26・2・15

 自民党内で内閣府の組織見直し論が浮上しているという。当り前である。私も前から、各省庁に跨りそうなものは、何でも彼でも内閣府の所管というようにするのは、まことに芸のないことであるばかりでなく、そういうことを続けていたら内閣全体の機能がおかしくなって了うことを痛感していた。

 見直し論が出ているのは、まことに結構なことで、も一度組織を組み直したらいいと思う。

 役所は権限で生きているものだから、組織の組直しなどしようと思うと、必ず権限争義がぶり返してくる。

 しかし、それを心配していたら何もできない。今官高政低と言われているが、安倍総理のコントロールがきく間に是非内閣府の見直しをして貰いたい。

 私は、内閣府の業務のうち各省庁の業務に近いものをその省庁に移して少しづつ解体して行くのがいいと思う。もめたら、それこそ総理の裁決である。