黄 文雄「近代中国は日本がつくった」

Ｈ２８．１．２７
中国は一方的に「正しい歴史認識」と称して日本軍が「南京大虐殺」、「三光作戦」、「従軍慰安婦」などに象徴される「侵略」「虐殺」「放置」「暴行」「略奪」の軍隊であり、西欧諸国に遅れはしたが、中国などアジアの国々に許し難い破壊と抑圧を加えた国であると宣伝にこれ務めている。それは全く間違いであって、「日本人は中国に対して反省や謝罪をする必要な一切なく、むしろ中国の方こそ日本に感謝すべきである」と著者は主張している。
彼は「日本は日清戦争以降、中国を侵略したというより、むしろ中国の再生を願い、政治、経済、文化、そして文明そのものの再構築に驚くほどの貢献をしているのだ。」近代中国をつくったのは日本人であり、少なくとも日本なしでは中国の近代化は絶対にありえなかった」（まえがきからの引用）
彼は、台湾生まれの文明史家、評論家で「韓国は日本人がつくった」などの著書もある。
今日の日本には全面的に彼の言辞に同調する人は少ないかもしれないが、具体的な証拠を挙げての彼の諸論にはうなずける場所が多いことは、軍人としてではあったが今次大戦中二年近く中国で軍司令部の主計将校として働いていた私の経験からも言えることであると思っている。
敢えて諸氏に一読を薦める。

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