29・8・16

 このところ庭に出ていない。窓から外の変化を見ているだけだが、それも植物の生成発展を見ると、生きている甲斐がある。

 冬が来れば春を思い、春はやがて夏、緑一色、夏はうるさい程の葉の繁り、セミの声。これを何十年くりかえしている間に生物の生命はつきる。これが輪廻というものか、としみじみ思う。も少し生きて、その変化を見たい。