26・4・2014
この頃政府の施策に○○特区といったようなものを設けて、そこで通常の国の規制を緩めたり、除外したりする試みが実現しかけている。カジノを認める案まであって、関連株がもう市場で値上がりしかけている、という。
国の規制の中で上めたり、改正したり、緩めたりした方がよいものはそれこそ山程あるから、それを改廃するのは、私も大賛成である。思い切ってやったらいいと思っている。
しかし、特区のようなものを作って、国土のごく一部について適用してみることにはどうも賛成し難いのである。
それこそ衆智を集めて各種の規制を検討し、改廃した方がよいと思ったらそうしたら良いので、そこに試験的な区域を限ってからの適用と、いったような中途半端なことはしない方がいい。
第一、区域を限って特区などいっても、隣の地区に跨るものはどうするのか、何時まで続けてみるのか、等々、疑問が生じてくるし、又、一旦特区にして了うと、工合が悪いことが発生しても、もう後戻りはできなくなっているし、とにかく徒らに混乱を招くので、意義はなくなって了うのではないか。
も一度言う、地域の特性を生がして特区を設けることではなく、何故日本の国全体を漸進的にだ、しかに思い切った規制緩和を試みてみた方がよいと確信する。