まっていた。
それを通り過ぎると、まもなく京葉道路と交差しますよ、という看板を左に見る。その近くで、老人が大きな犬を連れて遊んでいるのに出会う。
それを超えると、谷に出会い、道は橋でその上を通る。谷は比較的深く、谷底には道か金網か何かで覆われた川のような一本のラインが見えていた。
橋を超えると、京葉道路の上を超える。上も下も車が忙しく行き交う光景に出会い、信号を超えると、東京靴流通センターのオレンジの看板に出会った。
この看板をみると俺はほっとした。何故なら、昨日俺はこの店の向こう側で合流した道を通って千葉にやってきたのだ。
昨日きた道と出会い、なんとなく足も軽やかになる。
人も少しずつ増えてきたようだ。
遠くには、千葉のビル街も見える。もう少しだ。
車の販売店やラーメン屋、住宅建築会社などの店舗と出会いながら、道なりに進むと、遠くに10階程度の目立つビルに出会う。ラブホテルだ。
その前に位置する大きな十字路を超え、その高いラブホテルのすぐそばを曲がり、ラブホテル街に入る。
ラブホテル街は大通りの喧騒からは想像も出来ないほど静かで、道からラブホテルの駐車場を除くと、4、5台程度は入っている。部屋のカーテンは一様に閉められていて中の様子は窺い知れないが、この時間にしては盛況のようだ。
ラブホテルの間を抜ける細い道を通りを、電車と並行した道に出る。と、一台の車が前方からやってきた。
よく見ると助手席に女性を乗せていたので通りすぎた後で振り返ると……、先ほどそばを通り過ぎたラブホテルへと姿を消して行った。やるんですね。
そう思いながら前を向き、再び歩き出すと、後ろ側、上りの線路からことんことん、という音が大きくなってくる。電車だ。
ステンレスの車体に青と黄色のラインを乗せた五両の千葉行き普通電車は俺を追い抜くと、あっという間に遠くへと姿を消す。
それを見送りながら歩いていると、今度はその反対の、下り線路から、白と黒と赤の矢が近づいてくる。成田エクスプレスだ。
成田エクスプレスは快音を残しながら、俺とすれ違っていった。
その後、俺は道なりに歩き、二軒のラブホテルの間を抜けると、さっき通っていた大通りと再び出会う。
学生や自転車の主婦などと信号を待ち、青になったので横断歩道を渡ろうとすると、左足を上げた状態で車椅子に乗った老人と出会う。
大変だな、と思いながら信号を渡り、右に曲がり、千葉駅方面へと進む。
左に人が入っていなさそうな電気屋を横目にしつつ、右にマンションを見ながらまっすぐ行くと、坂道の十字路に出会う。
その下を通り、左にマンションの近くで遊ぶ子供達を見ながら、十字路の下を通る。
再び大通りと合流し、進むと、右手に文化会館のガラス張りの建物に出会う。今日はどうやらイベントがあるらしく、ロビーに人が集まり、多くの女性が文化会館へ向かって歩いているところだった。
文化会館をすぎ、左手に川を見ながらそれを超え、x型の十字路を超えると、再びモノレールと出会う。
さらに進むと、京葉銀行が建てた建物があり、そのすぐ近くの、地下へと進む入り口と出会った。
そこへともぐって行くと、そこは自転車の駐輪場。
二列の道の左右に、自転車が静かに置かれている。この持ち主たち、今は一体どうしているんだろうな。この自転車たちを、置き去りにしたりしている人も中にはいるのだろうな。
そんなことを思いながら、静かな自転車置き場を通り抜け、自転車は通り抜けられない入り口の自動ドアを抜けると、そこは広く明るい通りだった。
あちらこちらには階段やエレベーターがあり、千葉駅前のあちこちへ抜けられるようになっていて、左右の壁には千葉の名産品などが展示されているその近道の一番奥へと進み、右側へと向かう。隣に大雨などで故障し、封鎖されたエスカレーターを見ながら階段を登り、上にガラス張りのドームを見ながら地上に出ると……。
目の前には電車の高架。行き会う人々や自転車。ティッシュなどを配るバイトの人。ロータリーに止まるバスやタクシー、遠くには駅ビルが見える。
と言うわけで。千葉駅に着きました。時間にして二時間ほど。お疲れ様でした。
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