26・3・5
海外の政府系ファンドが日本株投資を拡大している。資産が約八〇兆円超という世界最大級の政府系ファンド、ノルウェー政府年金基金は昨年末で約三兆七千億円の日本株を保有し、一年前からほぼ倍増した。この額は東証の時価総額四四〇兆円程度の一%に迫る金額である。
中東やアジアの政府系ファンドも日本株投資を拡大している。
政府系ファンドは国の資金を運用するという性格上五~一〇年といった長期で株を保有することが多い。
アベノミックスを機に日本企業の構造改革が進み、成長力が高まるとの期待があって、日本株投資が進んでいる。
この傾向が続けば、一時的な株価の上下に拘わらず、ファンド・マネーは日本の株式相場の下支え要因となりそうだという。