28・6・13

 曽野綾子さんが大江健三郎氏の沖縄ノートのウソを見抜いて綴った渡嘉敷島の集団自決の眞實である。伝えられる日本軍の住民自決命令はなかった。という、極めて実証的なドキュメントである。

 戦時中の混乱の中に起きた事実は、ありのまゝに伝えられることは少ない。これは、戦場にいた経験のある私の実感でもある。