選挙にどのような影響を与えていくのかまだ予測はつかないが、やはりネットを見るところの人の数が、ネットを使うことが解禁されることによって増えることが考えられる。したがって印刷物の配布やポスターなどによるところの運動よりも、その状況に対する対応力が強いだけに、これからもネットによる選挙への影響力が大きくなることが当然考えられるわけで、今後とも従前よりもネットに力を入れているだろう。

今回の解散総選挙が、唐突と思われているだけに全く新しい候補者が減っていると云う事が一つの特徴となっている。一年生議員というのはどうしても基盤が安定していないために二回目の選挙で落選する人が以前から少なくなかったが、今回は特に前回の選挙からの期間が比較的短かったこと、それから前回は自民党のブームのような風による当選者が多かっただけに今回の総選挙に於いては落選する一年生議員が多いのではないかという見方もあるが、これに対抗する野党の準備、例えば選挙区の調整なども十分とは言えない。
したがって自民党が圧倒的に優勢で投票日を迎えるとマスコミに伝えられているが、本当にそうだろうか。不思議なもので、例えば知事をした人がやめて立候補した場合、最初はほとんど当選する。つまり知事時代に築いた顔・名前が選挙に非常に力を発揮しているのであるけれども二回目の選挙になると落選する割合が非常に多い。というのは一回目の選挙は楽である、一回目の選挙ではお世話になったりした人に借りを返しているという気になっている選挙民も多くいることもあって調子が良いが、二回目の選挙で落選するということが多かったけれども、今回全国的に知事経験者が候補に立っているかそれはよく調べてみないとわからないと思う。