26・2・2

 佐藤雅美のものを初めて読んだ、なぜ、この本が書架にあったかはっきりしない。(平成六年七月十六日に米子で買った、と記してある)。

 それにしても江戸期の裁判について公事宿などの存在することも知った。裁判の仕方が思っていた以上に組織的であることもわかり、江戸時代の政治の在り方もなかなかのものだと思った。

 徳川三百年の鎖国の時代は平和なればこそ文化文明の面でも思った以上に集展していた、その土台があればこそ明治維新後の近代国家としての日本の発展が可能であったことを改めて知る思いであった。